寝落ち再び…

だけどアプリがちゃんと記事を保存してくれるので、毎回助かります、ありがとう。

私の枕元にはサンタクロースのプレゼントはありませんでしたが、

楽しくライブをしている夢を見れました。

…ブログを寝落ちて呑気なこと。







さてさて思ったよりたっぷり書いてしまって今回で「選びきれないけれど」が4話目になりました。

続いて転機となったのが『WORLD MAKER』。

『VIRGIN』辺りからどんどん広がったexist†traceの音楽性を一度一つにまとめたアルバム『WORLD MAKER』の表題曲。

自分の生まれも、今までの道も、これから先も全て肯定しながら、

私だけの物語を私の歩幅で描きたい。

誰もがそこでは唯一のヒーロー、ヒロインなんだ。

私の本名の由来も歌詞の一節に含ませて、私自身にもエールを送った曲です。






そして同じく『WORLD MAKER』から『長い夢の終わりに』。

サウンドとしてもほぼピアノと歌だけで最初進行する、私たちとしては珍しい楽曲。

『リトル・メアリー〜』のその後となるシリーズ曲として生まれた曲だけれど、

このアルバムに収録するにあたり、色々な角度からの「別れ」を投影できる曲として生まれ変わりました。

大きなメッセージや、バンドとしての意志などではなく、

私はこの曲は個人的な別れや、心に蓋をしてきた後悔、

それをぐっと目の前に引っ張り出してきて感じさせられる曲だと思っています。






もう一つこのアルバムから、『VOICE』を。

この曲は歌詞と音が同時に生まれた珍しいタイプの曲でした。

サビはほぼデモテープの仮歌詞が本歌詞にそのままなったし、

アレンジもほとんど変えずシンプル・直球で。

アルバム『WORLD MAKER』は実はこの曲抜きでリリースするって話もあったんだけど、

ライブで演奏して、みんなと音と心を重ね合わせた時、

これは絶対に入れないと、むしろ要の曲になる、って確信した。

exist†traceのライブの代名詞にもなっているからこそ、上手に付き合っていきたい曲です。






ライブの夢を見て、その上『VOICE』の話なんかしちゃうと、ライブをしたくてしたくてたまらなくなっちゃう。

ワンマン以外は30分前後の持ち時間で、

そのためにみんなは仕事を片付けて、予定を空けて、ライブハウスまで時間をかけて集まってくれる。

私達もその30分のために準備はもちろん、リハーサルと当日、丸二日を費やしてステージに臨む。

貴重な時間を全員が持ち寄って作るライブの空間は、

一人じゃ叶えられない、大切で愛しい時間です。

ステージに立てる喜び、みんなと共有出来る喜び、噛み締めて年内残り2本も楽しみます。

寒い中みんな身体壊さないように気をつけて遊びにきてね!
イヴの夜も更け、クリスマス当日に。

今年のイヴは風男塾→Sylph emewとライブのハシゴでした。

風男塾はあと数日で卒業のメンバーがいる中、明るく未来に向かっていくステージを。

シルフは1年半ぶりの復活ライブで、2019年もガンガンライブやっていく!と宣言。

どちらもとびきり大好きなアーティストだからこそ、

進み続け、戦い続けるその姿と言葉が胸にきた。






さてさて今日も昨日の続きを。

『「終わりのない世界」』で一度、内なる生死観を描いたあと、

どうしても書きたくなったのは『Cradle』の、

偶然に導かれ 人は皆生まれたけれど
君がいて私がいる この今は
変わらない 紛れも無い 真実


歌詞の中のまさにこれ。

偶然だから、たまたまだから、そこに意味はない?違う。

一目会えたこの事実は偶然なんかじゃない。

出会えた瞬間からきっと、この奇跡は運命に意味を変える。

私の中でこの曲は「誕生」そして「出会い」、それを全て全て肯定して祝福したい、そんな気持ちから生まれました。

愛する全ての人を抱きしめて離さない。

どんなに遠く離れていても、この気持ちを必ず届けたい。

今またどんどん想いが強くなっている、そんな曲です。






そして『TRUE』。この曲は精神的に戦った。笑

徳間ジャパンから出すことが決まって、そこに向けて色んな人がexist†traceチームに加わるようになって。

どんな曲でいくのかを話し合う時、自分の主張を通したい私、でもみんなの意見も聞きたい私。

色んな人の要望にも応えようと色々作ってみた結果、結論は「好きなようにやる」でした。笑

いやいや、周りを無視したわけじゃない。

でも色々試した結果、一番尖っていた『TRUE』がどう考えても私達の今の音だった。

他の曲を推す声もありながらも、絶対にこの曲でいきたかった。

