2011年 大王製紙エリエールレディス 最終日 観戦応援記
どうも・・・
先週は智恵ちゃんを応援しに香川エリエールGCに行ってきました。
前週の伊藤園を欠場した智恵ちゃんですが、手首痛の影響が残るようで初日、2日とショットに乱れが出てた中でもTOTAL-2の19位タイで最終日を迎えました。
TOPの藤田プロとは8打差ですが、一昨年のこのコースでtoday-10のツアータイ記録をたたき出した智恵ちゃんですから、そんな期待を抱きながら瀬戸大橋を渡って香川に向かいます。
この大会は隔年でコースを香川と愛媛で開催してますから今年で3回目になります。
毎回思うのですが、ピストンバスを降りてからクラブハウスまでかなり歩く、しかも一番低いところからずっと上りですが、智恵ちゃんの応援のための試練です・・・笑
さて、クラブハウス前着いてみると、既に多くのギャラリーが練習グリーンを取り囲んでます。
このコースにはドライビングレンジが無いんです・・・
選手は近くのコースか練習場に車で送迎されて練習しているようですが、ギャラリーは見ることが出来ませんので、当の智恵ちゃんの調子は確認出来ません。
智恵ちゃんもまだ練習グリーンに姿を見せていませんので、朝メシやらトイレとかを手早く済ませます。
練習グリーンに姿を見せた智恵ちゃん、この日のウエアは白のノルディック風な柄のお洒落なジップニットブルゾンにピンクのスカートに黒のタイツ姿・・・既に冬の装いですが素敵なコーディネートだと思います。
練習を見る限りパットはまずまずの感じで、パット自体は問題無さそうです。
この日のカップリングは同じスコアの服部真夕プロと藤野オリエプロ、最終組からは1時間も前のスタートになります。
では、1番から順に
1番495yPAR5:左に小さい池が2こ並ぶロング。
1打目、智恵ちゃんはFW左230yあたりをキープしますが、藤野プロ、真夕プロはそれぞれ智恵ちゃんから10y、20yと先を越されます。
2打目は約100y残しのFWへ運ぶ智恵ちゃん。藤野プロもその先10yへレイアップですが真夕プロは2オン狙いで右前のバンカーに入れてしまいます。
3打目、アプローチ勝負は智恵ちゃんらしくなく薄い当たりでグリーン中央のピンに対して10mショート。藤野プロも手前7m、真夕プロが右6mに3オン。
ここからのバーディトライ、智恵ちゃんは上りのラインとは言え、いきなり2mショートするピンチ。それでもこれをこれをしっかり沈め「ナイスパー?」発進。
他のお二人もそれぞれラインが読みきれず2パットのパー発進。
2番418yPAR4:セカンドが下りになるミドル。
1打目、智恵ちゃんは2打目が下り斜面になるあたりの250yのFWセンタまで飛ばします。
藤野プロは引っ掛けた当たりで240yの左ラフ。真夕プロは下りを転がして280yも飛ばします。
2打目、智恵ちゃんは残り170yくらいの左奥のピンに対してフェードでピン前10mにナイスオン。
真夕プロはピンの右に2オンしますが、藤野プロは左のラフに外しますがピン傍1mに3オン。
そして智恵ちゃんのバーディパットはきつい上りを今度はしっかり打って・・・「入れ!」って声を掛けると同時にジャストで『ナイスバーディ!』。TOTAL-3です。
真夕プロは2パット、藤野プロもパーセーブパットを沈めてパーとします。
次のホールに向かうエスカレータの折り返し付近で智恵ちゃんを待ち『ナイスバーディです!』って声を掛けて智恵ちゃんから会釈で応えてもらいました。
3番200yPAR3:距離のあるショート。この日のピンは手前エッジから5mあたり。
智恵ちゃんは左奥5mのチャンスつけます。藤野プロは手前3m、真夕プロはピン右奥9mに1オンします。
智恵ちゃんのバーディトライはスライスラインが左に抜け2パットのパー。
真夕プロは1mショートしますが2パット、藤野プロのバーディパットは惜しくもショートし2パットのパー。
4番357yPAR4:極端な左ドッグレッグのミドル。前日は左の林にOBしたらしい・・・
1打目、智恵ちゃんは左を避けるかのように右に行ってしまい、ドッグレッグの角のバンカーのさらに右のラフ。グリーンまでは遠くなってしまいました。
藤野プロと真夕プロはしっかりFWキープします。
