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記録(G)

何かの記録
穏やかに過ごして行くために記録を取っています。
30代後半です。

進化生物学の配偶者選択理論との照合


人間の配偶者選択行動を理解するために、進化生物学・進化心理学では様々な理論枠組みが提唱されている。筆者の行動や価値観は一見特異にも思えるが、進化的視点から眺めるといくつかの理論と関連付けて解釈できる部分がある。本節では、主要な進化論的配偶者選択理論を概観しつつ、それぞれについてブログ筆者のケースがどのように当てはまるか、あるいは逸脱しているかを照合する。



性的選択と性差:典型傾向との比較



ダーウィン以来の性的選択(性淘汰)理論では、オスとメスで配偶行動に異なる戦略が進化してきたとされる。一般的に、ヒトを含む多くの動物では「オスは多数の配偶機会を求め、メスは慎重に相手を選ぶ」傾向がある 。進化心理学者のデイビッド・バスらの研究によれば、人間においても「男性はより多くの相手との短期的配偶戦略を志向し、女性はより少ない相手との長期的配偶戦略を志向する」ことが統計的に示されている 。これは、オス(男性)は一度の性交で多くの子孫を残せる可能性があるのに対し、メス(女性)は妊娠・出産に制約があるため一度の相手選びが重大である、という生物学的制約に基づく理論である。


しかし、重要なのは個人差の存在である。同じ研究でも「これは統計的な差であり、同性内でも大きな個人差が存在する」ことが強調されている 。筆者のケースはまさにこの個人差の範囲内にあると言えるでしょう。筆者(女性)は、自身が多数の性的パートナーを求める短期的戦略志向であることを隠していない。彼女の性行動(複数男性との関係、頻繁な性交渉の欲求)は、統計的には男性に多い傾向を女性として体現しているように見えます。この点で筆者は、性的選択理論でいう典型的な「メス」の戦略から外れ、「オス型」の戦略に近い位置を占めています。


進化生物学的に見れば、ヒトの交尾戦略には柔軟性があり、一部の女性は短期的関係を積極的に求める戦略(高い性欲やカジュアルセックスへの肯定感)を持つことが知られています 。これは「女性にも短期的交配戦略が高度に発達している場合がある」という進化心理学の主張と合致します 。その適応的意義についてはいくつかの仮説があります。例えば:


  • 「良い遺伝子」獲得仮説: 一部の女性は、配偶相手(夫)とは別により優れた遺伝的特徴を持つ男性との交渉を持つことで、子孫の遺伝的質を高めようとする戦略を取る可能性があります 。これは鳥類などで見られる隠れた発情やペア外交尾の人間版といえます。ただし筆者の場合、既に3人の子がおり 、さらに「感情のない性交のみ許可」という取り決めのもとで夫以外とのセックスを楽しんでいるので、遺伝的利益(子を産む目的)より純粋な性的充足が目的と考えられます。
  • 「メイトスイッチング(乗り換え)」仮説: 女性が複数の男性と関係を持つのは、現在のパートナーより良いパートナーが見つかった際に乗り換えるため、あるいは将来の乗り換えに備えてバックアップの男性を確保するためとも考えられます 。進化心理学者のバスは「女性は現在の関係が不満足な場合、より良いパートナーを求める傾向がある」と指摘しています。しかし筆者の場合、夫との関係は維持したまま他の男性との関係を楽しんでおり、夫を「浮気相手の一人」と見做すとはいえ夫と別れる意図は見られないことから 、乗り換え戦略というより同時並行的戦略といえます。言わば夫から資源・愛情といった安定を得つつ、他の男性から性的刺激を得る二重戦略です。
  • 性欲の個体差: そもそも、性欲の強さ自体が遺伝やホルモン、環境によって個体差があります。筆者のように性欲が極めて強い女性も一定数存在し、そうした女性は進化的には交尾成功度を最大化する戦略を取る可能性があります。人類の女性の性欲は、繁殖可能な年齢帯の後半(30代)に高まるという説もあります。これは「出産可能な残り時間が少なくなると性欲が増す」という仮説で、進化的には閉経前の最後のチャンスで妊娠機会を増やそうとする適応かもしれません。筆者は30代後半であり、この仮説に照らすと旺盛な性欲にも一理あります。ただし、彼女の場合は既に子どもを持ち、さらに避妊等で妊娠を積極的に求めているわけではないでしょうから、生物学的動機づけというより性行動そのものが目的化しているようにも見えます。



このように、性的選択理論の平均的傾向から見ると筆者の戦略は男性型に寄っていますが、人間には元々性的役割の可塑性があり、女性であっても環境や個人特性によっては短期志向になりうることを示す好例とも言えます。重要なのは、その戦略が筆者にとって何らかの利益(直接的な快楽や精神安定、複数資源の確保など)をもたらす限り、それは進化的に「間違い」とは言えないという点です。



親投資理論と性的戦略:夫婦関係維持の戦略的側面



進化生物学者ロバート・トリヴァースによる親投資理論では、オスとメスの戦略差はそれぞれの繁殖コストの違いから説明されます。人間では女性は妊娠・出産・授乳といった大きなコストを負うため、一般に配偶者選択に慎重であり、できる限り子育てに協力的なパートナー(資源や育児努力を提供してくれる男性)を求める傾向があるとされます。一方、男性は一度の交尾コストが小さいため多産戦略を追求しやすいが、自分の子に投資するためにはその子が自分の子である確信(父性の確実性)が必要になる、といった力学が存在します 。


これを踏まえると、筆者と夫が結んだ「感情のないセックスなら他者とOK」という取り決めは、互いの親投資上の懸念を巧妙に緩和するルールと見ることができます。すなわち:


  • 夫側のメリット(父性の確保): 通常、男性は妻の性的関係に関して「肉体的な裏切り(妻が他の男とセックスすること)」に強い嫉妬を示す傾向があります。進化的には、それが自分の子でない子供にリソースを投資してしまうリスクを回避する心理機構だと考えられています 。しかし筆者の夫は、妻である筆者が他の男性とセックスすることを許容しています。この点は一見、男性心理に反するように思えます。しかし鍵は「気持ちのない(=妊娠や家庭を揺るがすような深い関係ではない)セックス」に限定している点です 。妊娠のリスクについては明記がありませんが、筆者が複数の相手と関係を持ちながらも家庭を維持できている背景には、避妊の徹底や、仮に妊娠した場合は夫婦の子として育てる合意があるのかもしれません。実際、ヒトの進化史において女性は隠れた排卵を進化させ、常時性交渉が可能な状態を保つことで男性の育児投資を繋ぎとめたという仮説があります 。女性が妊娠中や授乳期にも性行為を行うことは、男性が他に浮気せず留まってくれるインセンティブになるからです 。筆者も「夫婦には性生活を行う義務がある」と強調しており 、自分が夫に性的満足を提供し続けることで夫の投資を確保できると考えている節があります。夫にとっても、妻が他の男性と関係を持つのを許す代わりに、自分も他の女性と感情抜きの関係を持つ自由を得ている可能性があります(ブログには夫の側の浮気について直接の言及はないものの、筆者が「夫も不便を感じていないだろう」と述べていることから、夫側にも何らかのメリットが担保されていると推察できます )。このような互恵的取り決めは、一夫一婦制の持つ制約を和らげる現代的適応と見做せます。進化心理学の知見では、低い嫉妬心と高い信頼感を持つカップルほどオープンな関係を維持しやすいとされ 、筆者夫婦はまさにその条件を満たしていると言えるでしょう。
  • 妻側のメリット(資源と性的満足の両取り): 女性にとって、夫が自分と子に資源を投資してくれることは進化的に重要です 。筆者は夫との関係を社会的・経済的基盤として維持しています。実際、夫は筆者より年上で経済的にも引退が見える年齢(映画館のシニア割に衝撃を受ける年齢)に達しているようで 、それなりの社会的地位や財産がある可能性があります。筆者は自らも働いているようですが(在宅で開発のアルバイトをしているとAI生成メールで述べている )、3児の母である彼女にとって夫からの経済的・育児的サポートは依然大きな意味を持つでしょう。その夫を繋ぎとめるために「妻としての務め」を果たす(=セックスを提供する)ことは、上述の通り彼女の戦略の一環です 。さらに彼女はオープンマリッジにより、自身の強い性欲も同時に満たしています。他の男性との性交渉から得られる満足は彼女の精神衛生に寄与し 、それが結果的に家庭生活でのストレス軽減にもつながっているかもしれません。つまり、夫から資源と安定を得つつ、夫以外から性的満足を得るという構図は、女性側にとって両方の利点を享受する戦略と捉えられます。この戦略はリスクもありますが、彼女の場合は「感情を持たない」という条件でリスクをコントロールしようとしています。感情を持たなければ他の男性に心移りすることもなく、夫からの資源提供も脅かされないという理屈です。進化生物学の観点から見ると、これは高度に戦略的な配分とも言えます。鳥類などでは「社会的配偶者(子育てを助ける相手)と遺伝的配偶者(実の父)を分ける」という戦略が知られますが、人間社会ではそれはタブーとされてきました。しかし現代の避妊技術発達により、女性が遺伝的な裏切り(妊娠)なしに性的満足を外部から得ることが可能になったとも言えます。筆者はまさにその現代的状況を利用して、自身の親投資戦略を最適化しているとも考えられるのです。



