最近よく聞かれるのが、
「円安って結局どう考えればいいんですか?」という相談です。

結論から言います。

円安は、何もしない人から静かにお金が減っていく構造。

 

円安になるとどうなるか。

ガソリン、食料、電気代…
生活コストはじわじわ上がります。

でも給料はすぐには上がらない。

 

 

ただ、ここで重要なのは
円安=悪ではないということ。

実際には、

・海外で稼ぐ企業は利益が出る
・外貨を持っている人は資産が増える

というように、
立ち位置によって結果が変わります。

 

ここで、司法書士として強く感じることがあります。

相続の現場でも同じですが、
「何も考えずに現金だけ持っている人」が一番ダメージを受けます。

 

ではどうするか。

答えはシンプルです。

・円だけに依存しない
・資産を分散する(NISAなどでもOK)
・収入の取り方を見直す

特別なことは必要ありません。

 

為替は国がコントロールしてくれるものではありません。
介入があっても一時的です。

だからこそ、

自分の資産は自分で守る時代です。

 

静かに差がつく今、
動いた人から守られていきます。


「不動産、ビットコインで買えますか?」

結論から言います。
簡単にやると、かなり危険のようです。

 

今回、金融庁から宅建業者に対して
“暗号資産を使った不動産取引は慎重に対応せよ”
という要請が出ています。

理由はシンプルです。
マネー・ローンダリングに使われやすいから。

 

暗号資産は

『国境を超えて一瞬で移動できる』
『匿名性が高い』
『資金の出どころが見えにくい』

つまり、

「お金の正体を隠す」には最適なツールです。

 

そこに「不動産」という
高額で価値のある資産が組み合わさるとどうなるか。

→ 犯罪資金の洗浄装置になります。

 

だから金融庁はこう言っています。

『無登録で暗号資産の交換をしたら違法の可能性あり』
『怪しい取引は警察へ通報』
『本人確認は徹底』
『海外絡みは別途報告義務あり(3,000万円超など)』

 

ここで一番怖いのは何か。

「知らずに関わること」です。

『売主として暗号資産を受け取る』
『業者が間に入って換金する』
『海外から資金が流れてくる』

このあたり、
一歩間違えると“違法スレスレ”に入ります。

 

実務の感覚で言うと、

「暗号資産で決済したい」と言われた時点で
一度立ち止まるべき案件です。

 

時代は変わっています。
確かに暗号資産はこれから広がるでしょう。

でも現状はまだ、
自由に使っていいお金ではなく
強く監視されているお金です。

 

暗号資産×不動産は、まだグレーゾーンが多すぎる。
安易に手を出さないことをおすすめします。

 

東京電力がいま、水面下でかなり大きな一手を検討しているようです

それが――
「黄金株(ゴールデンシェア)」の導入。

 

■ 黄金株って何? 

一言でいうと、
「たとえ株をたくさん持ってなくても、重要な決定にNOと言える株」

つまり今回の案は、
👉 日本政府がその“拒否権”を持つ
というものです。

 

■ なぜこんな話が出ているのか 

 

背景はシンプルです。

『福島の賠償と廃炉 → 巨額コスト
『電力需要の増加 → 投資も必要
『外資や民間との提携 → 資金が欲しい

でもここで問題。

👉 外資が入ると「経営に口出し」される
👉 エネルギーは“国の安全保障”そのもの

つまり、
「資金は欲しい。でも支配は渡したくない」

この矛盾を解決するのが黄金株です。

 

 

■ この構造、めちゃくちゃ重要です 

 

表向きは民間企業でも、実態はこうなります。

👉 最終決定権は“国家”
👉 経営は“半分国営”

これ、何を意味するか。

『電気料金の決定』
『原発政策』
『再エネ投資』

全部に政治が絡む可能性が高い。

 

■ 司法書士的に見るポイント 

 

本質はここ

「所有」と「支配」は別物ということ

株を持っていても支配できない。
逆に、少ししか持ってなくても支配できる。

これは会社法の超重要テーマですね

相続の相談でよくあるパターンがあります。

「財産は少しある。でも借金の方が多そう。ただ、その借金はかなり古い…」

つまり
👉 相続放棄するべきか
👉 時効援用して借金を消すべきか

ここで悩むケースです。

 

結論から言うと、
この判断、かなり危険です。

 

たしかに理屈だけ見ればこうなります。

相続放棄 → 借金も財産も引き継がない
時効援用 → 借金が消えれば財産が残る可能性あり

だから「時効援用すれば得じゃない?」と思いがちです。

 

でも、ここに大きな落とし穴があります。

相続人が時効援用をすると、
相続を認めた(単純承認)と判断されるリスクがある
んです。

 

何が怖いかというと…

「時効だと思って援用した」
→ 実は過去に裁判や一部返済があって時効が止まっていた

この場合どうなるか。

👉 時効は成立しない
👉 でも援用したことで“相続は承認した扱い”
👉 相続放棄もできない

結果、
借金だけ背負う可能性があります。

これはかなりキツいです。

 

じゃあどうするか。

ポイントはシンプルです。

  1. 相続放棄の可能性があるなら、先にそっちを検討
  2. 安易に時効援用しない
  3. まず債務の調査(中断事由の有無)
  4. 時間が足りなければ熟慮期間の伸長申立て

そして、実務的にはこう考えます。

👉 財産が少ないなら、迷わず相続放棄
👉 「時効でいけそう」は一番危ない判断

 

相続は「知っているかどうか」で結果が変わります。

特にこのテーマは、
“ちょっと得しよう”が一番損する分野です。

 

 

岐阜清流マラソンに参加してきました。

正直、しんどい場面は何度もありました。
足も重くなるし、「もういいかな」と思う瞬間もあります。

 

でも、そのたびに沿道からの声が聞こえてきます。
「頑張れー!」
たった一言なのに、不思議ともう一歩前に出られる。

自分一人で走っているつもりでも、実はそうじゃない。


人の声、人の存在に支えられていると実感しました。

今回あらためて感じたのは、
「人の力って本当にすごい」ということです。

仕事でも同じだと思っています。


法律や手続きだけではなく、
関わる人の一言や寄り添い方で、結果も気持ちも変わる。

マラソンを走りながら、そんなことを考えていました。

あの声援を思い出しながら、
また日々の仕事にも向き合っていきます。