釜山の金海空港でルーターをレンタルする 2015年4月 | ちょっとそこまで☆増刊号

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ピーチ

2015年4月末、釜山へ行ってきた。いつもの海外旅行ならSIMカードのレポートをするところだが、今回は残念ながらレンタルルーターだけ。内容は、ktレンタルルーターと、olleh プリペイドWiFiについてのレポートとなる。

金海空港コンビニ日本同様、旅行者用SIMカード後進国だった韓国も、最近ではコンビニで気軽に購入できるようになっている。開通作業が少々面倒なのはともかく、短期旅行でお得感のあるプランがない。30日でW30,000というと、最近の円安レートでは3,300円。30日なら納得だが、2泊3日では1日1,000円を越えてしまい、ちょっと手が出ない。円安と韓国の物価高のダブルパンチで、食費も下手すると以前の倍近くかかってしまうので、通信費にこれだけつぎ込むのは旅行全体のバランスが崩れてしまう。7日でW10,000くらいのSIMを販売してくれたら買うのに。

詳細はこちら EVERGREEN mobile EG SIMカード

写真は、空港のセブンイレブンに貼ってあった、kt M mobileのステッカーなのだが、詳細の適当なサイトが見つからない。とりあえずこことか…


●ktレンタルルーター
レンタルルーターは、ガラケー時代に一度だけ日本で借りて持って行ったことがあるが、すぐにバッテリーは上がるし空港で手続きや返却がわずらわしく、いいイメージがなかった。それになんといっても、SIMで普通の携帯として使うのに比べて紐付きの感覚があって、出来ることなら避けたかった。しかしこういう事情では仕方ない。それにネットの書き込みでは、ルーターの性能も上がっているようなので、試してみることにした。

金海空港レンタルカウンター

釜山の金海空港に着くと、キャリヤのレンタルカウンターはすぐに分かる。広くはない到着ロビーに、LG、kt、SKの3社が並んでいる。konestの割引があったのでktのレンタルルーターを予約していたが、特に混雑している様子もなく、成り行きでどこで借りても良さげな雰囲気だった。

料金は1日W5,000。保証金としてカード引き落としでVAT込みW16,500。これは返却の際戻ってくる。ktの公式サイトはこちら

手続きは日本語でしてもらえるし、パスボートとカードがあれば別にややこしくもない。その場でWi-Fiが飛んでいるのを確認してもらって、端末にシールで貼ってあるパスワードを入力して準備完了。何のストレスもなかった。

eggルーターケース

ルーター本体はスマホより一回り小さいサイズ。ケースには簡単なマニュアルとACアダプター。予備バッテリーは含まれてない。

Wi-Fiではなくルーターなので、普通にどこでも使える。速度も特に遅いと感じたこともなく、グーグルもfacebook もいつもと変わらず動く。釜山の街中だけでなく、慶州の町を自転車で回っているときも、バスで仏国寺に向かうときも、グーグルマップはサクサク動いていた。

ollehEGGルーター

気になっていたバッテリーだが、昼間ずっとルーターをつけていて、バッテリー切れになるようなことはなかった。ホテルに帰ってきたらOFFにして充電を開始。ホテルではホテルのWi-Fiを使って、翌朝出かけるときにまたルーターをONにする。昼間ルーターはカバンの中に入れっぱなしで、何も意識することはなかった。これなら予備バッテリーも必要ないし十分使える。安いSIMが販売されなければ、次回もレンタルルーターでいこう。

出発ロビー

ktとLGの返却カウンターは3階、出発ロビーの右上。吹き抜けのギャラリーになっているフロアだ。ピーチのチェックインカウンターは一番左なので、その反対側になる。ピーチの近くにSKがあるが間違えないように。エスカレーターで上がって一番右まで行く。

返却カウンター

返却して端末のチェック、補償金の返却。カード決済でも現金でもOKだが、帰国間際にウォンで受け取るのもなんだかなので、カードにする。ちゃんと計算していないが、実際のところどうなんだろう。