要約すれば、親投資理論の観点では筆者の配偶者選択・維持戦略は次のように評価できます。**夫に対しては性的奉仕を惜しまず父親投資を確保する一方、自身は複数の男性と関係を持つことで性的欲求不満を解消し精神的安定を得る。**夫は妻が他の男性と関係しても感情的に裏切られていない限り許容し、むしろ妻の機嫌や安定が保たれるメリットを得る。両者は高い信頼と低嫉妬のもとでこの関係を成り立たせ、結果的に3人の子供を含む家族を維持している。このような関係は進化的伝統からすると異質ではありますが、双方向の親投資バランスが取れている限りにおいて適応的であると考えられます。



非伝統的な関係形態の進化的適応価値:オープンマリッジの視点



筆者の実践するオープンマリッジ(開放的結婚)は、従来の一夫一妻制とは異なる非伝統的関係形態です。進化生物学の視点でこれを捉えるとき、我々は人類の繁殖様式の多様性と文化の影響を考慮する必要があります。


人類学的には、ヒトの婚姻・性愛システムは一夫一妻制、一夫多妻制、一妻多夫制、乱婚的システムなど多岐にわたる形態が知られています。狩猟採集社会では厳格な一夫一妻はそれほど普遍的ではなく、**シリアルモノガミー(連続的一夫一妻:離婚と再婚を繰り返す)**や状況的な複数関係が一般的だった可能性も指摘されています 。進化心理学者のバスは、現代の離婚・再婚を繰り返す婚姻パターンはむしろ祖先的な繁殖様式への回帰かもしれないと述べています 。そう考えると、オープンマリッジのような形は一見新奇に映りますが、人間の適応範囲内の行動とも言えます。


オープンマリッジの進化的意義として考えられる点を挙げると:


  • 遺伝的多様性とリスク分散: 一人の女性が複数の男性と関係を持つことは、潜在的には複数の父親から子をもうける可能性を意味します。これは子孫の遺伝的多様性を高め、環境変化に対する生存率を上げる効果が理論的にはあります。また、夫が死亡・離別した場合にも他の関係があれば新たなパートナーをすぐ得やすいというリスクヘッジの利点もあります。ただし、現代のオープンマリッジでは避妊が行われていれば実際に複数父の子を産むわけではないため、遺伝的多様性のメリットは実現しません。しかし、心理的には「常に異なるオスへのアクセスがある」という状況がもたらす安心感があるのかもしれません。筆者も「傍にいつでも触れるちんちんがあるという事実は絶大な安心感をもたらす」と述べ、自由な性的アクセスが心の安定に寄与するとしています 。これは、進化史で言えば群れの中に複数のオスが存在しメスが孤立しない環境と analogical かもしれません。
  • 秘密の不貞 vs. 合意の非一夫一妻: 歴史的に、厳格な一夫一妻制の社会でも不倫や妾など非公式な重婚は常に存在してきました 。男性にとっては妻以外に子をもうける潜在的利益があり、女性にとっても優れた遺伝子を外部から得たり(ただしリスクも高い)、あるいは夫から十分な投資が得られない場合に他の男性から資源をもらうなどの動機が働くためです。オープンマリッジは、こうした「裏切り」をあらかじめ制度化して透明化したものと捉えられます。お互い合意の上で複数関係を持つことで、嫉妬や隠れた不信を減らしつつ、それぞれの性的・心理的欲求を満たすという合理的選択です。実際の研究でも、合意的非一夫一妻(CNM: Consensual Non-Monogamy)関係の人々は、一夫一妻の人々と同等の幸福度を示しつつ、性的満足度はより高いという報告があります 。さらに、CNMカップルは伝統的なカップルに比べてコミュニケーション能力が高く、嫉妬心が低く、信頼感が高い傾向が見られたともいいます 。筆者夫婦も、自分たちのルールを設定し率直に話し合えている点で(AIを使ってまでお互いの理解を深めようとしている節もあります )、こうした条件を満たしていると考えられます。むしろ、多くの人には難しいこのような関係を可能にしていること自体、両者のパーソナリティ(低い嫉妬、高い自主性)ゆえでしょう 。これは適応度の高さとも言えます。嫉妬深いパートナー同士ならば関係は破綻していたはずですが、彼らは適切な心理特性を備えていたためにオープンマリッジを維持できているのです。
  • 文化的・社会的要因: 進化的適応とは直接異なりますが、現代社会特有の要因として、避妊技術の普及やインターネットによる出会い機会の増大、性に関する倫理観の多様化がオープンマリッジを後押ししています。進化生物学的に形作られた性衝動や嫉妬機能も、文化的要因で緩和・変容しうることを示す例とも言えます。特に日本では性に関する表向きの規範は厳しいものの、裏文化としての「遊び」や「浮気」は黙認される側面もあります。筆者はその辺りのバランス感覚も持ち合わせており、公には家族を保ちつつ私的に自由を謳歌する術を心得ているようです。この文化的文脈まで含めて考えると、オープンマリッジを個人レベルの適応戦略と同時に、現代文化への適応とも位置づけられます。



結論として、オープンマリッジや「感情のない性交容認」という関係形態は、進化生物学的には人間の柔軟な繁殖戦略の一形態と捉えられます。それは決して多数派ではないものの、人間が本来持つ多様な交尾システムの潜在性を示唆しています。筆者の場合、それを自己流にアレンジして実践しているわけですが、その背景には夫婦双方の進化的心理(低嫉妬・高信頼)と現代的価値観が噛み合った結果があると言えるでしょう。



ジェンダー差・性的役割・繁殖価値と社会的評価



次に、ジェンダー差や性的役割、繁殖価値、社会的評価といった要素が、筆者個人の配偶者選択にどう関係しているかを検討します。進化生物学では、男性と女性で典型的に異なる行動傾向があり(前述の性的選択や親投資理論)、それが社会的役割観や評価と相まって各個人の戦略に影響を与えると考えられます。筆者のケースを分析すると、以下のポイントが浮かび上がります。