2打目、ラフからでしたが120-30yくらいでしょうか、ピン左手前のバーディチャンスに2オン。
真夕プロは手前5m、藤野プロも右目の5mとそれぞれチャンスにつけます。
そして智恵ちゃんのバーディトライはスライスラインが惜しくも右に切れ2パットのパー。
真夕プロは左に抜け、藤野プロは30cmショートしそれぞれパーとします。
このホールのグリーン周りで智恵ちゃんのオカンを見つけましたので、いつもの通りご挨拶を・・・
そして、「先程は10mくらいあった、ナイスバーディでした~」って伝えると・・・
「そーねー、ショットはどこ行くか判らないらしいけど・・・パットは調子良いみたいだから・・・」って笑って応えてくれました。
智恵ちゃんのショットの不調は本当らしいですが、パットが良ければスコアは作れますから・・・
5番343yPAR4:短めのミドルは右はOBになってます。
1打目、智恵ちゃんはFWセンタ230y付近。真夕プロは250y、藤野プロは220yのFWです。
2打目、ピンは左手前側に対して智恵ちゃんのショットは当たりが薄い感じで右手前のバンカーに捕まります。
かなり左足上がりになるアゴの下付近で、ピンまで15mくらいか・・・
藤野プロは手前5m、真夕プロピン横1mのバーディチャンス。
智恵ちゃんのバンカーからのリカバリーショットは玉足が転がらずピン手前4mで止まりピンチです。
そしてこのパーセーブパットは5cmショートしてしまい2パットのボギー。TOTAL-2に戻ります。
藤野プロは左に抜け2パットパー。真夕プロはしっかり沈めバーディとしTOTAL-3とします。
6番346yPAR4:打ち降ろしの短いミドル。フェアウエイが狭くなって左右OBです。
1打目、智恵ちゃんはUTでFW190yにレイアップします。ちょっと距離が出ていない感じです。
真夕プロが200y、藤野プロが195yくらいのFWです。
2打目、ピンは右奥に対して智恵ちゃんは右手前のカラーに外してしまいます。
真夕プロはピンの左4m、藤野プロは手前7mに2オン。
智恵ちゃんはアプローチでチップインを狙いますが1mオーバーし1パットのパー。
真夕プロ、藤野プロともバーディトライはショートして2パットのパーです。
7番148yPAR3:谷越えですが短めのショート。ピン位置は右奥め。
智恵ちゃんはピンに対して右に流れますが右端ぎりぎり6mに1オン。
真夕プロはピンに真っすぐ向かいあわやエースのピン奥10cmのスーパーショットを見せ難なくバーディでTOTAL-4とします。
藤野プロも右3mのチャンスにつけます。
智恵ちゃんのバーディパットは右に抜け2パットのパー。タッチは良いですがラインが合いません。
藤野プロはこのバーディトライもショートしてパー。
8番401yPAR4:セカンドから打ち上げていく距離のあるミドル。
1打目、智恵ちゃんは240yのFWセンタキープ。
藤野プロと真夕プロは同じような距離ですが右のラフに止まります。
2打目、ピン位置は左奥めで智恵ちゃんはピン奥6mに2オン。
藤野プロはピンの右4mのチャンスにつけますが、真夕プロはグリーン奥のラフに外してしまい、ここからのアプローチはピンの下3mまで転がってしまいます。
智恵ちゃんのバーディトライは右に抜け2パットのパーです。
藤野プロも外しパー。真夕プロはパーセーブパットがカップを1周しながら外れる不運でボギーとしTOTAL-3とします。
9番503yPAR5:グリーン前に池が待ち構える打ち降ろしのロングです。
1打目、智恵ちゃんは240yFW左ぎりぎりをキープ。
藤野プロは240yセンタですが、真夕プロは右に曲げバンカーの更に右のラフ250y付近です。
2打目、智恵ちゃんは3Wで飛ばしますが右の池を避けるように左のラフに捕まります。
藤野プロ、真夕プロも左のラフに捕まります。
アプローチは智恵ちゃんは残り50yくらいからピン手前3.5mのチャンスに着けます。
真夕プロもピン奥ですが2mのチャンス、藤野プロは手前6mにつけます。
智恵ちゃんのバーディトライはフックラインでしょうが右に抜け2パットのパー。
藤野プロは左に抜け同じくパー、真夕プロも下りのラインが右に切れパーとします。
