今回の場合はときに命を奪い、人格まで変えてしまうギャンブルの魔性を喩えているのでしょうね。
ギャンブルとは、経験が積み重ならないもの。
熟練者や知恵者が常勝するとは限りません。
それでも大局的に見たアベレージでは差が付くこともありますが、特にここ一発の「張り」は永遠に闇。
人智の届かぬ世界であり、経験を積んだとて分かった気になってはいけないのですね。
カイジがその奇跡を身に沁みていると・・
カイジも今宵の軌跡を回顧・・・
思えば色々ありました。
村岡社長に三好前田、達也亜理沙・・・もう遠い昔のようだ。
実際昔ですけど。
見事な回想、計16ページ。
・・・贅沢すぎて涙が出るよ。
不屈の魂で闘い抜いた一夜、
ただ、いつまでも感傷に浸っていても仕方ない。
3人は逃亡中、まだ勝ちは確定していません。
粛々とすべきことが残っている。
はい、その通りですね。
道草を食いましたし急いでほしい。
無事に辿り着けるのか、約束を果たせるのか。
次回に期待します。
・・・今回は薄味なので、これと言った感想が思い付かない。
寂しいので、福本先生の目次コメントを紹介します。
最近、仕事、少し、苦戦気味です。進みが悪い。
・・・前半二文字を除けば、素晴らしく同感です。
二桁ページに及ぶ回想が多用されているのも、その繋ぎの為かな。
改めて納得。
例えば村岡社長の白振り込みなんて、いったい何度目にしたことでしょう・・・。
特に目的はありませんが、せっかくなので調べてみました。
堕天録13巻で『ロォーンッ!』してから、
和也編冒頭で1回目の回想
同10巻で2回目
ワン・ポーカー編1巻で2度。
(3回目)
(4回目)
同6巻で5回目
同12巻で6回目
同15巻で7回目
これは決着シーンなのか微妙ですけど。
そして今回
8回目ですか。
・・・ネタが無いと自然に皮肉ってしまうのは悪癖かな。
今さら悲観したい訳ではないのですが、感想の流れでつい付け加えてしまう。
恐らく直らないので、諦めて来週まで大人しくします。
・週刊ヤングマガジン№1(2018/1/1号)より。