マイホームを突然失った12年前、
夫は、
「子供達には、家を失った負担を感じさせないように生活してしていこう。子供達の笑顔だけは守っていこう。」
と言っていた。
それ以来、戦場の様なサバイバルな毎日だが、子供達には、それを感じさせないように、1日の終わりの、私達の幸せのゲージは、
子供達の笑顔
だった。
夫は、幾ら嫌なことがあっても、子供達の前では。いつも冷静で、冗談を言ったりし、あの精神力は、相当なものだと思う。
ただ、私は一回だけ、娘の前で、大泣きしてしまった事がある。
それは、大金を騙し取られ、マイホームから追い出され、この町に引っ越したばかりで、食べるものさえなかった夏休み。
私は、お腹が空いている5歳の娘を連れて、市で夏休みの間、毎日提供してくれている、無料のランチをもらいに、近くの公園で列に並んでいたのだが、私達の番になると
夫は、幾ら嫌なことがあっても、子供達の前では。いつも冷静で、冗談を言ったりし、あの精神力は、相当なものだと思う。
ただ、私は一回だけ、娘の前で、大泣きしてしまった事がある。
それは、大金を騙し取られ、マイホームから追い出され、この町に引っ越したばかりで、食べるものさえなかった夏休み。
私は、お腹が空いている5歳の娘を連れて、市で夏休みの間、毎日提供してくれている、無料のランチをもらいに、近くの公園で列に並んでいたのだが、私達の番になると
「ごめんなさい。もうランチなくなっちゃいました。」
と言われた。
その日のメニューは、ターキーサンドイッチで、娘は楽しみにしていたので、残念そうだったが、それを我慢している、お腹の空いた娘の手を握って、車で家まで戻る帰り道。
私は、自分達の前でランチがなくなってしまったという不運と、甲斐甲斐しく我慢している娘が不憫で、自然と涙が止まらなくなり、気が付いたら、運転しながら、娘に
その日のメニューは、ターキーサンドイッチで、娘は楽しみにしていたので、残念そうだったが、それを我慢している、お腹の空いた娘の手を握って、車で家まで戻る帰り道。
私は、自分達の前でランチがなくなってしまったという不運と、甲斐甲斐しく我慢している娘が不憫で、自然と涙が止まらなくなり、気が付いたら、運転しながら、娘に
「こめんね。ごめんね、、、」
と言いながら大泣きしていた。(おそらく、突然家を失ったショックも、同時に襲ってきなのだと思う。)
そして、今後は、
そして、今後は、
“二度とこんな思いはしたくない”
どん底
はだった。
そう言えば、以前、「昔の男」という日本のドラマで、主人公のあかりが、昔の男である嵐と不倫し、どんどん不幸になっていくのだが、店のマスターが嵐に
「どん底にも、色々ある。ただ息を吸って吐いているだけの毎日もどん底だ。ちょっと、あなた達のような激しい人生が羨ましくなる。」
って言ってたっけ。
そう言えば、以前、「昔の男」という日本のドラマで、主人公のあかりが、昔の男である嵐と不倫し、どんどん不幸になっていくのだが、店のマスターが嵐に
「どん底にも、色々ある。ただ息を吸って吐いているだけの毎日もどん底だ。ちょっと、あなた達のような激しい人生が羨ましくなる。」
って言ってたっけ。
あなたの人生のどん底は、何ですか?