前半終えて・・・
智恵ちゃんは1バーディ、1ボギー、フェアウエイキープ率6/7、パーオン率7/9、16パット。
ショットが乱れるという事はありませんが、全体的にドライバーは距離が出ていない感じです。身体にキレが無いように見えますし、ショートアイアン、ウエッジの距離感もキレが無い分合わないように見えます。
パットのタッチは悪くないですがラインが読めていません。もう少し近くにつけたいところですか・・・。
そして真夕プロはショットは良いですがパットが今ひとつ。そしてショットが一番良いのが藤野プロですが、パットがことごとくショートではスコアを伸ばすことが出来ないです。
よそのパーティはバーディが沢山出ていそうですが、この組は大人しいゴルフでした。笑
引き続き後半です。
10番402yPAR4:ほぼ真っすぐなミドルですが距離はあります。
1打目、智恵ちゃんのティーショットはFW左端230y付近。藤野プロは240y、真夕プロは260yのセンターをキープ。
2打目、智恵ちゃんは奥目のピンに対して手前4mのバーディチャンスにつきます。
藤野プロはピン右手前10mに2オン。真夕プロは智恵ちゃんの左のバーディチャンスです。
智恵ちゃんはこのバーディパットをきっちり沈め『ナイスバーディ!』再びTOTAL-3とします。
真夕プロは同じような距離ですが10cmショートして2パットのパー。藤野プロも惜しくも外し2パットのパー。
11番495yPAR5:テシーショットは打ち降ろしで、そのあと打ち上げになるロング。
1打目、智恵ちゃんは240y付近のFWセンタ。真夕プロはその左のラフ、藤野プロは220yの左ラフに捕まります。
2打目、智恵ちゃんは残り100yくらいのFWセンタにしっかり運びます。
真夕プロと藤野プロは120y残しのFWにレイアップします。
3打目、智恵ちゃんは右目のピン位置に対して右手前5mのチャンスにつけます。
真夕プロは左手前7m、藤野プロは手前9mに3オン。
智恵ちゃんのバーディパットは惜しくもカップの右を抜け2パットのパー。
真夕プロも1stパットが1mショートしますが2パットでパー。
しかし藤野プロは1stパットを1.5mオーバーしてしまい、返しのパーパットが左に切れて3パットのボギー。TOTAL-1に後退です。
12番429yPAR4:だらだらと打ち降ろしになる左ドッグレッグのミドル。
1打目、智恵ちゃんは260yのFWセンターのベストポジションに運びます。
真夕プロは右目に打ち出してドッグレッグを突き抜けるようにラフに捕まります。
藤野プロは240yのFW右目をきっちりキープします。
2打目、智恵ちゃんはピン正面3mのバーディチャンスにつけます。
真夕プロは左手前のガードバンカに捕まり、そこから2mに寄せますが2パットのボギー。TOTAL-2に戻ります。
藤野プロはピン奥ですが3.5mにつけ、そこからバーディパットを放り込みTOTAL-2に戻します。
そして智恵ちゃんのバーディパットはジャストタッチでしたがカップの右フチに止まり2パットのパーとします。
13番180yPAR3:谷越えのショート、ピン位置はグリーン右奥。
智恵ちゃんはピンの左前ちょうどグリーンセンタに1オンですが12mくらい残ります。
真夕プロはピン左前2mのバーディチャンスでこれをしっかり沈めるナイスバーディでTOTAL-3とします。
藤野プロもピン手前5mにつけますが、バーディトライは10cmショートして2パットのパー。
そして智恵ちゃんは1stパットが1mオーバーしますが、返しをしっかり沈めて2パットのパーとします。
14番338yPAR4:高台からの打ち降ろしの右ドッグレッグです。
1打目、智恵ちゃんはFW左目ですがしっかりキープします。
真夕プロはドッグレッグをショートカットするかのように右のラフに捕まります。藤野プロは智恵ちゃんの右にキープします。
2打目、智恵ちゃんは残り80yくらいをピンに真っ直ぐ向かいますが距離感が合わずピン手前11mに2オン。
真夕プロはラフからランを使ってピン手前1.5mのバーディチャンスにつけますが、これを外して2パットのパー。
藤野プロもピンまで14mに2オンしそこから2パットのパー。
