男は甘える生き物だ。

女と一緒にいるとき、程度の差こそあれ、年齢の上下に関わらずに何かしらの手段で女に甘える。


女は言う

「頼れる男じゃないとイヤ」

「甘えられる人がいい」


男は女を満足させる為に「頼れる自分」を演出し、女はそれに寄りかかって甘える、こんな風景を街中でもよく見かける。


女は勘違いする。

男は甘える生き物ではない、女が男に甘えるものだ、と。


結果、男は何時の間にか疲れてしまう。

男が繁華街や風俗店に行く理由は多々あるだろうが、家庭や恋人を持つ男の多くは、肉体的な満足よりも、精神的な「ゆとり」を求めて行くのではないだろうか?

金銭による解決とは言え、飾らず、プレッシャーもなく、女から見たら「みっともない」自分を曝け出してもそれを受け止めてくれる女性を求めて。

女は勘違いする。

「私に不満があるからそんなところへ」


そんなところ、という女。

そう、そんなところかもしれない。

でもあなたは、「そんなところ」へ安らぎを求めなければならないほどに男を追い詰めてしまっている事に気付いているだろうか?


完璧な女を演出しろというわけではない

無理をして良い女である必要もない

ただ、女は、社会で疲れてしまった男を包み込むだけでいいのだ

待ち合わせに遅れる男。

寝坊する男。

休日に出かけない男。


みんな疲れてる


ジェンダーフリーとは言え、社会的な風当たりが強いのは間違いなく男だ

安らぐ場所であるはずの家庭や恋人の前でくらいは、「甘える生き物」であってもいいと思う。