続アラサー司法試験受験生が結婚式二次会に参加したら感動したはなし
アラサー司法試験受験生が結婚式二次会に参加したら感動したはなしの続き自己紹介という鬼門をくぐり抜けることに成功した俺だが、ここでもまたひとつ乗り越えねばならない障害があった。結婚式二次会の前に俺はある事件を起こしていた。それが「まさかの俺がブーケトスをキャッチしてしまい、女性陣からどちゃくそ白い目で見られる事件」である。結婚式に出席する女性の最大の楽しみ、それは花嫁からトスされるブーケをキャッチすることであろう。俺もそのことは承知していた。しかし、友人達の悪乗りによりブーケトスに参加するよう促され、何の因果かまさかの俺がブーケをキャッチしてしまったのである。あの時の女性陣の冷ややかな視線は忘れられない。そのような訳で、女性陣のハートをキャッチしようとする前にまずはブーケをキャッチしてしまったことを謝罪したうえで、許しをいただく必要があった。―二次会開始後5分くらい―俺「あの~・・・さっきはブーケ捕っちゃってすみませんでした笑」女性A「あー・・・いやまあ気にしなくて良いですよ~。ただああいうパターンってあるんだなーとは思いましたけどねー」俺「ね笑、まー新しいパターンを提示したってことで!!笑」女性A「・・・(苦笑)」女性B「ほんとサイテーでしたよね(けっこうデカめの声)」俺「!?」ここで、俺の記憶の中の、ある情景が思い出された。―数年前―俺がまだ大学生の頃、初めて合コンをすることになった。舞い上がった俺は合コン開始5分でポッキーゲームをしたい旨を周りに申し出てしまい、ドン引きされてしまった。その時ある女性が俺に言ったセリフ、それが「うわ、チャラ・・・ほんとサイテー・・・」まるで成長していない・・・安西先生・・・そう、おれはまるで成長していなかった。俺はこれまで予備試験、司法試験という修羅場をくぐり抜けてきた。だから男としての魅力も確実に増している、そんな風に思っていた。しかし、現実はこれ、数年前と全く同じ。二次会開始5分で数年前にタイムリープ。「時をかけるアラサー無職~2018年夏~」である。さらに、ただでさえ最悪なこの状況に追い討ちをかける事態も生じた。―二次会開始後1時間くらい―女性A「西村弐号機さんって弁護士目指してるんですよね?どんな弁護士目指してるんですか?」俺「(ここでカッコいいこと言って挽回や…!)刑事弁護って聞いたことあります?冤罪事件の弁護とか興味あるんですよね!警察ってぶっちゃけ法律については素人なんですよね、だから脅したりして無理矢理自白させたりすることもあるんですよ。そういうのから国民を守れたら、なんて考えてます!!」女性A「そうなんですね、兄が警察官なので今度聞いておきますね^^」俺「・・・(絶句)」―ここからはあまり記憶がない、というか思い出すことを脳が拒絶している、無念。二次会が終わって料金の精算、割り勘になった。幹事に俺の分のお金を払おうとすると、俺の分は既に貰っているから要らないと言われた。どうやら、ブーケトスに参加するよう俺に促して悪乗りをぶちかましてきた友人達が、無職の俺を気遣って俺の分を立て替えてくれていたようだ。恩着せがましいこと一つ言わずに、ただ黙って。ああ、そうだ。一夏のアバンチュール、そんなものは俺には不要だ。だってそうだろ?こんなにも最低で最高な友達が俺にはいるのだから。ってことで、一夏のアバンチュールは無かったけど、もっと大事なものが俺にはあることが分かった、そんな二次会だったね。・・・ただ、今度結婚式二次会に参加するなら主催する側がいいかな。そんで、悪乗りで友達にブーケ捕らせて、二次会にはうんと性格のキツい女性呼んで困らせてやろう。但し参加費は無料、それで言ってやるんだ、「あの時のお返しだ!」って。にほんブログ村