新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に向けた動きが顕著になってきました。
全国規模のイベント自粛に続き、全国すべての小中高、特別支援学校に対する
臨時休校要請はかなり踏み込んだものといえます。
急な要請で対応に追われる教育関係者は当然のことですが
一般企業にとっても社員への対応面できわめて影響が及ぶものです。
それでなくても、活動自粛による消費行動の低迷による影響が出ています。
また、メーカーにとっては多くが部品等の生産を中国に依存していることで
サプライチェーンが分断されるなど業績悪化は否めません。
特に中小企業にとっては資金繰り面での影響が大きいでしょうから、】
ここにきて更なる試練の時期となりそうです。
いつもながらのことで、結局は結果論に」なるのですが、
初期対応の重要性が問われますね。
確かに、問題事象発生当初の時点ではリスクの大きさが想定できず
どうしても場当たり的な対応になりがちです。
そして徐々に対応度合いを高めていくことになりますが
その結果、次から次への対応策を実施することでその期間の長さもあって
体力的、精神的な疲弊感も高くなってしまうものです。
この辺りがリスク対応の難しさだと思いますね。
企業変革の場合でも同じで、一気に膿を出し切ると、その時の痛みは大きいですが
その後の回復は早くなります。
これを徐々に進めていこうとすると、いつまでたっても良くなった実感が持てず
継続的なストレスから組織が疲弊してしまいます。
リスク感度を如何にして高めていくか。
リスク評価に対する思考をどのようにして磨いていくか。
リスクはプラス面、マイナス面の両面についての不確実性のこと。
絶対ということがないだけにどう対応するかによって結果が大きく異なることになります。
常日頃の問題意識、トレーニングの重要性について考えさせられます。