高知~徳島~兵庫~大阪


天気は晴れのちゲリラ豪雨。

今日はもう一度見たかったので大歩危小歩危を通り、一路淡路島へ。


旅をしてて身についたのだが、日本は北海道以外、昼間高速を使わな

いかぎり平均すると時速40キロになる。一時的に飛ばしても一休みし

てもほぼそうなる。東京、神奈川の街中はいつも渋滞で横抜けもできず

参ったけど。なのでこの頃になるとのんびりと快適に走るようになる。

神戸に着くまでは・・・。


鳴門海峡を渡り、淡路島に入り安藤氏設計の本福寺御水堂、

淡路夢舞台を見る。素晴らしく、勉強になる。

カンカンに晴れていたので汗だくになり歩き回り、建物もさる事ながら

淡路夢舞台には植栽の維持管理という充実した雇用が発生している事

にも考えさせられる。


十分に堪能し出発。明石海峡を渡り神戸に入る。

のんびり運転にしばらく慣れていたが面食らう事になる。神戸から大阪に

かけてはみんなオニのように飛ばす。しかもバイパスが立体交差して

いたり道もよくわからず、アタフタする。ただ道が広いのでだんだん慣れ

てきて同じように軽快に走っていると雨がぱらついてくる。まだいける、

まだいける、と進んでいたら、バイパスの立橋の信号待ちでいきなり

ゲリラ豪雨。痛くて前も見えず近くの高架下に逃げ込む。

バイカーが次々逃げ込んできて札幌ナンバー効果でしばしのバイク談議。

大阪のゲリラ豪雨は物凄かった。あんなに雨が降るのははじめてみたと

言うくらいの勢いだった。ゲリラ豪雨恐るべし。


小降りになり出発。今日は奮発し、大阪天王寺にある村野氏設計の

都ホテルに泊まる。スーツを着た外国人ビジネスマンや着物を着たセレブ

の間をパーマで日焼けでタンクトップで半ズボンの大男が荷物を担いで

闊歩する異様な光景を演出。大阪の人は色々話し掛けてくれると思ってい

たが、皆ちょっと引いてたと思う。全然気にせずチェックイン。

近くの居酒屋に入り美味しい物を食べようと思うが失敗。やっぱりフロントに

聞くべきだった。反省し就寝。

岡山~香川~高知


天気は晴れ。瀬戸大橋を渡る為初っ端から高速に乗る。

すごい橋だった。技術的にもすごいし眺めもいい。ただ

剥き身状態のバイカーにはちょっと恐い。風が強めで、

路側帯がグレーチングでスケスケでつい引き込まれそうに

なる。無事橋を渡り、少し迷いながら香川へ入り、

丹下氏設計の香川県庁舎を見に行く。素晴らしかった。

十分に堪能した後、警備の兄ちゃんに美味しいうどんの店を

聞く。好みを聞かれ、わからんというと味の濃淡、麺についてなど

熱く薀蓄を語り説明してくれた。やっぱり香川の方はうどんが

大好きなんだなと思う。

が、残念ながら私にはよくわからないので兄ちゃんは

何処食いにいってるの?と聞くと近くの店を教えてくれた。

これがホントに美味い。心の何処かで、そうは言ってもまぁ

うどんでしょ、という気持ちがあったが、こんなに美味しいとは

思わなかったので感動。そして気になっていた事を観察する。

香川の人はうどんを噛まずに喉で食べると聞いていたので、

ホントかなぁと思っていた。が、これもホントにぐいぐい飲み

込んでる人が沢山居て本当のようだった。うどんは奥が深い。


満足し出発。GSの兄ちゃんにベストルートを聞くと、おおぼけこぼけ

と言われ?と思うが言うとおりに進む。実際に通って理解、漢字で

大歩危、小歩危と書き、これでおおぼけこぼけと読む事を

初めて知った。この文字なら地図で見てたので想定してた

ルートと同じだ。渓谷にびっしり落葉樹が生えていて、紅葉が

美しそうだ。

峠に入る手前で、手を上げて挨拶してるバイカーが居た。

北海道では街以外ですれ違うバイカー同士は普通に挨拶するので

慣れていてそのまま通り過ぎてしまうとこだったが、なんと船で

仲良くなった学生さんバイカーだった。直前で気付きブンブン

手を振る。元気そうだ。無事でなりよりだ。


そのまま順調航行で高知入りし、

内藤氏設計の牧野富太郎記念館、高橋氏設計の坂本竜馬記念館を

見に行く。素晴らしくて勉強になる。桂浜も美しい。

幕末の志士の方々がここでも育ったんだなぁ、と鹿児島同様感慨に

ふける。

ホテルに向かい、「ごめん」と書いてある電車を発見しフロントで、

なんで電車は謝ってるの?と聞くと御免という駅があるとのこと。

いろんな地名があるもんだ、と感心。

高知では当然かつおを食べる。フロントに聞いたお店が大成功。

美味い、藁で焼いてるそうだ。他にも鯨やウツボを食べる。

どれも美味しかった。

大満足でホテルに戻り幸せなまま就寝。





愛媛~広島~岡山


天気は晴れ。早朝に松山に着く。

仲良くなったバイカーと別れる。各々の旅に嬉々として出発していく。

自分はフェリーを乗り継ぐ。愛媛は結局、これだけで点でしか

寄らなかったが、寄った事にして納得する。


瀬戸内海を渡る。所々ゴミは浮いていたが島が点在する景色は

やはり美しい。産まれてこのかた船に乗って雨が降ったり波が

荒かったりした事が無い。晴れ男だった事に感謝しつつ、堪能する。


呉に着き出発。宮島を目指す。広島の人はビュンビュン飛していた。

九州全般がほぼ安全運転だったので少し面食らいながら到着。

駐車場の親切なおばちゃんが荷物を預かってくれたので安心して

船で宮島へ向かう。広島の人も暖かい。島に着き厳島神社へ。

境内の鹿が可愛い。北海道に見るのは野生の鹿なのでリラックスして

寝ている鹿は初めてで新鮮だ。写真で見ていた鳥居など見えてきて

感動する。漆喰やべんがらの柱が新しくて浮いている感じだが、美しくて

感動。古いままで残っている能楽堂なんかは美しくて息を飲む。

他にも塔があったり、大きい講堂もあり素晴らしかった。


厳島神社を充分堪能し出発。駐車場のおばちゃんにお礼をし、

広島市内へ向かう。恥ずかしながら、広島は若い頃にテレビやマンガで

見た、気合の入った恐い兄ちゃんが沢山居ると思っていたので、

心の準備をして向かったが、皆暖かくいい人だった。先入観はあてに

ならない。


平和記念公園に行く。日本人として長崎と広島は行くべきと思っていた

ので丹下氏設計という事だけではない感情で歩く。設計も素晴らしいが

50年経った今でもご冥福をお祈りしている人も居たり、観光に来た

外国人の方に道行くおじいちゃんが寄っていって何があったかを英語で

熱く説明していたり、やはり特別な場所なんだと思う。

あの惨状から50年でここまで活気ある街になるんだなぁと感動する。

感謝とご冥福をお祈りし出発。


目に入ったお好み焼き屋に入り広島風を食べる。ここが大成功。

美味しい。日焼けがすごいので当然質問され旅談議に花を咲かせる。

大満足で出発し倉敷を目指す。まだ時間があったので途中で見つけた

しまなみ海道経由で行こうかと迷うが、かなり渋滞してたので諦める。

順調に走り無事ホテル到着。明日の作戦を立てつつ就寝。