智恵ちゃんも1stパットが1mショートしますが2パットのパーとします。
15番385yPAR4:ここも打ち降ろしの右ドッグレッグのミドルです。
1打目、智恵ちゃんはFW右端240yのベストポジションに運びます。
真夕プロはかなり右に打ち出し右のバンカーの更に右のラフに捕まります。藤野プロは230yの右FWをキープします。
2打目、智恵ちゃんは右奥のピン位置に対して手前7mに2オンします。
真夕プロも手前8mに2オン、藤野プロはピンの右3mのバーディチャンスにつけます。
そして智恵ちゃんのバーディトライは上りのラインでパンチが入ってしまうミスパットで1.5mオーバーしてしまいます。
この返しのパットが右に抜けてしまい3パットのボギー。TOTAL-2に戻してしまいます。
真夕プロも2パットのパー。藤野プロのバーディパットはカップに蹴られ2パットのパー。
16番273yPAR4:打ち上げですが短いミドルのチャンスホールです。
1打目、智恵ちゃんはきっちり240y飛ばしてFWセンタへ。
真夕プロは240y左のラフ、藤野プロは230yFWセンタをキープします。
2打目、智恵ちゃんはピン手前1.5mのバーディチャンスに着けます。
藤野プロは手前5mにつけますが、バーディパットは5cmショートしてパー。
真夕プロはラフからスピンが掛からずピン奥4mに2オン。しかしこれを見事に放り込んでナイスバーディでTOTAL-4と伸ばします。
智恵ちゃんはこれに力が入った訳でもないのでしょうが、このバーディパットが左にキレ2パットのパーとします。
17番165yPAR3:2段グリーンの左奥のピン位置。
智恵ちゃんはピンを積極的に攻めますがフェードが掛からずグリーンを左に外します。
ここからアプローチでチップインを狙いますが、50cmに止まり2パットのパー。
真夕プロはグリーン奥にこぼしてしまいますが、パットで1mに寄せて2パットのパー。
藤野プロはグリーン奥のラフまで転がってしまい、返しのアプローチも3mピンを下ってしまい、3オン2パットのボギーでTOTAL-1に後退してしまいます。
18番530yPAR5:ティーショットが打ち降ろしになるロング。
1打目、智恵ちゃんはやや左目ながらFWの240yをキープ。
真夕プロは260yセンタ、藤野プロは240y右のFWです。
2打目、智恵ちゃんはしっかりレイアップしたつもりが、思ったより距離を残った感じで残り130yのFWセンタに運びます。
藤野プロは100y残しのFW、真夕プロは70y残しのFWセンタにレイアップです。
3打目、智恵ちゃんは奥目のピンを積極的に狙いますがピン右奥のラフにこぼれてしまいます。
真夕プロはピン手前3mのバーディチャンス、藤野プロはピン左6mのチャンスにつけます。
智恵ちゃんのリカバリーアプローチはチップショットでピンを狙う感じに見えましたが、上手くヒットせずピンを10mオーバーしてしまい、結局4オン2パットのボギー、TOTAL-1に落としてホールアウト。
藤野プロのバーディトライは右に抜け2パットパー、真夕プロも右に切れてパーで終了。
結局この日の智恵ちゃんは2バーディ、3ボギーのtoday+1、TOTAL-1の30位タイで終了。
フェアウエイキープ率13/14、パーオン率16/18、34パット。
ドライバーの距離が出ていなかったのと、ショートアイアン・アプローチショットの切れが智恵ちゃんらしくなかったとおもいます。
パットはたまにショートすることはあったがタッチはまずまず・・・でもなんかラインが読めなかったみたいな感じです。
まあただショットが乱れてどうしようも無いって感じでは無かったので、気持ちが乗ってくればショットにキレも戻ってくるのでは・・・と期待してます。
他のお二人・・・藤野プロは乱れることはなかったですが、兎に角パットがショートしてもったいなかった感じです。
真夕プロは適当にドライバーが乱れるのですが、しっかりパーオンしてチャンスを作ります。ただこちらももうちょっとパットが入ればビッグスコアが出ても良さそうなゴルフでした。
この大会の話題の一つは智恵ちゃん又はさくらプロが優勝してアンプロの賞金女王決定に待ったを掛けるかってことでしたが、智恵ちゃんは叶わず・・・