●kt Olleh WiFi
今回は、ルーターだけでなく有料Wi-Fiサービスも利用してみた。SIMと違ってこちらは1日W3,300と安いので、気兼ねなく試せる。詳細はこちら。 olleh prepaid wifi

ollehWiFi利用券

金海空港の到着ロビーでルーターのレンタルを済ませた後、同じフロアのコンビニへ。SIMカードはコンビニで売っているが、今回はパス。Wi-Fi利用券は、売場に並んでいるものではないので、探してもダメだ。レジでいきなり「オレ ワイパイ イヨングワン ジュセヨ(olleh Wi-Fi 利用券ください)」などと言わなければならない。これがちょっと敷居が高いかもしれない。喋るのがダメならolleh Wi-Fiと紙に書いて見せるか。空港だから英語でもなんとかなるだろう。通じたら「1day」または「1hour」。黙っていても聞かれるので答えればいい。これでOKだ。

1日分W3,300を払うと、レジのレシートをくれるが、これが利用券になっており、カード番号(PIN)も書いてあるので捨ててはいけない。他に何かカードやパンフレットをくれるのかと待っていても何ももらえないので、そのつもりで。

あとはWi-Fiの画面でolleh wifiを選ぶと、自動的に認証画面が出るので、そこでレシートの番号を入力するとそれで準備完了。あとは空港や駅など、めぼしいスポットでWi-Fiが飛んでいると自動的に繋がる。

KTXとWiFi

写真は、慶州へ行くときに釜山駅構内で発車待ちのKTX車内で撮ったスクリーンショット。ルーターとolleh WiFiに加えて、KTX-WiFiまで拾っている。

1日券は、最初に接続して認証されてから24時間なので、それを考えて無駄なく使おう。

ルーターを借りていたら有料Wi-Fiの出番はあまりないのではと思うが、帰りの空港で、出国前にルーターを返してしまうと接続環境がなくなる。空港内で無料のWi-Fiは飛んでいるが、不安定だったり場所によっては繋がらなかったりする。こんなときに、搭乗時間まで確実なWi-Fiがあると便利だ。

ちなみに出国後、搭乗ゲート付近のコンビニではolleh Wi-Fiは扱っていなかった。次回はチェックインカウンターのある1階コンビニで、搭乗待ち時間用のWi-Fi利用券を買っておくことにしよう。1時間券はこういう使い方をすればいいのかと、帰る間際に納得した。

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関空第2ターミナル

●おまけ 関西空港第二ターミナルで買えるプリペイドSIM
関西空港でピーチを利用すると第二ターミナルへ行くことになる。これはもう別の空港みたいなもので、規模は小さいが、かえって使いやすい。駐車場は屋外だがビルの目の前だし、施設も必要最小限は揃っている。

関空のSIMカード

で、出発到着兼用のロビーのコンビニには、旅行者用のSIMカードが置いてある。たくさん種類があるように見えるが、プランは7日間1,800円と15日間2,800円の2種類。あとはカードのサイズ別に各3種類。LTE対応1日上限100MBで、日割り300円しないのなら妥当な線だ。詳細はこちら。 U-mobileプリペイド

ただしデータ専用なのがネックだが、最近は通話もLINEなりskypeなりでどうにでもなるので、観光旅行ならこれで十分だろう。

ということで、今回の釜山モバイルレポートは終了。いずれもっと安いSIMが販売されたら、買ってみることにする。

ゴールデンウイーク中は、海外からの旅行客が激増しているニュースが目立っていた。円安のおかげで日本へ来るにはいい時期だろう。逆にこちらから出かけていくには、なかなかきびしい状況だ。だからと言ってやめられない海外旅行、夏にはまた次のレポートをお届けできるよう、日々のしのぎを頑張ることにする。

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