ダンケルク
フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士
背後は海
陸・空からは敵――
そんな逃げ場なしの状況でも
生き抜くことを諦めないトミーとその仲間ら、若き兵士たち
一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた
民間の船長は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう
英空軍のパイロットも数において形勢不利ながら出撃
こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった
果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか
勇気ある人々の作戦の行方は
CGに頼らずに臨場感あふれる作品に仕上げたのはお見事だと思います脱出しようとする陸軍兵士の絶望感とか
よく表現されていると思います
日本人の中でどれくらいの人が「ダンケルク」って知ってるかって話ですよそもそもダンケルクの奇跡っていうけど
もともと英仏の対独政策と西部戦線初期の軍事的失敗
を糊塗するためにチャーチルが仕立て上げたようなものですよね
ドイツ側のへまもあったけど
ストーリーも陸海空の時間軸が違うのが面白いとかいう話もあるようですが集束するのは面白いですが
私は正直わかりにくかったです
留期はいつからいつまで1週間
海もあれ1日じゃないでしょ
空は1時間となってたけど
スピットファイア燃料無くなってから何時間飛んでたの
あれだけ英軍兵士がいた時に無くなって
海岸に着陸してすぐドイツ軍の捕虜になるなんて
それともあれは別の機体ですか
映画ではイギリス軍を優先したような表現でしたがチャーチルは英仏同等に救出するように命じたのではありませんでしたかね
ちょっと触れられていたけど工兵隊が作った応急桟橋が
撤退に重要な役割を果たしたのは有名ですね
もっとも映画ですからそこをあまり出しては面白くなりません
最終的には大英帝国万歳映画ということで
ドリーム
東西冷戦下米ソが熾烈な宇宙開発競争を繰り広げている1961年
NASAのラングレー研究所では
優秀な黒人女性たちが“西計算グループ”で計算手として働いていた
リーダー格のドロシーは管理職への昇進を希望しているが
上司に「黒人GPには管理職を置かない」とすげなく却下
技術部への転属が決まったメアリーはエンジニアを志しているが
黒人には叶わぬ夢だと半ば諦めている
幼い頃から数学の天才と言われていたキャサリンは
黒人女性として初めて特別研究本部に配属されるが
白人男性ばかりの職場の雰囲気はとげとげしく
有色人種用のトイレすらない
それでも、3人は毎日をひたむきに生き
国家の威信をかけたマーキュリー計画に貢献しようと奮闘していた
1961年4月12日ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が
史上初の有人周回飛行に成功
NASAへのプレッシャーが高まるなか
劣悪なオフィス環境に耐え
複雑な計算に取り組んでいたキャサリンは
その類い希な実力を責任者のハリソンに認められ
研究本部で中心的な役割を担うようになる
ドロシーは新たに導入されたIBMのコンピュータ
によるデータ処理の担当に指名された
メアリーも裁判所への誓願が実り
白人専用学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスを掴む
そして1962年2月20日ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日がやってきた
歴史的偉業に全米の注目が集まるなか
打ち上げ直前にトラブルが発生
コンピュータには任せられないある重大な“計算”を託されたのは
すでに職務を終えて研究本部を離れていたキャサリンだった
1960年代アメリカの光と影ケネディ大統領のもとにソ連と宇宙開発競争をしながらも
国内では人種差別が横行していた時代
差別を受けながらも自分の夢に向かって明るく進んでいく彼女たちの姿に励まされますね
そんな時代であっても白人の中に彼女たちの存在を認める人たちもいたのはアメリカの強さなのかもしれません
特に研究本部の責任者の変人ハリソン氏もですが
アメリカ最初の周回飛行に挑んだジョン・グレン
の「切れ者の彼女の計算で正しければ飛ぶ(ニュアンスです)」
映画のセリフで震えが来たのは久しぶりでした
マーキュリー計画、ジェミニ計画初期のコンピューターが支えていたと思われていますが
そもそも初期型のコンピューターですから
操作も大変だったであろうことは想像できますが
実際は史実と違うところもあるようですが当時の空気としては近いものがあったと思います
今また米国至上主義(白人至上主義)の大統領登場により国内がガタガタし始めたようですが
何とかならんもんですか
個人的には今年一番予想を上回った良作夢を忘れて人生に疲れた人たちに見てもらいたい