さくらプロはもう一歩のところまで行ってましたが、17番・18番の勝負処でパットを決めることが出来ず優勝を逃します。
スコアを崩した最終組を捲ったのが李知姫プロ・・・気楽な位置からスコアを伸ばして優勝をさらい・・・
アンプロが8位タイに入った事もあり結果、アンプロの2年連続の賞金女王が決定したようです。
もう一つの話題は古閑美保プロの現役引退のラウンド・・・
その勇姿を一目見ようと集まったファンが大勢いまして、取材陣も多数従えて、クラブハウス前はごった返してしまってました。笑
私は智恵ちゃんの出待ちしていましたが、人の波に流されるままでした・・・
古閑プロ、本当にお疲れ様でした。
あ、智恵ちゃんは古閑プロの引退を労った後、しっかりファンサービスに出てきてくれました。
一応用意していたお誕生日プレゼントを一足早くお渡しして、CATでの優勝フォトにサインを頂きましたので、この大会の結末を確認する事無く会場を後にしました。
その他、来年のツアーシード権も粗方決まったようですが・・・
最終戦に野村敏京プロが出場するとのことで、最後の1人が確定していないそうです。
若林舞衣子プロかどちらか・・・
ツアーシードが確定しましたら新しい顔ぶれなどの感想もまとめてみたいと思います。
長くなりました・・・
ではこのへんで・・・
2011年 伊藤園レディス 雑感
はい、どうも・・・
先週の伊藤園レディスはご存知の通り智恵ちゃんは急遽欠場されました。
ミズノ後のHPでのコメントでは出場の意気込みを述べていただけに、手首痛再発の情報にファンの皆さんの間では心配のコメントが飛び交ってました。
ただブログで欠場の報告や挨拶が無いとか遅いとか、そんな不満をあげるコメントには困ったものですね。
幸い手首痛の再発は深刻なものでは無かったのか、エリエールからの残り2試合には出場されるとのことをブログに綴られてます。
ミズノの最終日での状態がファンの方のコメントからするとあまり良くなかったようですし、伊藤園の初日の天候が悪いとの情報もあったので、急遽手首のケアに時間を割く事にされたのかも知れません。
確かに伊藤園の初日は気温も下がる中、度重なる雨天中断と日没サスペンデッドであった事を考えると賢明な選択だったように思います。
しかしながら智恵ちゃんの欠場は残念だったという気持ちはどうしてもあります・・・
というのも、伊藤園はsky-aによる中継『全部見せますシリーズ』があるからです。
今の智恵ちゃんの位置ならば結構たっぷりと取り上げられたであろうと・・・まあ仕方ないです。
さて、肝心の2011年伊藤園レディスの雑感です・・・
2日目から午前中から中継もあってたっぷりと見ることが出来ました。
天候も中継に合わせたかのように回復しまして、バーディ合戦が展開されました。
2日目終わって、服部真夕プロと青山加織プロがTOTAL-6でTOPに並びます。
お二人とも岡本綾子プロの愛弟子の同門対決となるのですが、それ以外に3打差内に9人がひしめく混戦ですから、最終日の展開は全く読めませんでした。
なにしろ・・・
真夕プロは最近最終日に伸ばせない、崩れるといったジンクスを抱え・・・
青山プロは初優勝のプレッシャーが大きい・・・
1打差の馬場プロはパットの出来次第ですし・・・
2打差のさくらプロは逆転賞金女王の期待に応えることが出来るか・・・
藤田プロの爆発力も侮れないし・・・
藤本麻子プロも初優勝が喉から手が出るほど欲しいでしょうし・・・
3打差の桃子プロも2週連続優勝も・・・
といった感じでして・・・まあ智恵ちゃんがいないから誰を応援してよいか判らないって事ですね。笑
で、その最終日はさくらプロが期待に応えて前半からスコアを伸ばし午後の中継に入る頃には2打差をつけてTOPに立ち、さくらプロにいよいよ決まりかと思えた時にドラマが起きます。
午後の中継が始まりますが、さくらプロのスコアが伸びません・・・
それに対して同じ組で回る麻子プロは16番、17番と難しい距離のパットを沈めてさくらプロに並びます。
この時点でさくらプロにプレッシャーが掛かっていたかは判りません。
逆に麻子プロに初優勝というプレッシャーが掛かってもおかしくないはず・・・そう思って中継を見てました。
