新型コロナウイルス感染症の拡大が続き先行きが見えません。人の動きが止まり、モノの動きが止まり、経済的にもますます厳しい状況になってきています。

そこで、ニュースでよく聞かれるなのが株価の下落。ヒト、モノ、カネの動きが止まってくるので企業業績は悪化するため、株価が下落するのは当然の流れです。

ところが、為替市場での円高も進んでいることには直感的に違和感があります。コロナウイルスで日本が不安定になっていれば円の価値も下がるのが普通ではないかと・・・。
株安・円安、株高・円高であれば直感的に理解し易いんですが。

調べてみるとその根拠は日本国が有する対外純資産の大きさにあると。さらにテロなどの不安もない国であるがゆえに、日本が安全であると評価されている結果だと。

世の中が不安定になれば、まずは安全資産である円に退避する投資家マインドの結果なんですね。
不安、不況に強い円、日本の存在感が大きいことを改めて理解できました。



コロナウイルス感染症の拡大が続いています。
ここにきて入国制限が行われるなど
対策が後手後手になっているとの批判も。

ニュース記事を見てきて気付いたのは
当初は「感染症の終息」となっていたのが
最近は「感染症の収束」との表現になっていること。

「終息」は完全に終わること。
一方、「収束」は収まること。

中国でのウイルス感染をあくまで対岸の火事的に捉えていて、クルーズ船でも隔離で解決できると
みていた感があります。

日本は幸いにも先のSARS禍もMERS禍も経験していません。逆にその分、事態の深刻さに気付きにくかったのかもしれません。

すぐに「終息」するとみていていたところが、
状況は日に日に深刻になってきて、
何とか事態を「収束」させなければと。

危機管理対応の要諦は、最悪に備えて、悲観的に準備することだといいます。
トップの意識、姿勢が重要さを改めて感じさせられます。





新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されています。毎日のニュースで感染者の増加が伝えられてジワジワと不安感が高まっている状況です。

そんななかで、安倍首相からの"緊急事態宣言"という発言に、その語感から何となくモヤモヤした感じがしています。なんか戦時中のような危険な匂いも・・・

確かに、危機管理が話題になる状況下では時間的な余裕もなく、早期の決断、対策実行が必要になることは理解できます。

同時にそのことは、一定の私権に制限を加えることも含めた強権力を認めることになることと一体であることになります。
 
モヤモヤはこの辺りでの拒否反応なのかと。

ただ、2013年に新インフルエンザ等特別措置法
という法律が出来ていて、その中に既に"緊急事態宣言"がでているようです。

今回はこの法律を新型コロナウイルス感染症に適用できるように改正しようとする発言であると分かりました。

とすると、北海道知事の出した緊急事態宣言の根拠は??

さすがに、何らかの法的根拠があるのでしょうが、この辺りもしっかり説明する必要があるのではないかと思いますね。

説明責任の重要性を改めて感じています。


新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に向けた動きが顕著になってきました。

全国規模のイベント自粛に続き、全国すべての小中高、特別支援学校に対する

臨時休校要請はかなり踏み込んだものといえます。

 

急な要請で対応に追われる教育関係者は当然のことですが

一般企業にとっても社員への対応面できわめて影響が及ぶものです。

 

それでなくても、活動自粛による消費行動の低迷による影響が出ています。

また、メーカーにとっては多くが部品等の生産を中国に依存していることで

サプライチェーンが分断されるなど業績悪化は否めません。

 

特に中小企業にとっては資金繰り面での影響が大きいでしょうから、】

ここにきて更なる試練の時期となりそうです。

 

いつもながらのことで、結局は結果論に」なるのですが、

初期対応の重要性が問われますね。

 

確かに、問題事象発生当初の時点ではリスクの大きさが想定できず

どうしても場当たり的な対応になりがちです。

 

そして徐々に対応度合いを高めていくことになりますが

その結果、次から次への対応策を実施することでその期間の長さもあって

体力的、精神的な疲弊感も高くなってしまうものです。

 

この辺りがリスク対応の難しさだと思いますね。

 

企業変革の場合でも同じで、一気に膿を出し切ると、その時の痛みは大きいですが

その後の回復は早くなります。

 

これを徐々に進めていこうとすると、いつまでたっても良くなった実感が持てず

継続的なストレスから組織が疲弊してしまいます。

 

リスク感度を如何にして高めていくか。

リスク評価に対する思考をどのようにして磨いていくか。

 

リスクはプラス面、マイナス面の両面についての不確実性のこと。

絶対ということがないだけにどう対応するかによって結果が大きく異なることになります。

 

常日頃の問題意識、トレーニングの重要性について考えさせられます。

 

 

 

 

 

新型コロナに関するニュースが日々流れていますが

収束の兆しは見えず、むしろ拡大の不安が広がっています。

 

政府の基本方針も出てはいるもののはっきりした基準もなく

かえって不安を拡散しているきらいもあります。

 

人の集まることを避けるため、イベント等は中止され

出張などの移動も禁止されているところも。

ここにきて、目につくのが在宅勤務です。

 

働き方改革への取り組みの一つとして在宅勤務は挙げられていましたが

この新型コロナ対策で一気に広がりを見せているようでもあります。

資生堂で8000人、電通で5000人を対象に切り替えると。

 

そもそも在宅勤務はテレワークの一つで、情報技術を活用した、

場所や時間に制約されない柔軟な働き方もこと。

在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィスワークがあります。

 

こういった改革は体力のある大企業が先導して行われますが、

中小企業にとってはなかなかハードルが高いものです。

資本力に劣る中小企業にとって唯一平等な資源が時間であることから

人海戦術的な働き方から脱出できないものです。

 

ここきて新型コロナの不安が!

中小企業としても取り組まざるを得ない状況になってきています。

 

危機管理対応ではありますが、企業体質の変革にとっては

いいチャンスととらえることもできるのではないかと。

 

中小企業にとって遅れがちな情報技術の導入についても

積極的に取り組むきっかけにもなりそうです。

 

せめて、ピンチをチャンスにできるように

考え方は切り替えていく必要がありそうです。