外国人向け料理教室を主催している
元寿司職人のMASASHIです。
先月、フランスで料理教室を行いました。
また、開催までの経緯もお伝えしてきました。
今回は、レッスン以外の
フランスでの出来事をお話ししたいと思います。
まずは、パリに到着してからのことですね。
今回の料理教室を主宰するAyakoさんに
車で迎えに来てもらいました。
待ってる間に見つけた寿司屋やコンビニを見て、
その価格に驚きました。
僕はフランスでは生きていけないと思いました(笑)
後でAyakoさんに言ったらウケてましたね。
空港なので高いそうです。
安心しました。
サーモン寿司2200円、つくね丼1700円、
ギョーザ6個1180円、おにぎり1個580円、
日本だったら、ボッタクリですね。
そして、Ayakoさんの家に向かったのですが、
突然、当たり屋に遭遇しました。
なぜ、このタイミングで?と思いましたね。
「俺の車が傷ついただろ!見てみろよ!修理代を払え!」
みたいなことを言われていたと思いますが、
Ayakoさんは相手としばらく話していました。
僕は何も出来ないのがもどかしかったです。
でもAyakoさんはヘコみながらも冷静でしたね。
フランスではよくあることなのだろうか?
そしてこの後は保険屋さんと話してもらうことになり、
数日後には、相手のほうが悪いということで解決しました。
僕達は、良かった~って喜びました。
Ayakoさんの家に着いた翌日は、
Ayanoさんというフランス在住の方も加わり、
食材の買い出しと準備をしました。
魚は、フランス人の知人に頼んであったようで、
港の市場から直送で魚屋さんが持ってきてくれました。
いつもはぶっきらぼうな人らしいのですが、
この日はご機嫌でしたね(笑)
何しろ、大きな魚を丸ごと3匹ですから、儲かったはずです。
「良い魚をありがとう」と褒めてあげました(笑)
サーモン
ヨーロッパスケトウダラ
メルルーサ(タラ科の魚)
メルルーサの刺身は3人とも初めて食べましたが、
これはまるでビンチョウマグロみたいな食感じゃあないか!
と感動しました。とても美味しかったです。
明日頑張るためにもう今日はいいよね、
ってことでワインで乾杯して、
翌日を迎えました。
グラスの中に入りたかったAyanoさん(笑)
そして、翌日は朝早く起きて、
3人でレッスンの行程を確認し、
本番にのぞみました。
ぶっつけ本番ということもあり、
ちょっとバタバタしましたね。
「あ!調味料とってきます」とか
「え!ボウルが足りない?」とかいって
Ayakoさん上の階へ行っちゃうんですよね。
でも、しょうがないんですよね
Ayanoさんは調理と写真撮影で忙しいし、
Ayakoさんしか場所分からないし(笑)
僕はフランス語は全然できませんから、
そのたびにドキドキですよ(笑)
あれ?どこ行っちゃうの?と心の中でつぶやいてます(笑)
多分、ゲストが日本人なら
「なにこれ、段取り悪ぃな」とか言われそうです。
でもフランスの人達は、
「いいよ、いいよ」という感じで
あまり気にしてなさそうでした。
おおらかな人達で良かったです。
レッスンが終わって夕方になると、
Ayakoさんの知人が訪ねてきました。
フランスでは、夕方に軽くお酒を飲みながら
おしゃべりを楽しむアペロという習慣があるそうです。
イケメンと美女のカップルで、
2人はしばらくスイスにワイナリーの勉強に行って、
フランスに戻ったら自分達のワイナリーをやるそうです。
夢があるっていいですよね。
彼女さんは料理人だったので、冷蔵庫にあった鴨肉を焼いてもらいました。
鴨肉のソテー、美味しかったな~。
僕は、お刺身を作りました。
イケメン君に、厚さが丁度よくて美味しいよ、と言ってもらえました。
彼女さんは、ユッケ用牛肉のネギトロ風を沢山食べてくれました。
素直に嬉しいですね。
そして翌日からのレッスンですが、
初日よりもスムーズにできました。
皆、自分の長所を発揮できたし、
お互いをサポート出来ていました。
素晴らしいチームワークに感動しましたね。
Ayanoさんがしてくれた下準備が完璧で、
Ayakoさんとの通訳もスムーズでした
