週刊 お母さん③
日曜日の夜、母からのメール。
「ヒルトン、でるよ」
?
なぜLaQuaに行ったはずの二人から
「ヒルトンでるよ」のメールが来るのか・・・。
よくわからないけど、母とA子さんを迎えに行った私。
そしてその後間もなく2通目のメール。
「のりおくれた!」
・・・・。
続いて3通目。
「でんちない。こんごはA子へ」
何で『ひらがな』なんだよ![]()
いや、そんな事はどうでも良くて、
何で乗り遅れるんだよ。
まぁ・・・仕方ないよね、そんなこともあるよね。
おちつけ・・おちつけ・・・もちつけ・・・。
-2時間後-
駅の改札まで出向いた私を見つけるや否や、
A子さんが駆け寄ってきた。
A子 「こなぁあああああー
!!」
こな 「![]()
」
A子 「聞いてくれよ!!
こいつ・・・コイツはさぁああああ!!!」
横目でチラっと母を見ると
母 「
」
こな 「・・・・
。何かしでかしたわけね」
すっとぼけ顔の母を尻目に、大興奮の叔母。
A子 「アタシはねぇ!一日中、コイツが何を言おうとも
絶対信じない!!って決めてねぇ、『右』と言われても左、
『こっち』と言われてもあっちって無視して引っ張ってったわけよ!!」
こな 「うんうん」
A子 「だけどっ!!最後の最後で油断しちまったんだ!!
コイツの、巧みな話術にはまっちまったんだよぉ
」
こな 「・・・。この人、知らないことでもソレっぽく言うからね」
A子 「新宿の高速バスの乗り口まで行ってさ、さて乗ろうかって時に
『それ、大阪行きだから乗っちゃダメ!!』ってコイツが言いやがるもんだから
つい・・信じちゃったわけよ!!」
こな 「大阪?」
母 「
」
A子 「確かにバスの後ろには大阪なんちゃらとか書いてあったんだけど!
運転席側見たら、ちゃーんと『高崎・前橋行き』ってなってるじゃん?!
でも、そのままアタシ達の目の前をそのバスは行ってしまったんだよおおお!」
こな 「・・・・お母さん
」
母 「だって、大阪って書いてあったんだもん!!」
こな 「でも運転席側に書いてあったんでしょ?
てゆーか、運転手さんに確認すればよかったじゃん!
判らない事は人に聞きなさいって言ったでしょ?!」
母 「だって!!」
こな 「だってじゃない!!」
A子 「・・・いいんだよ、こな。アタシが悪かったんだよ![]()
こいつの事なんて、はったりばっかりだって知っていたはずなのに
一日中、絶対信じちゃいけないって判っていたのに・・
最後の最後で油断しちまったアタシが全て悪いんさ・・・。」
こな 「でも!!」
A子 「コイツがどんなヤツか知ってるだろ?」
こな 「・・・うん」
A子 「知ってた上で、一緒に出かけたんだ・・・。アタシのせいだよ(遠い目)」
こな 「A子さん・・・。ごめんねぇ」
A子 「いいんだ・・・。それより、、反省会はアタシを下ろした後で
二人でやってもらえればいいからサ。
アタシはただバスに乗り損ねただけだから」
こな 「・・・・?
まだ他になにかあるの?」
母 「てへっ
バック・・・忘れてきちゃった
」
こな 「バック??」
母 「ヒルトンでお買い物してたらね・・・」
こな 「うん」
母 「バックがなくなっちゃったの。
あ、お土産はあるよ、ウエハース
」
こな 「いや、そんな事はどうでもいいから、
バックって何が入ってたヤツ?」
母 「・・・
。こなの化粧水とクリームたち。」
こな 「はいいいいいいい??!」
週刊 お母さん②
A子 「ちょっと!!こな!!どういうことよ?!?」
こな 「え?今度の日曜日、お母さんと一緒じゃツライ?」
A子 「ツライなんてもんじゃないだろ??