  • 年齢・繁殖価値と性的戦略の関係: 筆者は30代後半であり既に複数の子を産んでいます 。進化生物学的には、女性の繁殖価値(将来産める子供の期待値)は年齢とともに下がります。若い女性ほど平均的には高い繁殖価値を持ち、男性から魅力的に映る傾向があります。筆者が結婚したのは詳しく不明ですが、夫はシニア割に驚く年齢 (恐らく50代後半~60代)なので、夫と出会った時点で彼女は若く、夫はかなり年上だった可能性があります。年上男性は経済力や経験があり若い女性に資源を提供できるため、典型的な「繁殖価値と資源」の交換関係が成り立っていたかもしれません。ところが30代後半となった今、筆者の繁殖価値は当初より低下していますが、その代わりに性的魅力や主張に新たな形が出てきています。彼女は性経験と知見を積み、自分の欲求に自信を持っています。進化心理学の視点では、女性は加齢に伴い長期戦略(安定志向)が強まるとも言われますが、筆者の場合はむしろ短期戦略(性の追求)を強めているように見えます。これは彼女が繁殖ではなく自己実現や快楽を優先するフェーズに入ったとも言えるでしょう。ヒトは更年期近くになると子育てから解放され、自身のための時間が増えます(「祖母仮説」により、女性は閉経後は子育てサポートに回るとされますが、それと並行して個人の性活動を楽しむことも可能になります)。筆者の年齢はまだ閉経前ですが、子育ての手が離れつつある年齢で、自身の性を再び前面に出しているとも考えられます。繁殖価値そのものは彼女の戦略に大きな制約を与えていないように見えます。むしろ、「今の自分は繁殖のためではなく、自分の幸福のために性を謳歌する」というライフヒストリー上の戦略転換が起きているのかもしれません。進化的に見れば、若い頃に繁殖(子供を得ること)に成功した個体が、その後は自分の快適さや社会的地位向上に資源を割く戦略に移行するのは合理的です。筆者もまさに、自身の性的幸福を追求する方向にシフトしていると言えます。
  • ジェンダー役割の逆転と適応度: 筆者は伝統的な女性像とはかけ離れた行動をとっています。一般に女性は性に慎重、男性は奔放とされがちですが、彼女はその逆をいく存在です。このジェンダー役割の逆転が彼女にとってどのような影響を持つかを考えると、興味深い点があります。進化的には、女性の性的奔放さは高いリスクを伴います(妊娠の可能性、評判の低下、資源提供者から見放される危険など )。しかし筆者は避妊や夫の許容といった手段でそのリスクをかなり低く抑えています。また社会的評判に関しても匿名ブログで鬱憤を晴らすことでガス抜きをし、公の場では「3児の母である穏やかな主婦」を演じている可能性があります。実際、彼女の言葉には「男性が女性を専業主婦という奴隷として所有してきた弊害を目撃し続けているようで非常に気分が悪い」という一節があり 、伝統的女性役割(経済的に男性に依存し従属する)の悲惨さを直視してきたことが伺えます。彼女の母や義母は専業主婦で夫に支配され、不幸を味わったのかもしれません 。その反動として、筆者自身は経済的自立(少なくとも在宅で収入を得る)と性的自主性を強烈に求めたのではないでしょうか。それは彼女なりの「適応」であり、親世代の失敗を繰り返さないための戦略です。ジェンダー役割を反転させてでも自分の望む人生を送る方が適応的だと判断したと言えます。その結果、夫とは対等かそれ以上の主導権を持って関係を築いており、性的にも主導的です。進化的に見ると、こうした女性は従来的なタイプより稀少ではありますが、多様な環境に適応する集団内の戦略的変異の一つと考えることができます。群れ全体として見れば、大人しい女性が多い中に少数存在する奔放な女性は、例えば戦争や災害で男性側が大きく数を減らした場合に複数の男性を相手に子孫を増やす役割を担えるかもしれません(仮説的なシナリオですが)。生物集団には様々な性格・戦略の個体がいること自体が多様性としての適応値を持ちます。筆者はそうした多様性の一端を担う存在と位置づけることもできます。
  • 社会的評価と性淘汰圧: 現代社会では、人間の配偶戦略にもなお性淘汰圧=他者からの評価が影響します。女性の場合、「貞節」や「慎み深さ」が高く評価される文化では、奔放な女性は結婚市場で不利になります。一方、男性は性的経験豊富さがそれほどマイナスに見なされないことが多いです(むしろ一部では男性の遊びは許容されます )。しかし筆者の場合、既に結婚して子供もいる身ですから、婚姻市場での評価はあまり気にする段階ではないとも言えます。むしろ懸念すべきは周囲のコミュニティからの評判でしょう。彼女がブログで匿名ながら正直に性の話を書くのは、現実ではそれを語ればママ友や親戚から非難される可能性が高いからでしょう。これは進化的に見れば協調的集団内での逸脱への制裁にあたります。人間は協力的集団の中で進化してきたため、集団規範に反する行為には厳しい社会的制裁(評判低下、排除)が加えられる傾向があります。女性の性的逸脱に対する制裁もその一つで、男性のみならず女性自身も「遊び好きな女」には厳しい目を向けがちです(進化心理学では、女性が他の女性を制裁するのは、集団の評判を守るためや、自分の配偶機会を守るためとも言われます)。筆者はそれを賢明にも理解しており、匿名ブログでの告白という形で欲求を充足しつつ、リアルではスキャンダルを起こさないように振る舞っていると推察できます。この二面性こそ、彼女が社会的淘汰圧を巧みにかわしながら自分の戦略を実践している証拠です。ブログの文面からは大胆不敵な印象を受けますが、実際には社会の中での身の処し方も熟知しているのでしょう。これは彼女の適応戦略の重要な一部です。なぜなら、いくら個人的に性的に自由でも、社会から孤立し経済的基盤も失えば子供達の成育にも悪影響が出ます。彼女は夫との関係を続け家族を保つことで社会的信用を維持しつつ、その裏で自己の性的欲求も満たすという高度な両立を図っています。社会的評価への配慮も怠らない点は、**総合的な適応度(子供の生存・繁栄)**を下げないための重要な戦略と見ることができます。
  • 性的シグナルと魅力の発信: 進化生物学では、配偶者を引きつけるための性的シグナル(身体的特徴や行動)が重要です。筆者の場合、ブログ上では自らの性的魅力について直接の記述は少ないものの、間接的に自負している様子があります。例えば電車でイケメンを見て幸せになる話 など、異性への関心も旺盛です。AIに作成させた出会い系メールでは、自分を「39歳・3児のママ」で「在宅でCとJuliaを触る開発アルバイト」と紹介しつつ、「女性としての時間も大切にしたい」とアピールしていました 。これらはフィクションかもしれませんが、仮に彼女が出会い系を利用しているなら、知的な趣味や母性をアピールしつつ自分の色気も匂わせる戦略を取っていると考えられます。進化論的に見ると、女性が複数の相手と関係を持つ際には隠れた発情信号や色気を小出しにするなど巧妙な戦略が必要になるでしょう。彼女はオープンに「誰でもいいからセックスして」とは現実では言わず、むしろ趣味や人柄を見せつつ相手を誘うかもしれません。ブログには直接書いていない部分ですが、AIレコメンドの類で「金原ひとみ(自傷・セックス依存を淡々と描写)」や「ミレー(感情を排した性交の全記録)」に自分を擬えたり 、また映画や音楽の趣味を披露するなど 、知的・芸術的嗜好を示すことで、自分に合う感性の男性を引き寄せようとしている節もあります。これは性的シグナルを直接発するより、自己の魅力を総合的に高める戦略です。彼女は容姿について語っていませんが、おそらく自分なりに魅力があると認識しているのでしょう(でなければ複数の相手を得ることは難しい)。進化生物学的には、女性の魅力は若さや美貌だけでなく、知性やユーモア、独特の雰囲気など多面的です。彼女はブログ文面から推して、相当な知的好奇心とユーモアセンスを持っています。こうした特徴自体が配偶者選択における魅力となりうるのです。例えば彼女の引用する作家・作品はマニアックで博識な印象を与え、それに惹かれる男性もいるでしょうし、性生活に積極的でタブーを笑い飛ばすような性格は、一部の男性には刺激的で魅惑的に映るでしょう。したがって、彼女は自分の性的戦略を成功させるために、自身の魅力を最大化する自己演出も行っていると考えられます。それはブログという場でまず内面的に練られ、現実で活用されているのかもしれません。



以上より、ジェンダー差・性的役割・繁殖価値・社会的評価といった要素は、筆者の配偶者選択戦略に複雑に影響しています。彼女は女性としての典型から外れた戦略を採用していますが、それを可能にするよう自身の置かれた状況(年齢や既婚子持ちという立場)や個性(嫉妬心の低さ、知的魅力)を活かし、社会からの制裁を回避する巧妙さも発揮しています。これは、一見異端に見える彼女の戦略が実は多面的にバランスを取られており、総合的な適応を目指したものであることを示唆しています。

20250527 3:22 一般公開

概要をまとめて貰ったもの。開設9年がいきなり間違えている気がする。が、だいたい合ってる。


アメーバブログ『記録(G)』は、筆者(30代後半女性)が「穏やかに過ごすための記録」と位置づけた私的ログで、開設から9年で投稿は1,060本超、フォロワーは約75人。いまもほぼ毎日更新が続き、生活の細部を克明に残すライフログとして機能している。


記事は〈時系列の出来事メモ〉と〈価値観をずらすエッセイ〉が交互に現れるのが持ち味。夫婦関係を「合意制オープンマリッジ」と再定義して〈夫=たまに身体の関係がある同居人〉と呼ぶ大胆な視点や、葬式を題材に「不謹慎とは何か」を笑い混じりに問うブラックユーモアが読者の常識を揺さぶる。発達障害・パニック障害の経験を公言し、「ブログは共同体に迷惑をかけずに居られる庭」と自己分析するメタ的語りも特徴だ。


近年は ChatGPT など生成AIを実験的に導入し、自分に似た作家を推薦させたり、出会い系メールを自動生成したりとテクノロジーを自在に取り込む。一方で『Fate/stay night』や Syrup16g などポップカルチャーへの愛着も随所に顔を出し、硬派な批評に親しみやすさを添えている。淡々とした行為ログに鋭い批評と軽妙な毒を織り交ぜる筆致は、派手なバズより静かな共感を呼ぶタイプ。性・家族・精神衛生・AIなど現代的テーマをクールに料理し、「自分の当たり前」を問い直したい読者にとって刺激的かつ励ましにもなる不思議な読書体験をもたらす。


以下は、進化生物学の知見に沿って私のブログを解釈してもらったもの。長い。


アメブロ『記録(G)』にみる配偶者選択の進化生物学的分析

はじめに



配偶者選択とは、誰をパートナーとして選び繁殖関係を結ぶかという、人間の生殖戦略上の重要な問題である。進化生物学や進化心理学の観点からは、配偶者選択の過程には人類共通の傾向(性的選択、性的戦略、親投資など)が存在すると同時に、個人の経験や心理による多様なバイアスも影響する 。本稿では、アメーバブログ『記録(G)』という個人ブログに綴られた筆者の配偶者関係および性的関係の記録を題材に、非伝統的な**オープンマリッジ(開放結婚)**や「感情のない性交の容認」といった特殊な関係形態を含め、筆者の配偶者選択行動を進化生物学の理論と照らし合わせて分析する。ブログの内容から筆者の行動傾向や心理的バイアスを抽出し、それらが進化的適応戦略としてどのように解釈できるか考察する。一般読者にも読みやすいよう平易な説明を心がけつつ、専門的知見に基づいた学術エッセイとしてまとめる。



