私は純文学、兎角三島由紀夫や島崎藤村が好きだ

作品に出てくる恋人たちの逢瀬にいたる手段や心の移ろいなど、情景がありありと目に浮かび、生々しいのにどこかロマンを感じる


仕事中なので簡単に、、

最近は世の中が便利すぎて、大事な人と過ごす時間の大切さを見失っている人が多いような気がした

恐らく昭和の時代ならば気軽に出来なかったであろう電話、メールと違って即座にフォローが出来ない手紙

時間も言葉も、時代が進むにつれておろそかになりつつあるのかなと


結果、どこか軽々しくて、男も女も相手ではなく「恋している自分が好き」な状態に陥っているような気がする

時々は、出かけるときに携帯の電源を落として、前日以前の待ち合わせだけを頼りに会ってみたら、きっといつもより会えたことがうれしくなるんじゃないだろうか


今読んでいる「沈める滝」では、主人公がダム建設のために山奥で越冬する

恋人はその間、豪雪に埋もれた土地へ手紙すら届けることが出来ずに春をじっと待つ

春になり、半年振りの逢瀬では、お互いそれまでは気付かなかった新たな魅力や、新たな現実に直面する


半年ってのは無理かも知れないけれど、一日で相手のことを待ちわびることが出来るような、そんな「不便さを楽しむ」っていうのがあっても良いと思う

昔は、駅の伝言板に「先に行きます」という言葉を良く見かけた

今では、、

お互いの距離が近すぎると、どこかないがしろにしてしまわないかと、時々不安になる


昭和の恋を、素敵だと思う

父に対する疑問を持つのに、それほど時間はかからなかった

当時父には、再婚を前提にした恋人がいた

私と一回りしか変わらない、多少の資産がある家の女性だ

彼女(Nさん)は当時から一年前に、前夫を亡くしていて、小学生の息子がいた


Nさんは私に良くしてくれていた

前職の関係から、服をたくさんもらうことが出来るらしく、新作のコートやジャケット、スーツなどをたくさんくれた

妹たちが遊びに来ると、同様に服をたくさんあげていた


でも私も妹も、その服に袖を通すことは一度もなかった


ある日、酒に酔った父が、母と離婚した当時の話を私にし始めた

話し始めに、前提として

「これはお前の「親」の話じゃなくて、あくまで「男女」の話として聞いて欲しいけれど」

ということを言った

結婚当初から、父には交際していた女性が三人いた

箱入り娘だった母は、それに気付かずに、デートで帰宅が遅くなった父を労い、父はそんな母親に「申し訳なさを感じた」と話す

母が次女になる妹を妊娠中、父は出張から帰ると、体調の不良を訴えた

検査した結果は、性病だった

そのとき父は母に、

「温泉宿に泊まったから、共同浴場で感染したのかも」

と伝えた


(ここからは母から聞いた話だ)

母はそれを信じ、浴室やタオルからの自分への感染を恐れて、病院で事情を医者に話した

医者は一通り事情を聞くと、多少鼻で笑うような口調で、母に告げた

「奥さん、性病って言うのはね、性交渉で感染するから性病なんですよ」

その言葉で、父の嘘に気付いた母は、以来父を信用できなくなった

離婚することも考えたが、私がまだ幼かったことや、都心から東北へ一人嫁いだ事への心細さが、母を踏みとどまらせた


(ここから父の話+私の記憶)

