長野~石川~富山~福井


今日はロングドライブ。天気はほぼ晴れ。気付いたが

こんだけ走るとずっと晴れという事はなくにわか雨は

どこかで降る。ゲリラ豪雨はかわせてるようだが、

行く先にモクモクと積乱雲が育っているのが見えるので

たまに焦る。


今日もMapfanの最短ルートで走る。長野は標高が高い

だけにさすがに寒い。だんだん道が細くなり、これが

主要道なのかな?と思うような道に入りどんどん登る。

峠にさしかかり後悔。なんだ?この道は?と思うような峠に

突入。細いし路肩は森に侵食されかけ北海道で言うと

朽ちた農道のような道。木々が鬱蒼としていたので、

森に御邪魔しますと言って峠に入る。過去の記憶の中で

1速まで落とすコーナーが連続する峠は初めてだし、

シフトレバーが道に擦れるのも初めてだ。モタードといって

オフロードバイクにオンロードタイヤを履いたバイクなので

車高は低くないバイクなのに・・・、面白い。と思っていたら

崖でもガードーレールが無く2つも同じような峠を越える事

になる。見わたす限り山ばかり、標高も高くさすがに

辛かった。最短ルート恐るべし。

無知で恥ずかしいのだが、知らずに北アルプスの裾

あたりを走っていたようだ。


ひたすらコーナーを捌きながらようやく白川郷に着く。

萱葺きの合掌造りは確かにいいのだが期待していた

感じと違って、なんというか生活のリアリティが無く

観光地化していたのでちょっと残念。これだけ人が

来るとしょうがないよな。と少し気の毒に思う。

自分もその一人だけに少し反省。とは言いながら、

ちゃっかり写真を撮りバイクに戻ると大阪のおばちゃん

軍団に遭遇。

札幌から来たん?みんな見てみい!

兄ちゃん札幌からやって!真っ黒に日焼けして男前やな!

まっ、日焼けしてなくても男前やけどな!・・・。圧倒される。


その後急ピッチで富山、石川を通り福井で終了。訳あって

ネットカフェに泊まる。

面白いと思ったのは地続きなのに県が変わると、ガラッと

運転が変わること。富山の方は比較的安全運転だったのに、

石川に入るとみんな国道を高速道路のように走ってる。

県民性ってあるんだな。







新潟~長野


天気は不安定。この旅初めて日本海を沿うように走る。

大荒れの日本海、演歌の世界だったがやはり青くて綺麗だ。

海沿いを走ると唇がしょっぱくなる。砂も痛い。でも土地勘が

無いのでMapfanで調べた最短ルート通りに進み、やっと

山に入る。何故か道が細めで、ん?と思いながらも神測的な

ダムや、立橋が目に入り感動しつつ、進む。道は細いが、

車も少なく快適に裏道を進み順調に長野に着く。


長野ではこの旅初のホテル。さすがにネットカフェではよく

寝られず、氏かも夕方から入店するとホテルと変わらない

値段になる事に気付いたのと、ホテルにコインランドリーが

ある事、更にPCレンタルもあり、ルート検索、ホテル予約

も出来るのでこのあとはホテルを利用する事になる。


長野では東山魁夷氏の美術館、善光寺を見る。

これがいい。谷口吉生氏の設計なのだが素晴らしくて

感動。まさしく本物の建築家による本物の建築。失礼な

話だがついでくらいの観光気分で善光寺を見てこれも

感動。また門前町の雰囲気も良く、長野を侮っていた

己を恥じる。何がいいかは是非見に行って判断して

みて下さい。経験値により見え方も変わるので、また

節目の時に見に来ようと心に決める。

建築は建つとずっとそこに在るものなので有り難いし、

見なきゃ損だな、と改めて思う。

今日は前の会社に挨拶に顔を出す。


建築のケの字も知らない私を12年も気長に育ててくれた師匠だ。

辞めてからの旅の報告、就活状況、旅を通して得た設計に対する

新たな想い等を話す。


ここ最近の急激な不景気の波にどう立ち向っているのか、という

所も知りたい下心も少し有ったのだが口から出た答えに脱帽。

「不安なんか感じててもしょうがないだろ。今までの仕事がなくなる

こういうときだから設計をやっていく上で本当に大事な事を根本から

考え直すチャンスだろ?」

この一言を聞けただけで今日はもういいや、と思う。


数多の本を読み設計を通して備わっている経験測、いわゆる

大局観を持ち、確かに去年からこの事態に陥る事は師匠は言って

いたので、今更ながら感心。師匠の保護下を出て理解できる話等も

あり、師匠に育てて頂いた幸せと、心に決めて退社した事が自分に

とっていい事だったと感じる事ができた。


また本の読み方が違う。

常に今置かれている状況に重ねたり問題意識を持って読んでいるので、

薀蓄の知識ではなく知性となる読み方をする。確かあの佐藤優氏も

同様の読み方をしていると記憶しているが、あの方も驚くべき知性を

お持ちの方なので、自分もこの読み方を習得すべく訓練中だが、難しい。


師匠との話を終え社員と談笑。旅の写真を見せ一緒に飯を食い更に

談笑。僅か半年だが、色々なプチ社内事件がある事に驚きつつ、

挨拶をし終了。行ってよかった♪