福岡~フェリー


天気は晴れ。

今日は市内であちこち見て回る。

アルドロッシ氏設計のイルパラッツォ

吉村順三氏設計の河庄

葉祥栄氏設計の天神南駅

磯崎新氏設計のやま中

古谷誠章氏設計のイルカセット

有馬裕之氏設計のlinpid、VOID等から

アクロス福岡、ネクサスワールド等々

福岡にはあちこちに建築家の方々が設計した建物が多い。

どれもとても勉強になる。最後に、

伊東豊雄氏設計のぐりんぐりんに寄る。これがまた素晴らしく、

勉強になる。平日にもかかわらず利用者も多く幸せな建築だな、

と思いながら感慨にふける。


大満足で出発。今日はホテルに泊まらず、替りにフェリーに

泊まる予定だ。寝ながらにして移動する、便利な乗り物だ。

瀬戸内海を見たいというのがあって、海上からも見ることが出来る

ことに気付いたからで、北九州から乗船し、松山で乗り換え広島入

する予定だ。


フェリー乗り場に早めに着き手続きを済ませ時間をつぶして

戻ってくると、結構バイカーが居る。その中の2人と仲良くなり話す。

1人はバリバリのモトクロスの方で四国の山中のダートを攻めに

行くそうだ。もう1人は学生さんで1週間くらいかけて四国を一周する

模様。自分は日本を一周してると話すと、荷物の少なさと日焼けに

皆驚く。ここでも札幌ナンバーに感謝。話し掛けてくれる切っ掛けに

なるからだ。しばらく談笑しながら情報交換し、乗船。

学生さんと隣同士になり地図を見ながら談笑。全くのノープランとの事。

自分もノープランなのでなんとかなるよね、とお互いに妙に納得し外に

出る。丁度、関門橋をくぐるところで、くぐりながら旅してるなぁ、と実感

し、船内に戻り就寝。



大分~佐賀~福岡


天気はほぼ晴れ。今日は早速建物を見に行く。

槇氏設計の風の丘葬祭場だ。

素晴らしかった。早い時間に行くと利用者がいないので

隅々まで見る事が出来る。ディティールの宝庫なので

写真もかなり増えてしまった。ただ用途的にむやみに

写真を撮るような所ではないので、キチンと手を合わせ

心の中でお詫びと断りを入れてから撮った。


特に気になっていた階段があって、前に参考にさせて

頂いたこともあり、実物を見ると感慨も一入で、一般的な

現場では実現が難しい納めを普通に何気ない感じで見える

よう納めているので見逃しそうになる。ニクい建築だ。

トイレも見る。この旅で気付いたのだが、トイレは意外に

設計した事務所やアトリエの、らしさが出ていて面白い。

ここのトイレも、あぁ槇さんらしいなぁ、と感心してみる。


十分に堪能し出発。今日は福岡にとまる予定なので

急ぐ旅ではなく、のんびり移動。佐賀で柳川の街並みを見て

行こうと思い寄る。小さい頃に見た柳川の写真集のイメージで

見に行ったが、思ってたほどではなく少しがっかりする。

白川郷の時のようにイメージを膨らませすぎたのかもしれない。


福岡に向かう途中で、気になっていたアルミのパネル工法を

扱っている、エコムスハウスに寄る。勉強になる。ついでに

資料など貰い色々話が聞けたらと思ったが、誰もいない。

休みのようだ。残念。


順調に福岡に着き、再度屋台にトライ。も、また不発に終わる。

帰りにネットカフェに寄り、明日以降のホテルの予約とルート検索

をし、ホテルに戻り就寝。九州一周完了。また来ようと心に決める。

宮崎~大分


天気はぱらぱら雨が降ったり止んだり。嘘のように風邪が回復。

軽快に出発。

今日は大分の豊後大野にある清家清氏設計の朝倉文夫記念館に

寄り中津までの移動。


本当は阿蘇山のカルデラの感じを見たかったり、磯崎新氏の

出身地で磯崎氏の設計された建築を見てみたいなどあったのだが、

食いしんぼうにも行きたいのでまた来ようと決め進む。

九州はいいな、自分に合うようだ、等と思いながら走っていると

激しく道に迷う。

朝倉文夫記念館は結構な奥地にあり地図も細かくなく方向感覚を

頼りに農道を進む。

ほぼ迷子になりながら、大村益次郎氏の事を思い出す。

幕末の長州藩の軍師大村益次郎氏は初めて行く目的地へも迷う

ことなく着くことが出来る稀有な方向感覚があったらしい。

そんな才能を羨みながら、走っていると記念館の大きい看板を

見つける。一安心だったが、そこからも結構遠かったこと、先の

看板がざっくり作ってあった事でまた迷う。おまけに虻やら蜂やらが

天気のせいもあり、低空飛行でバチバチ当たる。ついに虻が合羽の

襟と首の間に飛び込んできて刺される。雀蜂じゃなくてよかった。

痒いだけだ。

やっとの思いで着き見に行くが、休館らしい・・・。

ただランドスケープを中心にみたかったので勉強になったが、人が

あまり来ないようで歩く先々で蜂と虻に狙われる。天敵だな、奴らは。


天敵を振り払い出発。が予定の道が通行止めになっている。

これは今日は迷う日なんだな。と決め徹底的に迷う事に決める。

情報の大切さが見に沁みるいい機会だ。と割り切り走る。

なんとか広い道に出て進むと、湯布院、別府温泉を発見。

相変わらず無知なので、ここにあったんだと発見し少し感動。

こんなに迷って距離を走るなら、諦めた竹田市にある藤森照信氏

設計のラムネ温泉に行けたな、と思いながらヘロヘロで中津に

到着。


が、新鮮?斬新?な雑居ビルみたいなホテルで2階から

ホテルなのだがなんだか妖しい、とても妖しい。

テナントの記憶が曖昧だがパチンコ、麻雀ルーム、コミックカフェ

などがあった気がする。とても興味深い。

テナントから出てきた妖しいおじいちゃんが

札幌ナンバーに反応し、妖しく話し掛けてくるが普通の

いいおじいちゃんだった。こんなホテルは滅多にないので

いい経験になった。妖しい地下の麻雀ルームの横にある

妖しいコインランドリ―で洗濯し、フロントにある本棚からマンガを

借り読みながら就寝。