「まあ俺も悪いけど、何もかも疑うお前のお母さんも悪い」

父は開き直っていた

「誰だって束縛されたら逃げたくなるし、大体浮気されるほうにも原因がある」

私は頷いていたけれど、自分を産んだ母親を、自分の父親が「他人のフリをして」貶していることが悲しかった

私が高校に入学する頃には、父が営んでいた自営業がうまくいかず、母は自分で飲食店を経営して家計を助けることになった

飲食店とは言っても、所謂「スナック」というところだ

父は、従業員として、自分の愛人を紹介した

母はその女性が愛人だということは知っていたが、敢えて彼女を雇った

私が見ていた「夫婦」に、信頼はなかった


「俺が浮気したから離婚したと思うだろう」

父は私に言う

私は、そうだとも違うとも言えずに

「分からないよ」

と答えた

「俺たちが信頼関係を完全に失ったのは、お前が大学を辞めたからだ」

意味が分からなかった

「お前が大学を辞めたということを、お母さんしか知らなかった。だったら俺は、家にいる必要などないだろ」

私が大学を中退することを決め、実家に相談に行った時、既に父は家を出ていた

話の時間軸がお互い完全にずれていることは分かったが、離婚の原因はお前だと言われたことが何よりもショックだった

父は私のショックに気付かない様子で、話を続けた


「家を出てから、俺はいろんな女性に世話になったよ」

そして、どこの金持ちからいくら助けてもらっただとか、どこの誰かから車をもらっただとかいう自慢話が続いた

途中から私は、この人が父親だということを半分忘れて、情けない男の身の上話を聞くための好奇心だけでその場にいた

ひとしきり話し終えると、父は言った

「この先仕事で成功したら、世話になった女性に恩返しをしたいんだ。○○さん、△△ちゃん、■■、…」

そこに、母の名前は出てこなかった。


その3に続く

少し、家族の事を書こうと思う


私が見てきた中で、一番理解が出来ずに許せない男は、悲しくも自分の父親だ


子供の私から見ても、彫りが深くて筋肉質で、女性から好かれるようなタイプの父親だった

母とは見合いで結婚し、結婚後5年経って私が産まれたらしい


モテる男性の種類に入る父親は、いつでも他所に恋人がいた

子供のころはそれと知らずに、両親の喧嘩の原因が分からずにいたが、成長するにつれ、母親の話し振りから父が不倫を繰り返していること、母の妊娠中にも他の女性と旅行へ行ったりしたことなどを聞き知るようになった

私が実家を出て進学してから、両親の喧嘩はますますエスカレートし、ついに父は家を出た

離婚届を書くこともなく、何も言わずに、帰らなくなったそうだ

妹からあとから聞いた話だが、父は愛人の為に5千万近い借金を作ってしまっていたらしい、私たち子供(四人姉妹です)の生命保険なども全て解約されてしまっていた

協議離婚が成立しない状態だったので、調停を行い、両親は離婚した


5年ほど前だったか、父から突然連絡があり、妹も含めて何度か会うようになった

私はそのとき身体を悪くしていたので、心配した父が一緒に住もうと言った

母のことも心配だったが、私がいない間に起きた離婚について、知らないことが多すぎた

親とはいえ、男と女だ

子供には言えない事情もあるだろう

私たち姉妹は、その頃になると皆一端に恋愛をしていた、だからこそ、母親にも詳しいことは聞けなかった


母に、父との同居を伝えると、取り乱すこともせずに

「あなたにとっては親なんだから、お父さんを大事にしなさい」

と言われた


母と連絡を取ることも怠らず、父との距離もつかず離れず、今思うと非常に中途半端な、父親との同居生活が始まった。


次回に続く

会話をしていると、「でも」から始まる言葉で話す人が時々いる


私は人と話すときに、なるべく「でも」という言葉を使わないようにしている

使うとしても、のっけから使うのは止している


「○○さんって仕事できるよね」

「でも結構適当ですよ」


「△△って美味しいよね」

「でも太るじゃないですか」


「でも」という言葉を使うと、聞いた相手は自分の意見を否定された気持ちを持ってしまう

価値観や感情についての話をしているときは、返す言葉の始めの一言が否定的だと、相手に多少でも不快感を与えることになる

議論をしている時はまだ良いけれど、他愛もない話をしていて、「でも」を連発しているうちに、どこか気まずい雰囲気になったことがある人は、割と多いのではないだろうか?


