悲しみよ こんにちは(サガン)
これはヤバいくらい良い!!!!
☆☆☆☆☆
ラジオで、夏の終わりに読むべき本であるって薦めてたけど、
本当にそうだよ!!!
うだるように暑い今だからこそ、この狂ったようで羨ましくて危ない物語は輝くのだ!!!
本の紹介文であらすじを→【太陽がきらめく、美しい南仏の海岸を舞台に、青春期特有の残酷さをもつ少女の感傷にみちた好奇心、愛情の独占欲、完璧なものへの反撥などの微妙な心理を描く】。
登場人物が、すでに興味をそそるんだ。
女たらしの父親、娼婦のような愛人、その暮らしに入り込む美しい熟女、大人になりかけの主人公の少女、そしてその少女を女にする男性。。。
この登場人物たちが、暑い暑い海岸を舞台に話を進めていくんだよ。危険なんです。
さらに、18歳でこの小説を書いた天才、サガンの文章力に陶酔してしまいます。主人公の少女が、女になって家に戻り、母になる予定の熟女と対峙する時は、少女が熟女に見つめられながらマッチをする、その沈黙の場面に、少女の後ろめ たさや恥ずかしさなどを見事に書ききっていて、驚愕です。