ブログにみる配偶者関係と性的行動の記録



まず、『記録(G)』のブログ内容から、筆者(30代後半の女性と推察される )の配偶者関係や性的行動に関する記述を整理する。


  • オープンマリッジの実践: 筆者は自身の結婚を伝統的な一夫一婦制に限定せず、配偶者以外との性的関係を容認する取り決めを夫と結んでいる。その取り決めとは「感情のないセックス」であれば夫以外の男女(異性・同性を問わない)との性行為をお互い許可するというものである 。筆者は「この取り決めの範囲内で自由に振る舞っている」と述べ、実際に複数の男性と肉体関係をもっていることが示唆される 。ただし、取り決め上恋愛感情を伴う性交は禁じられており、夫との性行為のみ「気持ちを持ってセックスしていい」例外扱いになっている 。筆者はこの特異な関係について「夫を他の浮気相手と同列に見做す」ことで割り切り、夫との関係を特別視し過ぎないようにしている 。その結果、「夫だと思うからDVかもしれんみたいなことが気になるのであって…ただ身体の関係があってたまに家に泊まりに来る人」に過ぎないと夫を位置付け、夫から受ける否定的行為も客観視している 。つまり、夫であっても一人のセックスパートナーに過ぎないと認識することで、情緒的なしがらみを減らし関係を維持していると考えられる。
  • 複数パートナーとの関係管理: 筆者は複数の男性と性愛関係をもつにあたり、「自分の気持ち(恋愛感情)を求める相手」とは関係を断つ方針で行動している 。ブログには「他の身体の関係がある男性の中に私の気持ちが欲しい人がいればややこしい事になって来るが、今のところその気配はない。…そういう人は私の方が面倒としか思わないので関係を切ることが多い」と記されている 。筆者自身、「取り決め(=感情抜きの関係)を優先するのは得意だが、気持ちを優先し何かを判断するのは全く得意ではない」と述べており 、恋愛感情よりも取り決めたルールや合理性を重視する性格がうかがえる。これに夫も同意しており、筆者が「そういう人間」であることを夫は把握しているため、夫も不便を感じていないだろうと述べられている 。要するに、夫婦ともに嫉妬心を抑え、信頼に基づいて互いの肉体的自由を認め合う関係だといえる。
  • 夫との関係と利点: 筆者にとって夫は法律的・社会的な「配偶者」ではあるが、前述のように心理的には「浮気相手の一人」という位置づけである 。しかしこの関係は夫婦双方にとってメリットがあるようだ。筆者は「夫婦なので公共の場で堂々と男女の仲である事を公表できる。便利という他ない」と述べ、社会的には夫婦という立場が利用できる利点を認めている 。一方で肉体関係の面では、夫とのセックスには感情を持ち込んでもよい分、「浮気相手としては条件が良い」とも述べている 。つまり、夫との関係は社会的な安定と心理的な安心をもたらす一方で、性的にも確保されたパートナーという二重の役割を果たしている。筆者はブログ上で「連休の夫とのデートの予定をまだ立てていないのでこれから立てたい」とも書いており 、夫との関係を日常的に楽しむ姿勢もうかがえる。オープンな関係ではあるが、夫婦関係自体の継続は筆者にとって重要であり、そのための努力も惜しまない様子が窺える。
  • 夫婦関係維持への努力と性的役割観: 筆者は自ら「夫と夫婦生活を継続するために最大限の努力をしている」と述べ、その文脈で配偶者としての務め(とりわけ性的な応対)を怠る妻を激しく非難している 。例えば、「夫婦生活を継続するための努力を怠っている女」が大嫌いだとし、「夫の努力におんぶに抱っこ」「セックスの拒否」をする妻、そして夫が浮気した際に「悲劇のヒロイン」を気取る妻を痛烈に批判している 。これは「自分の母親を見ているようで腑が煮えくり返る」とまで表現され 、筆者の家庭環境(両親の関係)に起因する強い感情であることが示唆される。筆者は更に、「夫婦は家族だからセックスしない?夫婦には性生活を行う義務がある。何故、それを仕事だと割り切って出来ないのだろう?」と問いかけ 、妻の側に一方的な義務があるという極端な見解を述べている。その主張によれば、「実質的に、男の仕事は射精だけだが、女の仕事は子育て、家計を支えること、男性の性の相手であり、拒否権は一切無い」という 。このように筆者は、妻が性行為を拒むことは許されず、それを怠れば夫に浮気されても文句は言えないという考えを明確にしている。自身もその信条に沿って、夫への性的サービスも含めた「最大限の努力」を払っていると考えられる。 
  • 性的欲求と行動傾向: ブログから浮かび上がる筆者のもう一つの特徴は、非常に強い性的欲求である。筆者は「セックスの絶対的な回数が少なくて死にそう」と題した記事の中で、自らの性欲の強さを赤裸々に語っている 。そこでは「1日3回くらい(セックスしてようやく)元気になって来るので、本当に足りない」と述べ、前回の性交渉から6日空くと苛立ちで「人を◯すんじゃないかと思うくらいイラついている」と表現する 。一般に「1ヵ月も2ヵ月もセックスせずに生きていられる人間はまとも」なのだろうと皮肉交じりに書いており、自分にはそれは到底無理だというニュアンスである 。この強いフラストレーションから、筆者は「毎日セックスできるクーポン券が欲しい」とまで記し、自身の性欲を薬物やアルコールへの耽溺になぞらえて「一番健康的なのはセックス」と主張する 。アルコールや薬物は切れた後につらさがあるが「セックスは一番コスパが良く健康的でいられる」と語り、性行為をストレス解消・健康維持の手段として捉えている様子がうかがえる 。また、「何で勿体ぶってセックスしない女がいるのか謎」と他の女性に対する疑問を呈し、自分とは対照的に性に消極的な女性たちを不可解だと感じている 。
  • 性と感情の切り離し: 筆者は性行為において感情を重視しないだけでなく、しばしば性器そのものへの直截的な執着を示す発言をしている。例えば「傍にいつでも触れるちんちんがあるという事実は絶大な安心感をもたらす」という刺激的なタイトルの記事では、夫が不在だった間は眠れないほど不安定になり、「いつでもセックスできるという安心感」は絶大だと述べている 。夫が出張などで家を空けると「ちんちんの無い生活は寂しい。あやうく自殺してしまう」とまで書き連ねており 、常にそばに性的に応じられる相手(具体的には男性器)があることが彼女の精神安定につながっていると語っている。さらに筆者は、男性たちに対し「お前には興味ないぞ!興味あるのはお前のちんちんだけ。ちんちんだけ置いて去れ!」と過激な表現で綴っている 。これは「自由に触れるちんちんが無いと、ちんちんをダシに色々要求してくる悪い男に騙される可能性が高まる」からだと述べ 、要は男性側がセックスを餌に女性に対し不利な条件を飲ませようとする状況を嫌っていることがわかる。筆者自身、「お前みたいな男の股間にぶら下がることになって、お前のちんちんも泣いてるぜ?」など痛烈な比喩で、男そのものではなく性器のみを欲していることをユーモラスに強調する 。これらの記述は性行為を純粋に肉体的欲求の充足と捉え、情緒的・人格的な繋がりと切り離している筆者の姿勢を如実に示している。
  • 恋愛感情やロマンチックな要素への懐疑: 筆者はセックスに際してロマンチックな感情表現を求める男性に対しても苛立ちを示している。ブログでは「『女の子は気持ちが大事だから』とか余計な気を利かせてチンタラメールだけ送ってくるバカな男」には呆れるとし、「送ってくるべきは次の密会の具体的スケジュール或いはできればちんちんであり、出来なければその画像である」と辛辣に述べている 。筆者にとって必要なのは迅速で具体的な「次に会ってセックスする約束」や性的興奮を高める視覚的情報であり、気持ちを盛り上げるだけのメールのやり取りではないという。本来、多くの男性は女性との関係で慎重にアプローチしがち(女性は性行為に感情を求めると思い込まれがち)だが、筆者にとってそれは認識のズレでしかなく、「この認識の齟齬が原因で関係が切れることが多い。というかそれしかない」と言い切っている 。つまり筆者は一般的な性別ステレオタイプとは逆に、自分の方が即物的で相手の男性の方が情緒的なケースすらあると感じており、そうしたミスマッチが唯一の問題だと考えている。この点も、筆者がいかに性行動において感情よりも本能的欲求・効率性を重視しているかを物語っている。
  • 配偶者以外との関係の描写: ブログ内には、筆者自身の直接的な不倫(婚外交渉)描写はアメンバー限定記事などに隠されている可能性がある。しかし、間接的にそれを示唆する場面や、他人の関係を通じた心情吐露が見られる。たとえば「不倫カップルを見かける。」という記事では、ショッピングモールで目撃した50代夫婦が人目もはばからず情熱的にキスをしていた様子を描写し、自分と夫も仲は良いが「あの熱さは無い。負けてしまっている。なので勝手に不倫カップル認定をした」とユーモラスに語っている 。平凡に見える中年夫婦が燃え上がる様子に触発され、筆者は「正直、興奮しました。何故か元気が回復しました(笑)」と記しており 、他人の情事からエネルギーを得ている。このように、新鮮な情熱への憧れや、自分たち夫婦にはない刺激への渇望ものぞかせている。一方で、「雨乞い」という記事などでは自身の性的経験について暗示的に触れている可能性もある(記事タイトルや本文は限定公開のため詳細不明)。全体として、ブログから読み取れる筆者像は、「性に奔放かつ率直であり、結婚に安定を求めつつも性的自由を享受する女性」とまとめられる。