私も言葉が綺麗に使える方ではないけれど、なるべくならば人の言葉を一度受け止めてからの会話をするように気をつけている。

不倫Blog、流行ってるね

オーナーは女が多いみたいだね


最近思うんだけれど、男と女って、不倫する時の「心構え」っていうのが全く違うんじゃないかと


男の場合

射精欲求を満たしたいだとか、甘える相手が欲しいとか、そういうちょっとした「本能の不満」を満たす為に他所に行く事が多いと思うのね


ところが女の場合は

本気で「恋」しに行っちゃうケースが殆どじゃないかな


どっちがOKでどっちがNGかっつったら、私的には両方絶対にNGなんだけれど、性質が悪いのは女の不倫だと思うわけ

男の不倫なんて可愛いもんだよ

出したら終わり、出す為に会う、でしょう

そこからの発展をさせる人ってのはまず殆ど見たことがない

一時的な情熱で「お前と再婚するぜ!」なんてことになっても、家庭に戻れば良い旦那っていう場合が多いと思うのよ

友人でも、遊びまくってる妻帯者はいるけど、「外の女は外の女。嫁が一番」っていう考えの人が多いし、家庭を壊してまで他所の女に手をつけるっていうのはあんまり聞かない

だから風俗だとかキャバクラだとかで済ませるでしょ

万が一私の主人が不倫したとしても、主人のことはよっぽどの事がないかぎり責めないな

子供が出来ちゃったとか、病気になっちゃったとかなら別だけど、風俗くらいなら無問題

素人に手出して相手が本気になったっていうのは別ね、これは下の「女のケース」に当てはまる部分が多いから


でも女は、風俗業の人を除いては、身体重ねたら恋人、みたない感じじゃないかな

女の恋愛感覚って刹那的で、情熱的で、相手の全てが欲しくなっちゃうわけ

「ここだけ足りないから補って」じゃなくて、あなたが全て、って感覚に陥る

どうして女は、セックス一つで相手が自分のものになったと錯覚するんだろうね

相手は精子出したいだけなのに

勘違いも甚だしい、これで相手の家庭に迷惑かける事だって多いはず

ほら、先述の「男のケース」での「素人に手出して相手が本気になった」に繋がった


全国、いや、世界中で不倫している既婚女性に聞きたい

だったらなんで結婚なんかしたんだ、と


そういう人は口を揃えて

「結婚したって恋愛しちゃうんだもん」

とか言う

ふざけた話だ

結婚ってすごく重い制度で、届を出した瞬間から責任が二倍に増えるわけ

ただの恋愛なら、自分だけで済む場合が多いけどさ、結婚ともなると話は別だ

相手だけじゃなくて、相手の家族やら、自分の家族やら、職場やら、周りも巻き込んだ環境の変化が起こるわけよ

それを自分の身勝手な言い訳で

「恋愛は素晴らしい」

なんていうヤツはただのバカだね

そういうヤツに限って、旦那が浮気でもしたら殺傷沙汰起こしかねないキレっぷりを発揮するわけだ


例えば、私は時々シミュレーションしてみる

旦那よりずっと良い男が目の前に現れて、自分に気分が良いことを言ってくれて、好きになっちゃったとする

それを旦那に伝えた時の、旦那の悲しそうな顔を想像する

これだけで泣けてきちゃうよね

今まで私の為に一生懸命頑張ってくれていた人を傷つけてまで、他にうつるほど私は傲慢じゃない

確かに恋愛は自由だけれど、結婚するってことはその自由を失うと言う事だ

だから、不倫が原因で離婚したら慰謝料が発生するんじゃないか

そういう覚悟もなしに、なんとなく結婚したけど他に良い人が出来ましたってのは、みっともないし、軽蔑する


男と女は、恋愛の仕方が違うよ

不倫って、後ろめたいから「運命」だと勘違いする女が多いけど、男は出したいだけだ

男は戻りたがるし、女は奪いたがる

これって、すごくバカらしい関係だよね

タイトル通りだ


好きになって、燃え上がって、相手を束縛して、信じられなくなって、喧嘩して、

これが続くうちに、自分が本当に求める相手の姿を見失う


往々にして「ラブラブ(←死後?)」と言われる人たちほど、終わるのが早い

「信じられなくなった」

「なんで苦しいんだろう」

こういう言葉を、Blogで見ることは多い


私と主人は、一年半付き合って結婚した

最初は私が疑う事が多くて、気持ちを確かめたり、探りを入れたりすることが多かった

ある日友人に言われた

「相手を好きなのか、相手を好きな自分を好きなのか、見失っちゃいけない」

相手を好きだ。これは間違いない事実

だったら相手を信じて、言わなくても通じる気持ちを読み取ってあげなきゃ失礼だよと言われた

