山口~福岡


天気はカンカンの晴れ。

今日はいくつか建物を見て周る。

三分一氏設計のピザ屋さん

宮崎氏設計の仁保の郷、 等

勉強になる。


最後に山口で一番見たかった宮崎氏設計のTAGという

建築を見に行く。ここが建物もさることながら、施主の方

が素晴らしかった。

人が居るようだったので、撮影の了解を取る。事務所に

入ってきたのはパーマでタンクトップで半ズボンで真っ黒に

日焼けした怪しい奴と映ったに違いない。にもかかわらず、

親切にしていただき、ここはダメという所以外撮りまくる。

中央に光庭があり建物の奥に細い水盤が通してあり、程よく

風が抜け心地良さそうだ。雑草なんかが生えそうなのだが

きちんと手入れされていて清潔感が漂っている。

あぁ、幸せな建物だな。と感動していると、オーナーの叔母様が

話し掛けてきてくれ、施主としての貴重なご意見を頂く。

手入れは叔母様がやっているとのこと。光庭でお茶まで頂き

話し込む。この光庭はご近所のイベントなどの時に心よく開放

しているとのこと。素晴らしい。見に来る方は結構居るらしいが

中には無断で写真を撮ってそのまま去る人も居るらしい。


建築を志す方は絶対礼は失しないようにしてください!


「普段は撮影に来ても話を煙たがる人がいて、話し掛け

ないのだけど、あなたの存在に押されて話し掛けてし

まいました。」と言われる。そりゃそうだ、この格好だし、

と思いこの格好は礼を失していると反省しお詫びする。

話が弾み、オーナー権限でダメだった所も撮影OKに

なり、バチバチ写真を撮れ、大満足。

撮影以上にいいものを頂いたな、と感謝し旅が終わって

からお礼に札幌銘菓を送る。

かえって気を使わせてしまい、お礼返しにお手紙と

山口銘菓、外郎受け取ってしまう。

お手紙がまた有難く感動する。


お礼を言ってTAGを出発。九州へは橋ではなく

海底トンネルを通り入る。トンネルはものすごい暑さと

排気ガスで頭がボーっとするが無事通過。

目的地のキャナルシティのホテルに着く。

早速、屋台に行きラーメンを食べるが失敗。

あまり美味しくなかった。ホテルに戻り洗濯をし、

雨が近づいている為、九州移動の作戦を立てつつ

この日は終了。 


鳥取~島根~山口


今日はカンカンの晴れ。走ってて気持ちがいい。

が、海側の崖にトラックが落ちかけているのを発見。

警察も来ており運転手も無事のようだ。恐ろしい。

気を取り直して走り出すと大きい虫にぶつかる。イテッっと

思った数分後、足のすねが急にイテッ。見ると虻の奴が

しっかりしがみつきチューチューと血を吸っている。

即座に払いのけたが、腫れて痒くなる。


バイカーにとって虫は恐い。でっかい蝶なんかが不規則

に舞って飛び込んで来たりするともう真っ青。

特にこの旅は薄着なので山を走る時はすごい。結構

バチバチ当たる。一番ビックリしたのは眼鏡に虫が当たって

外して見てみると、でっかい蜂のお腹の縞々の粉がついてた事だ。

随分慣れたと思っていたが、走行中に刺されるとは思って

いなかった。虻はしぶとい。


それ以外は順調で軽快に走っていると、出雲大社の看板。

恥ずかしながら知らなく、こんなトコにあったんだ。

と思い寄り道。当然いい。しかもすっかり忘れていたが、

社務所みたいな建物を見て、ん?あっ、菊竹さんのあれだ!

と思い出す。こんな名建築を通りすぎようとしていた己を恥じる。

出雲大社にはバイカーが結構いてあちこちから来ていた。

札幌ナンバーのご威光で話し掛けてくる。得した気分。

スーパーカブの旅の達人みたいなオジちゃんがいて、

エンジンを見ると空冷のヒダに金物の洗濯バサミが付いている。

放熱効率を高める為やっている事に気付く。さすが達人。


今日は距離を稼ぎ建物に寄る予定は無かったが、島根では

もうひとつ建築を発見。内藤氏設計の芸術分化センターだ。

すごかった。どれだけの執務の積み重ねをすると、あれ程

設計でコントロールされた空間を作れるのか。ディティールも

ここはこうあるべきという最良でしかも唸るような納めで脱帽。

旅に出て良かったと感動。


余韻に浸りながら一気に山口へ行く。駅前のホテルを予約

していたので駅に行くがなんかおかしい。閑散としていて

目的のホテルらしきものが無い。GSの兄ちゃんに聞くと

新幹線の関係で山口駅は2つある事がわかる。知らなかった。

結構な距離を走っていたのでヘロへロになりながらも到着。

明日はいよいよ九州入り。楽しみだ。

福井~京都~兵庫~鳥取


天気は雨のち晴れ。今日はご先祖様の土地へ行く。

今は北海道に住んでいるが元々は福井県の武生が

ルーツで曽祖父が小さい頃に渡道してきたらしく、

旅をする際には必ず寄ろうと決めていた所だ。

余川の里のどこかの集落と言う事で探したが、残念

ながら家の建っていた敷地は見つけることが出来

なかった。が、元の菩提寺を見つける事ができ、手を

合わせて感謝。生前ついに帰って来れなかった曽祖父や

叔父を連れて来たような不思議な気分になる。


有難い気持ちと後ろ髪引かれる思いで、出発。京都に

入る頃にはカンカンの晴れ。暑い、ただ風景がなんか

綺麗だ。ひいき目かもしれないがその辺の竹林や川で

魚を採ってる鷺みたいな鳥やらが風情があるように見える。

GSで一服していると叔父ちゃん達が気さくに話し掛けて

くる。一見さんお断りのイメージがあったので以外だった。

また京都弁がやわらかくてよかった。今日は花火大会が

あると言っていたので見たかったが、鳥取のホテルを予約

してしまっていたので断念。また雨が降ってきたので先を

急ぐ。兵庫にさしかかり、恥ずかしながら但馬牛の但馬が

兵庫にある事を知る。

鳥取に入り砂丘に行く。ちょっとなめていたのだが、階段を

登りバッと目の前に砂丘が現れ感動。どういう表現が適当

かはわからないが、是非見に行くべき景色だ。


ここまで走り世界地図ではあんなに小さいのに間違いなく

日本は広いと実感。日本ででこんなに広いなら海外の

大陸はどんなことになっているんだろう?と思いを馳せる。

いつか走ってみたい。


あと、新たに日焼けが少し痛い事に気付く。北海道は梅雨が

無く、冬はストーブをガンガン炊くので洗濯乾燥機を普段

使わないのだが、旅中コインランドリーで使った際、タンク

トップが縮んでしまい、その分新たに日焼けして赤くなって

いた。乾かしすぎるといけないらしい。もうこれ以上縮まない

からいいや。