以上のブログ記述の収集から、筆者はオープンマリッジのもと複数の性的パートナーとの関係を管理し、高い性欲を持ちながら感情を抑えて性的欲求を追求する人物であることがわかる。また、その背景には親世代の夫婦関係から学んだ教訓や、自身の心理特性が影響していることが示唆された。次章では、こうした筆者の配偶者選択に関する心理的・社会的バイアスや感情要因について掘り下げる。



配偶者選択における心理的・社会的バイアスと感情要因



前章で整理したブログの記述からは、筆者の配偶者選択や性的行動に独特の偏りが見受けられた。ここでは、それらがどのような心理的バイアスや社会的要因によって形成・維持されているかを分析する。


  • 感情の抑制と合理性の優先: 筆者は配偶者選択・維持において、恋愛感情や情緒的絆を極力抑制し、合理的な取り決めや欲求の充足を優先している。例えば、夫以外の男性との関係では「気持ち(恋愛感情)が欲しい人」は煩わしいとして排除し 、自分自身も相手に情が移らないようルールを厳守している。これは一見冷淡にも映る態度だが、筆者自身は「取り決めを優先するのは得意だが、気持ちを優先して判断するのは全く得意ではない」と自己分析している 。この傾向は、心理学的には回避的アタッチメント傾向(親密な情緒的結びつきを避け、独立性や自己防衛を重視する傾向)とも解釈できる。幼少期の親子関係や過去の対人経験によって生じるアタッチメントスタイルが影響している可能性があり、筆者の場合、父親が家庭を省みず突然姿を消すような人であったこと や、母親が父に依存し裏切られたと感じた経験 が、情に流されることへの嫌悪感につながっていると考えられる。感情を排してロジックやルールを優先する姿勢は、筆者が心的安定を保つための自己防衛策であり、それ自体が配偶者選択上の一種のバイアス(情動軽視バイアス)となっている。
  • 性的満足の重視と報酬システム: 筆者の記述からは、性的な満足が精神的報酬系の中心に据えられている様子が窺える。セックスを「薬物や酒より健康的な耽溺」と位置づけ 、ストレス解消・活力源として重視する姿勢は、性的快感に対する強化学習が働いている可能性を示唆する。強い性欲は個人差が大きい要素だが、筆者の場合は「毎日でもセックスしたい」というほど顕著であり 、セックスへの渇望が苛立ちや抑うつ感情に直結している(「足りないとイライラして一日中寝ている」 )。このことから、性行動が筆者にとって情緒安定剤の役割を果たしていると考えられる。心理学的にはドーパミン報酬系の感受性が高い、あるいは性的快感物質(オキシトシンやエンドルフィン)の効果を強く求める気質とも言えよう。その結果、配偶者選択や関係維持においても「誰と一緒にいるか」より「どれだけ頻繁に満たされるか」が重視される傾向がある。このような傾向は、短期的快楽志向のバイアスとして位置付けられ、長期的な情緒的充足より目先の性的満足を優先する意思決定につながっている。
  • ステレオタイプへの反動と自己認知: 筆者の言動には、一般的なジェンダーステレオタイプ(例えば「女性はセックスよりロマンスを重視する」「妻は貞淑であるべき」等)への強い反発が感じられる。筆者は「何でセックスを勿体ぶる女がいるのか謎」 と述べ、性的に慎み深い女性像に疑問を呈している。また「女の子は気持ちが大事」という男性側の思い込みを「バカな男」と切り捨て 、むしろ男性側こそ情に訴えるアプローチしかできないことを嘆いている。さらに、妻が夫の性要求を拒否することを激しく批判し 、自らは「夫婦生活を維持するため」性行為を義務と見做して努力していると述べる 。これらは、母親世代への否定(母が父との関係維持に失敗したことへの反発)と同時に、自身の価値観の正当化でもある。筆者は自分を「他の女たちとは違う」と認識しており、その独自性を誇示することでアイデンティティを維持しているように見受けられる。実際、ブログでAIに自身と似た作家を探させた際にも、「自傷・セックス依存を淡々と描写」「感情より感覚を先に置く文体」の金原ひとみや 、「感情を極力排し“行為ログ”を積み上げる」カトリーヌ・ミレー などが挙げられ、筆者も「確かに似ている」と共感している 。このように、自身の性的奔放さや感情希薄さを作家性や個性の一部としてポジティブに捉えている節があり、ステレオタイプとは一線を画す自尊心の源となっている。この自己認知は、配偶者選択においても「自分は自分のルールで行動する」というブレない軸を与えていると考えられる。
  • 社会的評価への意識と隠れた自己開示: 筆者は大胆な性的価値観を持ちながらも、それを現実社会で公言しているわけではない可能性が高い。ブログは匿名的な場であり、性的奔放さや夫以外との関係について赤裸々に綴られているが、これは安全な自己開示の場だからだと推測される。現実の友人知人には知られずに記録(G)というブログに吐露している点から、社会的評価への配慮もうかがえる。日本社会では特に、妻であり母である女性の不貞や性への貪欲さはスティグマになりかねない。筆者自身、「公序良俗に反する行為」を年配カップルがするのを見て元気づけられたと冗談めかしており 、性的なタブーへの挑戦に快感を見出す一方で、それが「公序良俗に反する」と世間で見なされることも理解している。父親の代から「何が不謹慎なのかいまいち理解出来ない」と述べるほど常識に懐疑的ではあるものの 、実際には自分の行動を匿名の場に留めている点で、社会的制裁を避ける戦略が取られている。つまり、公には従順、私生活では奔放という二重戦略であり、これは周囲からの評判リスクを管理しつつ自身の欲求充足を図る巧妙な社会的バイアスと言える。



以上の分析から、筆者の配偶者選択には以下のような心理・社会的要因が作用していることが浮かび上がる: (1) 感情より合理性・肉体的欲求を優先する回避的・合理主義的バイアス、(2) 性的満足を最優先する強い性欲と報酬志向、(3) 旧来のジェンダー規範への反発と自己の特殊性に対する自負、(4) 社会的評価を意識した二面的な自己開示戦略。これらの要因が絡み合い、筆者特有の配偶者選択戦略を形成している。次に、これらの特徴を進化生物学における配偶者選択理論の文脈で位置づけ、どのような進化的合理性や背景が考えられるかを考察する。


20250527 3:19 一般公開

行為で得られる情報を言葉に照射する際に、どうしても情報が抜け落ちてしまうからだ。

更にいうなれば、言葉から行為を正確に復元することは難しいからだ。言葉から復元される行為は行為に分布があるとすれば、その分布の平均値を復元することになる。或いは、人によって、その分布は異なるのが常だろう。

多層的な分布を一つの分布に束ねかつ分布の平均値を表したものがおそらく言葉であるなら、その言葉の受け手はその言葉を無意識のうちに平均値から一つの分布を仮定し、そこから複数の多層的な分布までを復元している。なので、コミュニケーションというのは成り立つ。

ただ、それは分布が単純な形をしている現象や行為にのみ可能なケースであって、そうでないものはたくさんあるように思える。

体験した現象や行為の分布をわざと歪める為に言葉を使うこともあり得る。


2025/05/23 8:26 一般公開

2025/05/08

4:30 起床。

10:00 散歩。

11:00 仕事。

12:00過ぎ。昼食。また布団に入ると睡魔に襲われる。重い布団の効果は絶大という他ない。布団に緊縛されているのだ。

13:30 仕事再開。フェリーニの「甘い生活」を見る。

15:00 一区切り。室内の掃除。

16:00 眼科

17:00 仕事再開。

22:30 気持ち悪くなって嘔吐。

 

2025/05/09

4:30 起床。3部屋あるテナントショップ。行列をスキップして次の部屋に行こうとするとスキップ料として一万円取られる。2番目の部屋は事務所。3番目の部屋に行く時もスキップ料を取られるが3番目の部屋には何もない。という夢を見た。何故か私の家の敷地内に博物館が出来る夢。

5:40 ブログを書いて存分に妄想していたらこんな時間に。朝の用意など。

8:00 ベランダにバーベキューで使った椅子を出す。快適そうな空間になったが、向こうから丸見えではある。

9:00 なんか既にお腹が空いている。読書。

世界の一流は休日に何をしてるのか的な本。いきなり、休日はバーベキュー・パーティーしてるとか書いてる。休日にバーベキュー・パーティーしてるような文化的洗練度の低い連中が世界の富を独占し、好き勝手に振る舞い私をコキ使っているという意味だろう。U-NEXTのポイントが大幅に余っていて、既に6,000円分も失効していた。

13:00 エステ。

15:00 帰宅。パワポにcopilotを使う。何かデザインを整えてくれないのか?