ところが、迎えた18番のセカンド・・・確かに何度かこのホール、この場面で数々のドラマが生まれています。
それは18番グリーンの左側を囲む池の存在です。
麻子プロは1打目が会心の当たりでFWセンター、さくらプロより先に飛ばしてました。
2打目はさくらプロが先。そしてさくらプロは1打目をFW左目に置いてしまったため、僅かに池越えでフェードでピンを攻めると池の上から回していく格好になります。
中継で見ててもいやなロケーション、距離も170yはあったでしょうか・・・
やや左目に打ち出されたそのショットは嫌な予感を証明するかのように池に捕まってしまいます。
さくらプロはここをダボにしてしまいTHE END。
麻子プロは池の掛からないロケーションから安全にピンの右側手前15mくらいに2オン。
この時点でプレッシャーはあったみたいで1stパットを2mショートさせます。
それでもこのパーセーブパットを強めに放り込み単独TOPで後続を待ちます。
最終組の馬場プロがバーディで上がればTOPにならぶところでしたが、2打目をショートするミスショットで勝負あり。
見ているほうは馬場プロが最後に追いつく事で初優勝の掛かった麻子プロにプレッシャーを掛けて欲しかったところですが・・・
そして、さくらプロは今年勝負強さを見せてくれていませんから、もしやとは思いました。
それでも18番の1打目を麻子プロをオーバードライブしていれば、2打目を麻子プロに先に打たせていれば、案外結果は違ったものになったのかも知れません。
優勝インタビューもかなり上がっていた麻子プロを見て余計にそう思いました。
何れにせよSunday back 9で伸ばしたのが麻子プロなんですから優勝して然るべし・・・ですね。
初優勝おめでとうございます!
智恵ちゃんがこの大会に出場してて、優勝争いに絡む位置にいたら・・・
最後まで麻子プロにプレッシャーを与えるプレーをしていたかもしれませんね。笑
今週、エリエール香川での智恵ちゃんに期待したいと思います。
では・・・
2011年 ミズノクラシック 雑感
2011年のミズノクラシックは桃子プロの2年振りの優勝で幕を閉じました。おめでとうございます!
彼女の優勝は国内では2009年アクサ以来ですが・・・
2008年にUSLPGAメンバーになってからはUSLPGA競技で初めての優勝となります。
2008年からUSLPGAに参戦して4年目になりますか・・・特にこの2年は国内でも優勝争いに絡むこともなくなってきており、その間コーチや専属キャディを変えるなど試みるも、結果が出せていない不安があったと思います。
藍ちゃんでも2006年参戦から2009年のエビアンまで4年かかりましたから・・・
そう言えば藍ちゃんもその前年にかなり調子を落としてからの復活であり、翌年には年間5勝挙げる活躍でしたから桃子プロもこれを転機に輝いていた強さが戻ってくると良いと思います。
トーナメント全般の雑感として振り返りたいと思います。
今年も強烈なバーディ合戦になりました・・・
風があまり無く、ラフも厳しくなく、広いフェアウエイ。そんなに罠みたいなセッティングもない感じでしょうか・・・
しかもかなりの技術を持っている面々ですからどこからでもスコアが伸びてくる感じです。
USLPGAのメンバーはいつもそんな感じでトーナメントを競っているためか、基本的にショットもパットもガンガン攻める意識が強くなるのでしょうか・・・
その点、日本国内のメンバーでは普段のトーナメントでは誰が伸ばして来そうかは予測がつくのだろうし、常に勝利を強く期待されるプレッシャーを受けてている数名のプロなども、状況を見て無理に攻める事もない展開が多くなってしまうのかも知れません。
ですからこんなに伸ばす展開は逆に慣れないプレッシャーになるのでしょうか・・・
今年もアメリカを主戦場にしているプロと日本を主戦場にしているプロの成績を比較してみると、
TOP10で見て・・・USLPGA 9人 VS JLPGA 3人(さくらプロ、テレサ・ループロ、リエスドプロ)
TOP20で見て・・・USLPGA 14人 VS JLPGA 10人こんな感じです。
昨年とあまり変わっていませんが、ワールドランキングから見ても仕方のないことでしょうか?