この曲を選んだ責任もあるからなおさら、アレンジも歌詞書きもとことんやった。

今思えばストレスがかかっていたんだろうな、肌はボロボロになるし、眠れないしでカオスな日々だった記憶しかない。

でもこの曲を筆頭に、沢山の人がexist†traceを聴いてくれたらと思うといくらでもやれたんだ。






『リトル・メアリーと美しき憎しみのドナウ』。

exist†traceとして初の正式なツインボーカル曲。

最初はジョウが2キャラを歌い分けるつもりで作っていたんだけど、

歌詞を書き進めてメンバーそれぞれに配役が決まっていく中で、私も歌うことになりました。

青天の霹靂です。

どんどんキャッチーな曲が増えていく中でも、ダークさアングラさは決して消せない消したくない、

もっともっとやっちゃいたい、そんなキッカケの曲でもありました。






ここにきて『VIRGIN』のリリース。

取り立てて書きたいのは、まずは『GINGER』。

最近演奏していないけれど、遊びに遊んで振り切った一曲。

最初からホーン隊を打ち込みで鳴らしていたので、レコーディングで生ホーンを入れていただいた時は感激でした。

びっくり箱を開けたような、じゃ収まらない、おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンドにしたくて、効果音もガンガン入れた。

この曲は最初からツインボーカル曲として作って、二人の怪盗GINGERさんが登場。

こうしてどこまでも振り切っていけるのは、どうやってもブレない軸があるからだと感じられる曲でもあります。






そして同じく『VIRGIN』収録の『契約』。

しつこいくらいに私この曲が好きで。

最初はレゲエのリズムでなにか曲作りたいなーとビートをいじっているところから始まったんだ。

それがなぜかこうなっちゃう。まったく陽気さなし。それがよし。

いつもはどんどん音を足していくアレンジだけれど、この曲ばかりはメンバーにもとにかく余計な音は入れないでくれと頼み。

私の作ったデモとCDは実は少ししかアレンジが違わないってくらい、デモ段階でイメージを作り込んでいたから、

今までの曲とはバンドでの作り上げ方が違って。

ただのダークな曲じゃない、ただのヴァンパイアモチーフの曲じゃない、

ソリッドに、気高く美しく、彼の切ない愛を私ならこう描く。

絵画の大作を描き上げたような、私の中で特別な一曲。






そう、愛。

クリスマスは恋人同士のイベントなんかじゃなく、

広い広い意味で愛を感じる日なんじゃないでしょうか。



今日も渋谷のココは大混雑だったみたいなので、

去年メンバーと訪れたときの写真を。

Merry Christmas to you

昨日の続き…の前に、

この間、猫のいる紅茶が美味しい「ディーカッツェ」にまた行ってきたので、


可愛いお嬢さんをもふもふさせていただきました。

もふもふは正義…

もふもふは世界を救う…






さて、昨日の続きということで。

『JUDEA』の後にターニングポイントになったのは、『reprologue』という曲。

『Recreation eve』、再創造の夜明けという意味のアルバムの最後に収録したこの曲は、

環境が変わっていく中、どす黒い混沌から眩い光の渦へ飛び立て、そんなイメージで作った曲でした。

私としてはサビで突き抜ける曲をずっとずっと作りたくて、でも理想に届かなくて、

そんな中ようやくこの曲で「いいかも」と思えたんだ。スタートラインに立った気分だった。

初めは個人の叫びだった歌詞世界も、この頃からバンドのメッセージを打ち出すようになってきた。






そして『VANGUARD』。

この曲は『reprologue』から続くメロディーラインの追及が、「exist†traceらしさ」になったタイミングかな。

ここからサウンドプロデューサーに私の音楽の父である成田忍さんが参加。

メロディーもリフも基本は私がデモで作ってきたものをそのまま使っているけれど、

「こう聴かせたいならこうするとより効果的だよ」

そんなノウハウを知り始めた頃。






『「終わりのない世界」』。

この曲は前にも書いたように歌詞先行の珍しい曲で、この時私が持てる生死観の限界を描いたもの。

どんどん考え方は広がってきているけれど、根本にはこの曲がいつも待っている。

だから弟もこの曲で送りました。

生きること、死ぬこと、ここにいる意味、

私の生きる意味はそれをここで問い続けることだと、心に決めた頃。






ところでやはり…


もふもふはストレスフリー…もふもふ。。