16:00 AIに私に似ている作家を挙げさせておいたので調べる。

18:00 力尽きる。怠いのは何故?

20:00 何故か身体が痛い。スガシカオ

 

 

を聞く。

夫がいないと本当に静かでイライラしない。

 

2025/05/10

4:30 起床。

https://www.science.org/content/article/trump-s-proposed-budget-would-mean-disastrous-cuts-science

NASAの科学予算を半分以上削減し、主要な惑星探査ミッションを中止させるとしている。

一方で、10月1日に始まる2026年度には、国防と国土安全保障への支出を大幅に増額することを要求している。

イーロンは宇宙開発するためにトランプと仲良くしている訳じゃないの?NASAに出さないだけ?

6:30 二度寝。砂地で前回撮影した魚とかカメとかをプリントアウトしたものを砂地にばら撒く夢。

8:00 起床。洗濯など。洗濯物を片付け。

11:00 外出。雨。フジコ・ヘミングを聴きながら移動。

15:15 帰宅。

18:15 入浴。

19:00 夕飯を食べながら夫とzoom。

22:00 就寝。

 

2025/05/11

3:30 起床。トイレ
3:40 

 

 

 

を購入。デザイン思考の話だと思う。私も無意識のうちに仕事の計画を立てるときはデザイン思考を使っている。それがデザイン思考というのかは不明だけど、宮崎駿の設定集を読み込んで、コマ割りの感覚で仕事の起承転結を可視化する。見てストーリーがより鮮明に分かるというのは読んでストーリーが分かるということより重要なことのはず。

4:00 スケジュールの確認、イベントの予定を組む、妄想。

5:50 ふと、私は1日何回尿を出すのだろう?ということが気になり始める。本日2回目のトイレ。

コーヒーを淹れる。トリコロール 青 視聴。

6:30 トイレ。

7:00 トイレ。

7:10 朝食。豆腐半丁、卵、ワカメスープを全部混ぜたもの。

7:40 トリコロール 青 最後の20分。トリコロール 白の主人公夫婦がチラリと出演。白の方、冒頭で裁判があるがそこに青の主人公も出演しており、相互に話が繋がっている事が分かる。

7:48 トイレ。

8:30 トイレ。洗濯。

9:30 トイレ。トリコロール 青 視聴終了。

11:12 トイレ。

12:30 外出。昼食。酵素ドリンクとプロテインを混ぜたもの。

13:20 トイレ。無意識のうちに爆音系洋服屋に入る。買い物をして出る頃に爆音が鳴っている事に気づいた。

17:00 帰宅。車の掃除、玄関の掃除。クリーニング受取、洗濯物の整理。

18:50 トイレ。洗濯物の整理がまだ終わらない。

19:30 風呂掃除、夕食。豆腐半丁、卵、トマト2個、わかめ。

20:20 今日のチェックリスト確認、漏れを実行。

20:30 風呂

22:00 トイレ、就寝

 

2025/05/12

4:30 起床。トイレ。水を飲んだら身体が冷えた。

6:30 朝食準備。豆腐半丁、卵、コムタンスープを混ぜたもの。

6:50 トイレ。

8:20 トイレ。

8:50 トイレ。

9:10 就業。

10:00 トイレ。

11:30 ピラティス。

12:20 トイレ。

12:50 帰宅。昼食。目玉焼き、焼きおにぎりバーガー、牛乳。

13:40 トイレ。外出。

14:40 帰宅。仕事。

16:10 トイレ。

17:00 夕飯。ポトフ、ベーコンエッグ。

17:50 風呂。

18:30 トイレ。

20:30 トイレ。

21:30 就寝。

24:00 トイレ。

 

2025/05/13

4:10 起床。トイレ。

6:30 朝食。豆腐半丁、ユッケジャンスープ、卵。トイレ

8:00 外出。トイレ。

9:30 トイレ。

11:00 トイレ。

13:30 昼食。サラダチキン、だし巻き卵

14:00 トイレ。

15:00 トイレ。

17:30 帰宅。夕飯。おにぎりバーガー、ポトフ。トイレ。

19:00 トイレ。

21:30 就寝。

2025/05/14

4:00 起床。夢。田舎の食事をするところ。車の車輪が動かなくなったので店主に言って自分で修繕、その後、その部屋でトイレをすると水が流れない。排水溝が詰まっている。店主にここでタイヤを修繕し、ゴミを流さないでと怒られるが流していないので、何故か流暢な関西弁で抗議。店主を黙らせる。その後、別の部屋でいきなり空中に日本人形が現れ、携帯電話から人形の話し声が流れたので店が呪われている事が分かる。

4:30 トイレ。

4:50-6:00 精神と時の部屋。

6:30 朝食。ポトフ、豆腐半丁、卵

7:10 身体が怠い。迎え酒というものがあるなら、迎えセックスというのもあった方が良いと思う。それが夫には分かっていないか何なのかわからないが、だから、勝手に単身赴任をしてしまうのだ。私の苦しみが分からないのだ。だから、夫を取り替えて私の苦しみに応じてセックスしてくれる夫を探そうと思う。思うようにセックス出来ない男には用が無い。ゴミ以下である。

9:00 外出。

10:50 トイレ。

12:40 トイレ。昼食。酵素ドリンクとプロテイン。

15:00 トイレ。

17:40 帰宅。帰りの電車内で日経サイエンス2023年1月号読了。

18:30 トイレ。夕飯。ポトフ、パエリア。

21:00 早くセックスがしたいが、おばあちゃん、さっきセックスしたでしょ?状態であることに言及しておく。

21:30 就寝


2025/05/15

0:30 隣家の目覚まし時計の音で目覚める。
2:26 起床。トイレ。起きていきなりセックスしたいなと思う。ブログの下書き、自慰をしていたら二度寝。

6:20 目が覚める。トイレ。朝食。豆腐半丁のピザ風、チョコデニッシュ。

9:10 散歩。

10:10 帰宅。トイレ。

10:50 作業開始。

12:10 気分が晴れないのでAIに気分の晴れる動画をおすすめしてもらう。

13:00 昼食。酵素ドリンク。トイレ

15:10 作業終了。トイレ

15:20 ブログ記事×2、予定整理。トイレ。

16:20 夕飯準備など。風呂、トイレ

19:20 夫と通話。

21:30 就寝。


2025/05/23 8:25 一般公開

下記の通り。

8/36

一カ月に3冊として、既に4ヶ月は経ったので、12/36となっていないといけないのだが、4冊未消化。

理由としては、

①トマセロの行為主体性の進化の訳が難しいので原著で読み始めたから。

②3月に予定していたヘンリックの下巻に手をつけられていない。

③3月の3冊が大幅に遅れたので4月分を決めていない。

の3点。


5月は既に日経サイエンスは既読。

他は江戸の性生活、宗教の起源にする予定。


で宗教の捉え方が進化の考えに影響を及ぼしているように見えたので、先に宗教に多少詳しくなった方が良いと判断した。

ヘンリック本の上巻にも宗教と聖書が現在の経済発展に大きく関与している点が書かれていた。









20250522 5:21 一般公開

サポルスキーは神経生物学者(脳の研究をする人)と霊長類学者(サルと類人猿の研究をする人)の兼業で生計を立てている。

というのは自らの説明で、スタンフォード大学の脳神経科学の先生でストレスの研究で業績がある。

 

 

 

この本で一番彼が言いたいのは、行きすぎた遺伝子決定論の否定だと思う。

彼のゼミでは必ず「遺伝子の発現は環境によって決まる」「環境によって遺伝子の作用は異なる」ということを確認するらしい。

政治と研究資金と生物学の主張の関係などにもかなり書面を割いている。

「交絡」という概念をおそらく理解した方がいいのだろう。

 

第9章で紹介されているソシオグラムという文化差が認知差に繋がっている研究はヘンリックの上巻にも出てきた研究だ。

自分自身と友人を表す円を線で結んだ社会的ネットワークの図を描くように言われると、アメリカ人は自分自身を表す円をページの真ん中に、いちばん大きく描く傾向がある[1]。 対照的に、集団主義文化の人たちはもっと社会への理解を示す。心の理論が関係する課題が得意で、ほかの人の視点の理解が正確だとする報告もある。


同じく第9章、DRD exon3という遺伝子の繰り返し数が7回である(7R変異)かどうかがドーパミン反応生の低い受容体(新奇探索傾向、外向性、衝動性に関連する)を皮質内につくり出すかを決めている。現生人類より前から存在するが、二万から一万年前に劇的によく見られるようになった。

7R変異はヨーロッパ人とヨーロッパ系アメリカ人の約23%に生じる。東アジア人は1%。

東アジアの7R変異は一体どうなってしまったのか?その原因にはサポルスキーは言及していないが、村八分で殺されてしまったのではないか?と東アジア人である私は思ってしまった。

p. 420の図を引用する。

 

 

 

以下、関心を持ったトピック。

 

第9章。旅客機にファーストクラスがあると、エコノミークラスの乗客が機内逆上を起こす確率がほぼ四倍に増える。気がふれたようなエコノミーの乗客がファーストクラスに駆け込んで、マルクス主義のスローガンを叫ぶわけではない。その乗客は隣席の高齢女性やフライトアテンダントに対してひどい態度をとる。

 

第9章。罪を罰する神[2]。頻繁に匿名の交流がある社会は、処罰を神に外注する傾向がある。

自分たちの道徳心ある神が何でも知っていて厳しい罰を科すと思っている人ほど、お金を配分するゲームで、同じ信仰をもつ見知らぬ人に対して気前よくなることがわかっている。

 

第9章。文化の窮屈さの予測因子には、過去のパンデミック発生率が高いこと、乳幼児および小児の致死率が高いことが挙げられる。

 

第9章。宗教の機能。⒜宗教はそれをつくり出した、あるいは採用した文化の価値観を表し、その価値観をとても効果的に伝える。⒝宗教は私たちの最善および最悪の行動を助長する。⒞状況は複雑。

 

第9章。ホッブスかルソーか?