智恵ちゃんも自分より技術が高い人が多い中で挑戦者として自由にやってみたいと思うのかも知れません。
ではこの3日間の智恵ちゃんについて振り返ってみます・・・
初日は藍先輩と昨年のUSLPGA賞金女王チェ・ナヨンプロとです、初日からCS中継もあり、放送としてはメインの組ってことですね。
中継ホールは後半の13番からで、智恵ちゃんはここまでEVENですが全体の中の50位くらいと出遅れてしまっていました。
それでもチャンスホールの13番ロングではグリーン手前からのアプローチをしっかり寄せて楽々バーディ。
続く14番でも2mくらいにつけたバーディパットをしっかり沈め連続バーディと乗って行けそうだったんですが・・・
16番ロングの2打目がラフに掛かり、そこからのグリーンを狙ったショットがカラーに僅かにこぼれると・・・
カラーからピンまで小さなマウンド越えの7-8mのパットを1.5mショートさせるミスパット。
このパーセーブパットはラインに自分の影が重なるいやらしい感じでしたが、スライスを読みすぎ左に外してしまいます。
この初日は結局3バーディ、2ボギーのtoday-1で38位タイと出遅れます。
ドライバーはとても安定していました。アイアンとアプローチが今ひとつのようだとのラウンドレポートもあり、長めのパットが入ってくれなかったみたいです。
初日出遅れたために、2日目は裏街道スタートの智恵ちゃん。
そのためTV中継には午前・午後とも全く掛かりません・・・
でもそんな中6バーディ、ノーボギーでTOTAL-7でTOPと6打差ですが9位タイに上がってくれました。
中でもロングで4つしっかり獲ってくれてます・・・コメント入れていたのが効いた訳もないのでしょうが嬉しかったです。
3日目は最終組の2つ前ですから活躍次第ではしっかり中継される位置です。
組合せはキム・インキョンプロとテレサ・ループロです。インキョンプロはロレックスランクで智恵ちゃんのちょっと上にいますし、体格も智恵ちゃんくらいですから智恵ちゃんがアメリカで戦う上で参考になるプロだと思ってます。
最終日午前のCSの中継で智恵ちゃんは1番のティーショットを左に打ち出してしまいドキッとしましたが、ラフで止まってくれてました。
しかし2打目はバンカーに捕まったようで、3打目は100yくらいのバンカーショットでグリーンを狙います。
4mくらいピンをオーバーするもののバーディチャンスにつけます。
軽く下りのラインでしょうか、智恵ちゃんはジャストタッチで流し込むナイスバーディで幸先良くTOTAL-8に伸ばします。
しかし中継のあと、ネット速報で確認すると2番でダボ・・・やってしまいましたバーディのあとのダボ。どうも2オン3パットだったらしいです。
そして7番ロングでバーディ獲るもすぐボギーとして前半today+1と周りがバーディラッシュでスコアを伸ばす中、智恵ちゃんは順位を大きく下げてしまいました。
午後の中継もなかなか智恵ちゃんは映してもらえません・・・二桁アンダーにならないとダメみたいです。
それでも18番の2打目とバーディトライはやっと映してもらえました。15m以上の長いバーディトライは良いタッチでしたが2パットのパーで、結局today EVENでTOTAL-7の18位タイ。
最終日はショットに苦しんだみたいです。
3日間の記録をみると・・・パーセーブ率が92.6%、パーオン平均パット数が1.74、パーオン率77.8%でリカバリー率が9/12ですから、何が悪かったのか・・・
ゴルフとしては悪い内容ではなかった・・・でも優勝を争えるゴルフでなかった・・・
そんなところでしょうか。
国内の大会も残り3試合となりました。
次の伊藤園は智恵ちゃんとしてはあまり結果が残せていない大会ですが、逆にプレッシャーの無いところで伸び伸びとやってみて欲しいですね。
期待して応援しましょう!
では・・・