あんた、20年以上も側にいて、
まだそんな悠長なこと言ってんの?!」
こな 「いやぁ・・・、これまで騙され、振り回され、破天荒な言動に
魂引き抜かれそうになったことは何度もあるけど・・・」
A子 「それなのにどうして今回あんたがいないんだ!!」
こな 「大丈夫だよ
高速バスに乗っていけば池袋まですぐだし」
A子 「アイツは普通の人じゃないんだぞ?!」
こな 「A子さんがいてくれれば大丈夫じゃない?」
A子 「アタシだって自信ないぞ?!」
こな 「バスの時刻表と周辺地図と駅の構内の地図と、
LaQuaのガイド持たせるから」
A子 「うぅうう・・・、あたしゃー、不安で、不安でたまらないよ
」
こな 「ごめんねぇ・・。私も大丈夫かなぁとは思ってるんだけどさ」
A子 「あたしゃねー、お宅のY子さんとは半世紀以上も一緒に
いますけどねー、まともだったことなんて、滅多にないんだよ」
こな 「重々承知しています」
A子 「あたしゃ、てっきりこなもんが一緒とばかりにOK出したのに」
こな 「面目ないです」
A子 「おーいおいおい・°・(ノД`)・°・(号泣)」
母 「ちょっと!!何話てんのぉ~?」
こな 「今、非常に重要なトコなんだ」
A子 「・・・、まぁ、わかったよ。とりあえず、資料は十分すぎるくらい
用意しておいてくれ。何とか頑張ってくるから」
こな 「うん・・。よろしく頼むよ」
通話終了。
当日朝、二人が合流し、現地にたどり着くまでは良かったらしい。
週刊 お母さん。①
先週、母にLaQuaという温泉アミューズメントパークの
ペアチケットをプレゼントした。![]()
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後楽園駅を降りてすぐのお洒落な施設。
ヒーリングエステなんかもいろいろあったりして、
ホントは自分で行きたかったんだけど、
一身上の都合であきらめることに。
そこで、毎日仕事で疲れているお母様に
優しい優しい娘が、労いの意味も込めて、このチケットを
プレゼント
したわけなんですが。。。
ペアチケットなので、誰かと一緒に行くことになるんだけど・・・。
母 「じゃー、お父さんに声かけてみようっと
」
てけてけてけ~(お父さんの所に駆け寄る母)
母 「ねー、お父さん
」
父 「無理。」
母 「まだ、何も言ってないよ」
父 「日曜日は忙しいんだ」
母 「へー。どうせパチンコでしょ?」
父 「・・・。東京は混んでるからヤダ」
母 「いいよーだっ!お父さんなんかもう誘ってあげないよーだっ!」
父 「・・・。こなもんが行かないんが悪いんだ」
母 「なによー!こなもんが一緒だったら行くの??」
父 「行くに決まってるだろが!」
母 「
」
おもむろに携帯を取り出す母。
始終を遠巻きに見守る私、こなもん。
母 「あー、もしもしA子?日曜日、LaQua行く??」
A子(叔母) 「は?LaQua?何それ?」
母 「こなもんにチケットもらっちゃったんだよ。
でも期限が今月いっぱいだから、日曜日に行こう」
A子 「また急だねー。っていうか、LaQuaって何?」
母 「温泉♪温泉♪エステ♪エステ
」
A子 「ふぅーん、いいねぇ。で、どこ?」
母 「東京!!」
A子 「東京?遠いなぁ~」
こな(外野) 「大丈夫、高速バスで行けば簡単だから」
母 「高速バスなら簡単だって!」
A子 「ふぅ~ん・・。まぁ、行ってもいいけど・・」
母 「じゃあ、決まりね!!」
A子 「もちろん、こなもんも一緒なんだよね?」
母 「ううん!こなもんが行けないからチケットくれたの!」
A子 「・・・・は?他に誰か一緒に来ないの?」
母 「A子と私だけだよ!ペアチケットだもん!
」
A子 「はぁあああああああ????
ヽ((◎д◎ ))ゝ」
A子 「ちょっと!!
そこに こなもんいるんだろ??代われ!!」
続く。