以下は、6月11日にTBSラジオで放送された見取り図のラジオ番組『スタンド・バイ・見取り図』での見取り図の発言だ。『けェスin愛知』を振り返って、けいちょんフェスの意味不明さについて物申している。
盛山「あれ、大変やったよね。台風2号。新幹線。僕らね、『けいちょんフェス』っていう極楽の山本さん主催のフェスで名古屋であったんで行ってたんですけど、台風、大雨の影響で東海道が完全に全滅やったね。で、晴れてはいるのに次の日も引き続き新幹線運休みたいなんで、名古屋駅がMAXでマジヤバかったです」(中略)
リリー「いや、俺マジで、これホンマにガチやけど、ちょっとけいちょんに腹が立った。なんかやれやと。なんか一言『無理やったらしゃあないよ』と。マネージャー通してでも良いからなんか言えやと。で、着いたらなんか1人で、楽屋で弁当とか食ってスタンバイしとった」
盛山「『俺は11時に入ったんだよ。誰よりもスタッフよりも早く11時に会場入った』って。知らんがな!」
リリー「俺らはな、新幹線大変な思いしたし」
盛山「おのれのフェスやないか!」
リリー「ケータリング弱かったからな。それにほんまビックリした。(中略)いや、おいしかったのよ。弁当普通に。けど、例えばひつまぶしとかさ、俺らがボケっぽくそれ言ってたわけ。そしたら知り合いの社長に電話して、『見取り図の盛山がなんかブーブー言ってる』…」
盛山「『見取り図とニューヨークがなんかご当地のもんがないって言ってて…』楽屋でね、電話ででっかい声で。『知らん社長に名前出されてるな、嫌な風に…』。こっちはノリで『ケータリング弱いですよ』って言ってたのに。30分、40分ぐらいしたら、社長らしき人が、すっごい良いロールケーキと、見たことないもちもちのチーズとクリームのスイーツと、あとご当地の唐揚げ、相撲部屋に送るぐらい唐揚げとかやねんけど、その社長がいかつすぎて、めっちゃ怖かったもん。名古屋だけにTOKONA-Xぐらい、全身柄もんのセットアップのスーツに色眼鏡かけて、ブリンブリンのネックレス」
リリー「ちょっと怖かったね、確かに。いやでもそれも、言ったらけいちょんは何も痛めてない。電話して社長に買ってきてもらっただけだから。そこでも俺は一石を投じたかったけど。更に追い込もうかと思ったけど、さすがに社長の前では言えんかったけど、何も痛めてない。金も時間も」
盛山「しかもなんで僕らこんな怒ってるかっていうと、けいちょんフェス過去に出たことあるニューヨークが本番前に『けいちょんフェスは本当にケータリングが凄いんです。無限にフルーツ出てくるし、シャインマスカットも食べ放題だ』言うて。『マジで?』って言ってたら業者の弁当1個やったから。炊き出しで配られる弁当やったもんな」
リリー「あとさ、俺、ホンマ、すいません、けいちょんさん、YouTubeあんま見てないんだけどさ、歌、歌ってたやん、ずっと。あれってなんなん?有名なやつ歌っとんのかオリジナルなのなんなん?」
盛山「オリジナルや。オリジナルを歌ってて。オリジナル曲を今回は特別にってことで鈴木紗理奈さんとフューチャリングで歌ってw」
リリー「いや、なんかさ、フェス来とる人がYouTube見とるのかなと思ってさ、合いの手とか一緒に歌うとかあるのかなと思ったけど、誰も知ってなかったよ、マジで。あれどういうことなんやろと思って」
盛山「わかんない。で、俺、最初オープニングとか、最初の1曲2曲かなと思ったら、マジでエンディングまでそれやったんです。で、たまに合間合間に僕ら出さしてもらって。でも、みなさんこれ本当に悪口じゃなくて、仲良くさせてもらってるから言えるというか」
リリー「イベント自体めっちゃ面白かったけど、不思議なところがめっちゃありすぎて。で、最後もさ、『今日歌っちゃいます。○○』みたいに言ったら、2人ぐらいのおっさんが「フーッ!」とか言うだけでさ、誰も拍手とか無く、あれとかマジで不思議。なんやろこれ?と思って」
盛山「しかも、9曲、10曲ぐらいあったのかな、その内の1曲はほぼサザンでしたw『あれ、アカンのちゃう?』言うぐらいサザンと同じコード進行とメロディとパフォーマンスで」
リリー「あとさ、これも悪口じゃなくて意味わからんのがあってさ、山本さんが、これややこしいんですけど、いまの奥さんとコットンのきょんと飯行ったときに、きょんと奥さんが仲良く喋ってたんよな。多分付き合ってたんだよな。そん時に奥さんにLINEで『きょんと喋りすぎ』『イチャイチャするな』みたいなことがあって、それを1個のVTRにまとめて、『こんな事件があったんです、謝罪してください』みたいになったのライブ中に。で、みんな『謝れ!謝れ!』ってなって『すいませんでした!』みたいな土下座してってなったよな?で、その次マジで意味わからんけど、『じゃあ、俺も謝ったんで、ニューヨークに歌ってもらいます!』意味がわからん。なんなんそれ?と思って、『ニューヨークもなんでこれなんも言わんのやろう?』って思って、ずっとその日なんか不思議やったよ。この運び方というか。無理矢理やった。『歌ってもらいます!』言ってあいつも歌うし」
盛山「でもけいちょんフェスでさ、山本さん、YouTubeもご一緒させてもらったけど、山本軍団って昔から聞くやん。そらあの人慕われるわと思いましたね。みんなに慕われる理由がわかった。まず底抜けに優しい。ほんでサービス精神が凄い。お客さんを絶対に楽しませるというファンサというか。俺らの大先輩方が『山さん』って慕ってるのに、その2世代ぐらい後の俺らが『けいちょんケータリング弱い』ってさw」
リリー「あと、歌もようわからんし。ライブの流れもようわからん。ニューヨークに歌わすのも。その辺も全部含めて今度聞こう。YouTube呼ぼう」
「けェス」ことけいちょんフェスは出演した芸人界隈からはすこぶる評判が悪いのである。ニューヨークや鬼越トマホークらは、ネタで「もう出たくない」と言っているのではなく、おそらく本当に出たくないのだ(鬼越トマホークが露わにした「けェス」の問題点 参照)。ケータリングや打ち上げでそれなりのもてなしがあるとしても「出たくない」という心理になるのはイベントして相当つまらない、おもしろくないものだからだろう。そのつまらなさ、わけのわからなさを改善せずに若手芸人のスケジュールを勝手に抑えて舞台に放り込むのは可哀想だ。
リリーが見取り図のYouTubeにけいちょんを呼び出して話を聞くということなので。それで少しは改善されればと思うがどうなるだろうか。「我慢ができないけいちょん」で述べたように、けいちょんは「反省」というものをしない、できない、問題から目を背ける人間なので、誰か周囲の人間が強めに言わないとどうにもならないのだ。その役目をけいちょんのだいぶ後輩の若手芸人に託すのも忍びないが、見取り図、ニューヨーク、鬼越トマホークらに「頑張ってくれ!」と念ずるほかない。「けいちょんフェス」への提言と併せて、けいちょんフェスの問題についてそれぞれが考察してみて欲しい。