そして、夜はご近所さん達とアペロですね(笑)
ワインにとても詳しいご婦人がいて、
解説を受けながら色々なワインを飲みました。
ワインの話、仕事の話、最近の出来事など
色々な話をしました。
僕は目の前にいた男性に、
「もっと多くの人に教えたほうが良い、また来るんだろ?」
と言われたのが嬉しかったです。
AyakoさんとAyanoさんは
別の男性達に口説かれてました(笑)
他の人達は、「また始まったよ~」とか言って笑ってました。
そういう会話を楽しむのがフランス人なんでしょうね。
ちなみに、女性達を口説いていたのは、
この写真撮ってくれた人と、この後来た男性です(笑)
話変わりますが、僕はフランス滞在中に、
現地の一般の人達が食べているお寿司を試してみました。
1回目は、シノンの小さなスーパーに売っている寿司。
激マズですよ、と言われましたが、
本当にそうでした。
原因は米ですね。
米を潰して餅状にして伸ばした感じです。
それでも、そこそこ売れてるそうです。
一番下の、ケバケバした具材ロールはヤバかった
2回目は、パリにある
寿司と中華料理のテイクアウトがメインの店。
こちらは、日本ほどではないけれど
まあまあ美味しい寿司でした。
やはり米がちょっと餅感あるんですよね。
でも、1回目の激マズの記憶があったので、
とても美味しく感じました(笑)
サーモンとアボカドは問題なく美味しかったです
日本に帰国する前日には、
近所にいるAyakoさんの義理の両親の家で
夕食を食べました。
僕達は海老天とムール貝のフライを作って持っていきました。
あの時は、食べてくれないかもしれないと思って緊張しましたね。
フランス人は日本人のように、
作った人に気を使って食べるということは、あまりしませんから。
でも、初めて食べた天ぷらと貝のフライは、
美味しいと言って、いくつも食べてくれました。
それは本当に嬉しかったですね。
海老の天ぷらは特に喜ばれました
帰り際に、何か言われたんですけど
全く分からないんですよね、フランス語。
料理のお礼だったのか、別れの挨拶だったのか。
分からない。
僕も感謝を伝えたいけど伝えられない。
実にもどかしかったですね。
僕は「メルシー」としか言えませんでした・・・。
最終日は、ロワール地方のシュノンソー城を見たり、
パリをブラつきました。
僕は初めてお城を見ましたが、いいものですね。
庭園もとても綺麗でした。
城内いたるところにイースターの飾りがあったのは
嫌でしたけど。
パリは、通りすがりにあった教会と
ノートルダム大聖堂に行きました。
教会のステンドグラスは綺麗でしたね。
ノートルダム大聖堂は中に入れないのが残念でしたが、
観光客で賑わっていました。
パリは都会ですね。
人も多いし、建物も多いし、飲食店なども多い。
楽しめる場所も多いような気がします。
ずっと、見渡す限り畑という場所にいたので、
余計にそう感じたのかもしれません。
今回シノンで出会った人達は
親切で良い人達ばかりでした。
時々食べ物などを物々交換したり、
困ったことがあれば、皆で助け合ったりしているそうです。
都会も田舎も、それぞれ良いところがあるな、と思いました。
ということで、
僕のフランスでの出来事を書いてきました。
ここまでお読みくださって
ありがとうございました。
これからも、沢山の人達に寿司や和食を教え続けていきたいと思います!
こちらは家庭でも作れる和食料理を学びたい外国人(訪日・在日)向けレッスンです。
基本的には、オンラインでレッスンいたします。
*レッスンの内容
お寿司をメインに、手軽に作れる美味しい和食をお教えいたします。
和食の基本、出汁の作り方なども覚えられます。
プロフェッショナルの調理技術や知識を学ぶことができます。
レッスンは日本語で行いますが、外国人用に英語のレシピもあります。
デモンストレーションを交えて丁寧に教えるので、初心者でも安心して調理できます。
楽しく調理ができるようなメニューです。
*こんな方に
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MASASHI