ハイドリヒを撃て!
第二次世界大戦下の1942年ナチスがヨーロッパのほぼ全土に占拠地域を広げていくなか
ヒトラーの後継者と呼ばれ、その冷酷さから“金髪の野獣”
と渾名されたナチス第三の実力者であるラインハルト・ハイドリヒは
ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた
イギリス政府とチェコスロバキア亡命政府
はハイドリヒ暗殺計画を企て
ヨゼフ、ヤンら7人の兵士による暗殺部隊を
パラシュートによってチェコ領内に送り込む
二人はプラハの反ナチス組織や家族と接触
暗殺計画を着々と進めやがてそのミッションは実行される
だがハイドリヒ襲撃に憤慨したナチスは
常軌を逸する残虐な報復を始めるのだった
チェコスロバキアは第2次大戦中その工業力によってドイツの軍需工場となっていました
その事実上の統治者として君臨していたのがハイドリヒです
その統治も巧妙でインテリ層は粛清し
労働者は懐柔する飴と鞭による統治
で抵抗運動を抑え込みました
チェコスロバキア亡命政府としては抵抗活動の活発化と連合国側であることの証として何らかの行動をする必要があり
事実上の統治者であり、ナチスの重要人物であるハイドリヒの暗殺を企てるわけです
しかしながら暗殺実行者や協力者も危惧しておりましたが成功したとしてもナチスの報復は激しく
チェコスロバキアの一般市民に大きな犠牲が出る事は予想されました
実際複数の村が壊滅し
1万人を超える市民が殺されたとされています
暗殺実行者も最後は
イギリスって歴史的にみると結構えげつないことやってますよね今の中東問題も根底は第1次大戦時の二枚舌外交だし
この映画の題材になった作戦も結局英国人は犠牲になっていないし
BLUE~龍宮ものがたり~
昔々、浦島は助けた亀に連れられて誰もが知っている童謡・民話である「浦島太郎」
その背景で紡がれているアレゴリー
昭和に生きる一人の青年はある日突然いじめられた亀と出会い
海底に存在するという龍宮城に連れられて行く
そこには乙姫と呼ばれる女性がいた
乙姫は青年と出会い「心」というものを考える
決して交われぬ二人…その先にあった龍宮の真実とは
彼らの心の動きに添えて、海と大地にそしていつの世にも、大切なものが何なのかを問う
誰もが知っているお伽話をオムレット流にアレンジするファンタジー×ヒューマンドラマ
あの代表作がとうとう帰ってきた
帰ってきたというだけあって再演らしいです
浦島太郎は竜宮に選ばれた人間で地上に人間に海を守るように働きかける役割を担う人材ということらしいです
その割に人物のチョイスがどうかという疑問はありますが
竜王が選んでいるようなのでいいのでしょう
乙女たちはいったい何者童謡「浦島太郎」ではタイやヒラメが舞い踊るはずなんですけど
今回は下働きだったようです
カギを握る女の子は「ホタル」最初は「ホタルイカ」かと思ってました
この話を見て思い出したのはウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」あれも陸上と海中の関係でしたが
大人になってみたあの回のキリヤマ隊長は嫌な人物に感じたな
もっと自然を大事にしないといけないな自分は次郎でありたい
例え乙姫様とは会えなくても
朗読パンダ 第5回公演「Talking & Square」
「アメイジングファミリー」
佐野たまこは彼氏なし・二次元大好きの冴えないアラサー女子結婚はもちろんしたいけれど
家計を担う為仕事に明け暮れる日々であった
そんなある日、たまこは交通事故で死んでしまう死んだたまこの前に現れたのは、声だけはええ神様だった
「見てみますか?あなたの未来を」そこでたまこが見たものは
アラサーにようやく巡ってきたお見合いの光景だった
奇想天外な家族の、笑いあり・涙ありのドタバコメディー
「VSR 死の舞踏」
ようこそウォルドグレイヴ伯爵家へ
嵐の夜、医者アルバー・シーガルと妻ノエルは雨宿りの為、山奥の怪しげな屋敷に導かれた
そこはウォルドグレイブ伯爵家なんとも怪しげな一家の住まう屋敷であった
音響効果、スライド、そして朗読をコラボレーションさせた「ビジュアル・サウンド・リーディグ」で味わうミステリー