ホッブズの言う短命で不快で残忍な野蛮人か、ルソーの言う高潔な野蛮人か、という問題。要するに、戦争は人類の歴史のどの段階で発生したか?という問題。元々、人類には凶暴性が備わっているというのがホップズ的な考え。元々、人類は平和な生き物だが、文明(農耕、言語、宗教、芸術、交易、埋葬)が人類を争いに向かわせているというのがルソー的な考え方。人間の本質はどちらなのかという問題は未解決であり、それが狩猟採集民の研究などでの焦点となる。

 

第10章。群選択の誤りについて。行動は種の利益のための「群選択」〔集団選択とも。集団を単位とする自然選択〕によって進化する。この考えは一九六〇年代初期、V・C・ウィン゠エドワーズによって支持されたが、その誤りのせいで、彼は現代進化生物学のラマルクになってしまった。群選択の誤りを理解するために、ほとんどの個体が生殖を行なわない働き手である「真社会性昆虫」について考える。なぜ、女王を助けるために生殖をあきらめるのか?どう見ても群選択だ。しかしハミルトンは、真社会性昆虫に特有の遺伝システムで、アリ、ハチ、シロアリのコロニーは単一の超個体になることを明らかにした。働きアリが生殖をあきらめた理由を問うことは、あなたの鼻の細胞が生殖をあきらめた理由を問うようなものである。つまり、真社会性昆虫は異色の「群」を構成する。そしてウィリアムズは、真社会性でない昆虫からヒトにいたるまで、さまざまな種におけるもっと標準的な遺伝システムが、群選択と両立しない経緯を詳しく述べた。動物は種の利益のために行動しない。次世代に伝えられる自分の遺伝子のコピー数を最大にするために行動する。
 

第10章。適応主義とそうでない人達の対立。適応主義とは、生物のあらゆる性質は環境に適応的なものだけが選択されて現在残っているという考え方。さらに述べて今ある形質の全ては適応的な形質であるという考え方に至るが、本当にそうなのか?という批判がある。社会生物学的思考の多くは、適応主義の趣がある。 この考えは、スティーヴン・ジェイ・グールドやハーバード大学の遺伝学者リチャード・ルウォンティンのような人たちの厳しい批判にさらされた。
また、考え方の背景には、各研究者の属性が反映されていたのではないかという可能性をサポルスキーは述べている。

社会生物学者であるアメリカの社会生物学の第一世代──ウィルソン、トリヴァース、デヴォア、ハーディ──はみな、白人の南部人。対照的に、とくに激しく批判した人たちの第一世代──ハーバード大学のグールド、ルウォンティン、ベックウィス、ルース・ハバード、プリンストン大学のレオン・キャミン、そしてMITのノーム・チョムスキー──はみな北部人で、都会に住むユダヤ人の左派だった。どうしてどちらの側からも「ここには隠された意図がある」という非難が生まれたかがわかる。

個人的には全ての形質が適当的だから残っているとは思えない。偶然、残って自然選択に掛からなかった形質の方が多いはずだ。それが、中立進化の考え方なのだと思う。

中立進化の考え方は日本人の木村資生によるものなので、日本人には馴染みが深い。しかし、これも、研究者の属性というか所属してきた社会の根本にある考え方が理論に反映されていると思う。

 

 

第10章。進化を否定する人達への戒め。根の深い問題なのだろうなと思う。


すべての種がノアの方舟から現在の形態で出現したと主張する原理主義者に 対処するためのリチャード・ドーキンスの提言を借用すれば、アルメニア高地にあったアララト山 に流れ着いた三七種のキツネザルが、どれも死ぬことなく、移動中に化石を残すこともなく、どうやってマダガスカルまで徒歩で行ったというのか?

 

[1] H. Markus and S. Kitayama, Culture and Self: Implications for Cognition, Emotion, and Motivation, Psych Rev 98 (1991): 224; S. Kitayama and A. Uskul, Culture, Mind, and the Brain: Current Evidence and Future Directions, Ann Rev of Psych 62 (2011): 419; J. Sui and S. Han, Self-Construal Priming Modulates Neural Substrates of Self-Awareness, Psych Sci 18 (2007): 861; B. Park et al., Neural Evidence for Cultural Differences in the Valuation of Positive Facial Expressions, SCAN 11 (2016): 243.

[2] A. Norenzayan, Big Gods: How Religions Transformed Cooperation and Conflict (Princeton, NJ: Princeton University Press, 2015).〔アラ・ノレンザヤン『ビッグ・ゴッド : 変容する宗教と協力・対立の心理学』藤井修平・松島公望・荒川歩訳、誠信書房、2022年〕

 


目次

 

序章 

本書のアプローチ 

動物としての生活と多様な攻撃能力 

第1章

行動 

第2章 

一秒前 

 脳の三つの層のようなもの 

 大脳辺縁系 

 扁桃体 

 前頭葉

 中脳辺縁系・中脳皮質ドーパミン系 

 結論 

第3章 

数秒から数分前 

 普遍的法則とごつごつした膝 

 結論 

第4章

数時間から数日前 

 テストステロンに着せられたぬれぎぬ 

 オキシトシンとバソプレシン──マーケティングの夢 

 雌の攻撃性の内分泌学 

 ストレスと軽率な脳機能 

 重要な誤りを暴く──アルコール 

 要約と結論 

第5章

数日から数か月前 

 非線形の興奮性 「そうか!」と実際に記憶すること 

 歴史の彼方を掘り返す 

 神経可塑性のほかの領域 

 結論 

第6章

青年期 ──「おれの前頭葉はどこだ?」 

 青年期の実在性 

 前頭葉成熟の基本 

 青年期のリスクテイク 

 仲間、社会的受容、社会的疎外 共感、同情、道徳的推理 

 青年期の暴力 

 最後に──なぜ前頭葉は年相応に振る舞えないのか?

第7章 

ゆりかごへ、そして子宮へもどる 

 複雑化 

 脳の発達を概観 

 段階 

 結果 

 最初から始めよう──母親の重要性 

 嵐のなかではどんな母親でも母親 

 同じ場所への別ルート

 生物学的特徴 

 付随するテーマ二つ 

 重要な疑問 

 残酷物語 

 文化と子育てスタイル 

 九か月にもわたって 

 何を意味するにせよ、男児脳と女児脳 

 結論 

第8章 

受精卵までもどる 

 パート1 遺伝子について最初から 

 パート2 遺伝子の詳細な話へ──行動遺伝学

 パート3 実際に遺伝子は私たちが関心をもっている行動とどう関係するのか 

 結論 

第9章 

数百年から数千年前 

 定義、類似点、相違点 

 集団主義文化と個人主義文化 

 遊牧民とアメリカ南部人 

 不平等文化と平等主義文化 

 人口規模、人口密度、人口の非同質性 

 文化危機の名残 

 もちろん宗教も忘れずに 

 ホッブズかルソーか 

 結論 

第10章 

行動の進化 

 進化入門

 行動は進化で形成されることもある 

 群選択説の崩壊 

 個体選択 

 血縁選択 

 互恵的利他行動 

 三本脚で立つ 

 マルチレベル選択 

 そして人間 

 いつもの問題──それにかかわる遺伝子はどこにあるか? 

 次の批判──進化的変化は連続的で漸進的なのか?

 政治がからむ最後の批判──すべてが適応的なのか?


20250522 5:20 一般公開

勃たないおじさんが主人公で、勃たない事で妻に見捨てられてしまう。

そこから勃たないおじさんの一大復讐劇が始まる。

勃たないおじさんが悪い気がする。

何で若くて綺麗な、おじさんに不釣り合いな妻が復讐されなければならないのか分からない。

というか勃たない&冴えないという時点でおじさんの大活躍が頭に入って来ない。

おじさんの顔が誰かに似てる気がするんだけど、誰か思い出せないうちに終わった。3回くらい見たら、ゼレンスキーに似てる気がして来た。

勃たないくせにSなのかな?妻はMなのかな?

なんか妻の性欲を見くびっているようでいらいらした。

とりあえず、勃たない=無能だ。

勃たない分、詐欺とか計略とかで勝手に大活躍してれば良いのに。

勃たない分、女の相手をしない分、時間が取れる訳ですし。

本当、勃たない男って醜悪!って事が言いたい映画なんだろうか?