それからは少し、気持ちを抑える事を覚えて、相手の行動一つ一つから気持ちを読み取る事を考えた


それで結果、言葉にする事は殆どなくても、この人は私を大切にしてくれていると信じる事が出来た

主人も私も、仕事が忙しくて帰宅が遅い日が多い

会議が夜中まで続くと、連絡すら取れない日だってある

それでもお互いが、相手の為に一生懸命だって事を理解しているから、不安は一つもない


世に言う「新婚」な私たちだけれど、一般的な「ラブラブ」っていう状態は全然ない

老夫婦みたいにのんびりしているけれど、一緒にいるとすごく穏やかになる


情熱は最初だけで良い

相手と長く幸せにいるための方法を、一つ一つ見つけていくことが大事なんじゃないかな

適度な距離と、適正な情熱をうまく使えるといいんじゃないかな

こんなタイトルで書くと反発を食らうかもしれないけれど、恋愛という部分だけを捉えて言えば、間違いなく「人は見た目」だと思う。

ただし誤解のないように書いておくと、人間見た目だけれど、その審美眼は人それぞれであり、価値観や美意識に「絶対」は存在しない。


「恋人にするなら性格重視」

こんな綺麗事は私にとっては反吐がでるわけ。

恋愛対象であることを前提とした相手にこれを思うとき、無意識のうちに人は、「見た目のハードル」をクリアした人にだけ「性格」のポイントで評価するわけ。

生理的に受け付けない容姿をしている人を目の前にして、「この人性格良いから恋人にしてもいい」なんて思う人がいるだろうか?

見た目だけで性格までわかる、というのは、顔つきや身だしなみに相手の考え方や品性、素行なんかが垣間見えるだけで、それも結局「見た目」という部分でしか見てないわけ。


何書いてるか分からない人も多いと思う


例えば、蛯原友里と、一般的な女性を並べてみる

蛯原友里の方が綺麗に見える、という人は多いんじゃないだろうか

でもこれは、蛯原友里が自分で確信している「自信」だとか、モデルとして養ってきた振る舞いなんかが外見ににじみ出ているからであって、自分に自信がない一般的な女性はこの部分が決定的に欠けているから、どこか足りない、どこか貧相に見えてしまうわけ


蛯原友里には双子の妹?がいるって話だけれど、多分二人が並んだら、やっぱり世間は蛯原友里をかわいいというと思う

DNAの話やなんかを抜きにして、それまで培ってきた自信や、歩んできた道が違うわけだから、「人に見られる」為のキャリアを積んできたモデルは、見た目で人を惹きつける力があるってこと


卑屈になる女は、卑屈になればなるほど自分の見た目が衰えていくって言う事に気付いた方が良い。

すねて僻むヒマがあったら、見た目磨いて、自分に自信をつけた方がよっぽどメリットがある


もともとの造作が悪いとか、そんなことは自分で決める事じゃない

最初に書いたけれど、審美眼や美意識は、人それぞれ違うんだから

決定的なのは、自分の心一つ、これが顔に出る


だから人間、見た目なんだ

男は甘える生き物だ。

女と一緒にいるとき、程度の差こそあれ、年齢の上下に関わらずに何かしらの手段で女に甘える。


女は言う

「頼れる男じゃないとイヤ」

「甘えられる人がいい」


男は女を満足させる為に「頼れる自分」を演出し、女はそれに寄りかかって甘える、こんな風景を街中でもよく見かける。


女は勘違いする。

男は甘える生き物ではない、女が男に甘えるものだ、と。


結果、男は何時の間にか疲れてしまう。

男が繁華街や風俗店に行く理由は多々あるだろうが、家庭や恋人を持つ男の多くは、肉体的な満足よりも、精神的な「ゆとり」を求めて行くのではないだろうか?

金銭による解決とは言え、飾らず、プレッシャーもなく、女から見たら「みっともない」自分を曝け出してもそれを受け止めてくれる女性を求めて。

女は勘違いする。

「私に不満があるからそんなところへ」


そんなところ、という女。

そう、そんなところかもしれない。

でもあなたは、「そんなところ」へ安らぎを求めなければならないほどに男を追い詰めてしまっている事に気付いているだろうか?


完璧な女を演出しろというわけではない

無理をして良い女である必要もない

ただ、女は、社会で疲れてしまった男を包み込むだけでいいのだ

待ち合わせに遅れる男。

寝坊する男。

休日に出かけない男。


みんな疲れてる


ジェンダーフリーとは言え、社会的な風当たりが強いのは間違いなく男だ

安らぐ場所であるはずの家庭や恋人の前でくらいは、「甘える生き物」であってもいいと思う。