朗読パンダが描く新感覚の朗読エンターテイメトをご堪能ください
「義経千本ノック」
某県冨田村。人口は減る一方なのに老人は増える一方過疎化まっしぐらの村を活性化する為に用意した、戦前の映画「義経千本桜」
それがまさかの…8 分しかも…無声
でも、上映会をやると言ったからには引き下がれない
村中の声自慢よ 集結せよ集まったフリーダムな村人たちに、村長はタジタジで
上映会は一体どうなってしまうのか
オリジナルムービーや生アテレコなど見どころ満載のステージ
「赦しの秘跡」
― 俺のせいなんだよ俺があんな脚本書いたから
北海道から上京して女優を目指す小牧マリア
いつも稽古をしている公園で彼女はあるホームレスと出会うホームレスにしては妙に説得力のある演技論を持つその男は
ある事件をきっかけに筆を折った有名な脚本家だった
1人の女優との運命的な出会いと悲劇時を経て、物語は再び動き始める
4つのオムニバスストーリー
ホラーあり喜劇あり人情ものあり映像との組み合わせは非常に面白かったです
2回見ましたが「アメイジング」は役者さんによってセリフが変わって予想以上に笑えました
2つ目の「死の舞踏」は一番映像との組み合わせが面白かったと思います
朗読劇の中にうまく組み込んでありました
「義経千本ノック」は生アテレコのシーンも面白いですがやっぱり面接シーンでしょうね
早口言葉でよく噛まないと感心したのもありますけど
「赦しの秘跡」脚本家の先生もう少し早く気が付きませんかね
偶然にしては出来過ぎというのもあったのでしょうか
でも元付き人というかマネージャーは気が付いたんですね
最後を締めるにはいい作品だと思います
お目当ては「VSR 死の舞踏」の和泉ひよりさん2回行ったのでチェキをメイドとドレスの2枚いただきました
いただいたお菓子もおいしゅうございました
首の角度がすごい不気味なメイド役
が妙に似合っていたのはひよりさんらしい
が、本人もメイドさんがどんな殺され方をしたのかは知りませんでした
もう一人、お久しぶりな副島美咲さんにもご挨拶できましたすぐに思い出してくれてよかったです
天才と言われた女優の役でしたが
それだけのお芝居をしてくれたと思います
またどこかで会えればいいな
散歩する侵略者
数日間の行方不明の後不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた
急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海
夫・真治は会社を辞め、毎日散歩に出かけていく一体何をしているのか…
その頃、町では一家惨殺事件が発生し奇妙な現象が頻発する
ジャーナリストの桜井は取材中天野という謎の若者に出会い
二人は事件の鍵を握る
女子高校生・立花あきらの行方を探し始める
やがて町は静かに不穏な世界へと姿を変え事態は思わぬ方向へと動く
「地球を侵略しに来た」真治から衝撃の告白を受ける鳴海
当たり前の日常は、ある日突然終わりを告げる
相変わらず黒沢清監督の作品は私には理解しにくいところがあります
侵略者というのは寄生獣みたいに取り付くんでしょうかねただ、実体の無い精神体
のようなものだと考えればよろしいのでしょうか
だとすればクライマックスの攻撃はどうなっているんだろう
とか、もらう(奪う)能力は接触しないとできないんじゃないの
とか余計なことが気になったりして
人間側も笹野さんの組織はいったい何だったのだろう結構な武器を装備している割にあまり戦闘力は高くなさそうだし
とりあえず装備だけは良いもの揃えたんですかね
収穫は恒松祐里さんのアクションあれだけの動きができるとは思ってませんでした
これからも期待できるかも
あとは長澤まさみさんの○○○○が
やっぱり結構あるんだな~
と全く関係ないところが気になってたり
しかしながら日本の映画人の軍事的知識の不足はいかがなものか桜井(というより侵略者)に対する攻撃では
飛行コースからして建物の影になりそうな場所に着弾してたり
演出の関係と言えばそこまでですが
ちょっとレベルが低い
そもそも最初の一撃の標的はどう考えても車だよね