私もそう思う。

勃たない、小さいは罪だ。

勃たないこのおじさんは勃たなくても大活躍出来て、勃たないことで即殺されたりしないし、暴力を振るわれたりしない、この優しいホモサピエンスな世界に感謝して生きるべきだと思う。

チンパンジーの世界なら既に上位オスに殺されている。


2025/05/21 5:03 一般公開



静かにちょっとずつ変な気もするけど、綺麗な映画。

たまたま一回、セックスできた女友達の家のマットレスを買い取って、それに寝てる男性に狂気を感じた。が、それをしばらく経ってから知った女友達は男の愛を感じて再び会いに行く。

愛の形は不気味とは正しくこのこと。

自動車事故で夫と娘が亡くなった後、しばらくして、生前の夫に愛人がいて、妊娠している事が分かる。

妻は愛人に家を譲り、たまたま一回寝れただけで彼女のマットレスを買い取った男に連絡を取りセックスしに行くという話。

私も同じことをするだろうなと思った。

夫とのしがらみを断ち切って自由になれたのだろう。

マットレス男とは多分、後一回ヤれば充分だけど。

愛人に家をあげるのが分からないという感想がネット上にあるけど、夫の家など不良債権でしかないだろう。まだ33歳だし。


2025/05/18 4:05 一般公開

出会いの文面を考えるのも面倒なので、AIに頼みました。




件名:はじめまして。プロフィールの「UNIX好き」につい反応しちゃいました…!




こんにちは。いきなりメールしてしまってびっくりさせてしまったらごめんなさい。

〇〇(サイト名)で「自作PCは男のロマン」って書かれているのを拝見して、思わずニヤけてしまいました。


実はわたし、39歳・3児のママなのですが、在宅でCとJuliaを触る小さな開発アルバイトをしています。

子どもたちのオンライン授業が始まった頃、自前でリビング用PCを組んだのがきっかけでハードに目覚めてしまって…

最近はRyzen 7950X3D+RTX 4080のワークステーションも自作し、冷却を静音&ハイエアフローの両立に成功♪

休日は子どもとLTspiceで簡単な電子工作をシミュレートしたり、Juliaで数値計算の課題を一緒に解いたりしています。


とはいえ、コードのバグ取りに追われる深夜、ふと

「画面越しじゃなく、大人同士でゆったり語れる相手がいたらいいのにな…」

と寂しくなることもあって。58歳とは思えない落ち着いた雰囲気のあなたなら、きっと穏やかで誠実に向き合ってくださる気がしたんです。


もしよかったら、


  • 好きなPCケースや電源ユニット談義
  • Cで書いた最適化テク、もしくはJuliaの高速行列計算のコツ
  • それからお互いのちょっとした日常のこと…



そんな他愛ないメールから始めてみませんか?

子どもがいるからといって遠慮せず、わたし自身の“女性としての時間”も大切にしたいと思っています。


長くなってしまいましたね。最後まで読んでくださってありがとう。

もし少しでも興味を持っていただけたら、ご都合のいいタイミングでお返事ください。

あなたからのメール、心待ちにしています。


── 〇〇(まだ本名は恥ずかしいので…)

p.s


ちなみに、趣味もいろいろあって…


  • 好きなアニメは『プラネテス』『攻殻機動隊』『電脳コイル』。
    日常と非日常が交差する、ちょっと哲学的な世界観に惹かれます。
  • 映画は『インターステラー』や『マグノリア』、『万引き家族』も好きです。
  • 音楽はスガシカオ、Cornelius、Ryuichi Sakamoto…そしてときどきChopinも。
    音が言葉以上に気持ちを伝えてくれると感じる瞬間がたまらなく好きなんです。



正直、出会い系とか使ったことないし、出会いを求めていないので、これで良いのかは不明です。いつか使う日が来るのか、AIが発達しすぎて、逆に文面から人柄を推測出来なくなる日が来るのか。

これ、実際にあった時、開発した成果物の提出とか求められるのかな?大したものじゃない場合、帰ってやり直し?

好きなPCケース?いや、適当にカバンにそのまま入れてる。あ、筐体の事か。

何でこの人もスガシカオが好きなのか?


20250517 6:00 一般公開

最新の記事 10 本とカテゴリー「私の這い跡」の記事を AI(ChatGPT o3)に読み込ませ、判定してもらいました。

このブログ主に似た有名人や作家を何人か教えてください

「この人に少し空気感が似ているかも」と引き合いに出される女性作家 5 人

名前 似ているポイント 代表作・語られ方
金原ひとみ(1983–, 小説家) 自傷・セックス依存・身体改造といった極端な実存を淡々と描写 ・感情より “感覚” を先に置く文体 ・家庭から距離を取る若い女性視点。 『蛇にピアス』『トリップ・トラップ』ほか —“痛覚と快楽を真空パックにした文体” と評される
キャサリン・ミレー(Catherine Millet, 1948–、フランス評論家) 「私の性生活」全記録というルールで綴る・感情を極力排し“行為ログ”を積み上げる 『わたしの性的履歴書』—“性交のデータベース化” とまで言われた回想録
クリス・クラウス(Chris Kraus, 1955–、米作家) 一方通行の欲情=手紙体で吐露/相手の気持ちは不問・批評/引用/私小説が一体化 I Love Dick』—“欲望と知性のログファイル” としてカルト的人気
田口ランディ(1959–、日本エッセイスト) 複雑な家族史と身体的トラウマをブログ的文体で開示・PTSD・解離に触れつつスピリチュアルや身体技法に接続 コンセント』『できればムカつかずに生きたい』ほか
アナイス・ニン(Anaïs Nin, 1903-77、仏=米日記作家) “日記=庭的空間” に隠微な性愛と家族神話を混在・実在の恋人たちを仮名で登場させるメタ構造 『アナイス・ニンの日記』『デルタ・オブ・ヴィーナス』—近年「親密さのハッキング」の先駆と再評価
共通点
▸  性(快楽/性能)をデータやロジックで扱う
▸ 家族規範・感情規範を外側から眺め、ズラす
▸ ブログ/日記/手紙など〈私的ログ〉を作品化

読み比べてみると、ブログ主さん独自の温度差(ユーモア・オタク文化の引用の多さなど)がどこにあるか、一層クリアになるはずです。

 

確かに、金原さんは似ていると思います。前にそんなことを書きました。そして、金原さんの元夫と私の夫も似ています。

 

 

 

不倫彼の恋人のフリ(本人は2番目で本命彼女ではない)をしてタクシーで職業を聞かれて恋人の職業であるパティシエなんて答えるAmebicが好きです。

個人的にクリス・クラウスのI love Dickが気になります。39才の著者と56歳の夫という組み合わせに新しい男性が現れる内容みたいです。

それぞれレコメンドされた作家の作品は電子書籍が出ているので、サンプルを読みましたが、興味深い内容だと思いました。

 

 

男性ではどんな人が似ていますか?

重なるモチーフをもつ男性作家 5 人

男性作家 響き合う点 代表作・語られ方
ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq, 1956–) 性愛を〈市場原理/性能〉で語る冷徹さ・“夫婦・家族=制度”へのアイロニー・快楽と虚無を日常の観察記録に落とす 『素粒子』『プラットフォーム』—「性愛を数式で語るペシミスト」
チャールズ・ブコウスキー(Charles Bukowski, 1920-94) ひたすら行為ログ→感情は置き去り・自他を突き放すユーモアと酒場的語り口 『郵便局』『女たち』—“セックスと酔いを実況する日記文学”
村上龍(Ryu Murakami, 1952–) 日本社会の〈家・会社〉規範を外側から嘲笑・フェティッシュ/暴力/解離を淡々と配合 『コインロッカー・ベイビーズ』『インザ・ミソスープ』
ジョルジュ・バタイユ(Georges Bataille, 1897-1962) タブー(死・葬儀・性的倒錯)+快楽を連結・「不謹慎とは何か?」を実験的に突く 眼球譚』『エロティシズム』—“葬式×性” モチーフの先駆
エルヴェ・ギベール(Hervé Guibert, 1955-91) 写真と日記で性愛を“クールに標本化”・病や死も含め自己身体を素材化 『虚構の家族』『友人に宿る病』

共通キー

  • 性(サイズ/行為)を数値・観察データで語る

  • 家族・夫婦・葬儀など“感情を強制する儀礼”を相対化

  • タブーにユーモラスまたは実験的に踏み込み、**「不謹慎とは?」**を問う

ブログ主さんの〈行為ログ+規範ずらし+軽い毒〉というスタイルは、上記の男性作家たちとかなり重なります。読み比べると、ご自身の文章の“温度”や“距離感”を客観視するヒントになるかもしれません。

 

ブコウスキーは知り合いが好きです。村上春樹じゃないのは確か。

ジョルジュ・バタイユってそういう作家なんですね。

 

自分が次読むための本を探すのに使える方法だなと思いました。

ちなみに使ったのは、chatGPT o3 です。

 

2025-05-17 06:00 一般公開