From:通販プロデューサー西村公児
銀座の事務所にて
東京大学名教授の上野千鶴子先生は、
大学で学ぶ価値について、このように述べられていました。
メディアで取り上げられていた箇所ではないのですが、
私は、ここを共有しておきたいです。
大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、
これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を
身に付けることだと、わたしは確信しています。
知を生み出す知を、メタ知識といいます。
そのメタ知識を学生に身につけてもらうことこそが、大学の使命です。
東京大学 ーより引用
メタ知識はとても重要なことになります。
なぜなら、既知×既知・既知×未知などの掛け算は、
ビジネスの世界では必須であり、その根拠になるデータは
メタ論文やメタ知識から引き出すからです。
このような祝辞は考えさせられますね!
さて、広告テストでこんな質問がありました
ので共有します。
ドライテストの結果でTOPを修正したらよいと思います。
>〇〇さんの朱書きです。
→確認をしました。
広告テストの後にLTVを上げる
必要があるのでTOPは人物が好ましいです。
広告的な結果のリスク回避は、商品で進めたいのは理解できます。
このように広告のリアルな相談会を実施しています!
詳しくは、こちらにご参加してみてください。
本題
ネット通販のLP(ランディングページ)のフロンドエンドの
商品の値引き率は、3 割以上あるとフックになります。
ネット通販のランディングページのお試しのテクニックの
一つで定番的な方法ですが、
割引することでお得感を与えることができます。
お客さまが安くなったと感じるのは、
販売価格より 3 割以上の割引をした時です。
1 割や 2 割引では十分なお得感を与えることができません。
割引の効果は思った以上に得られません。
割引をするときは必ず定価も表示してください。
販売価格には取り消し線を入れるのが鉄則です。
こんな風に・・・
販売価格9,800 円 → 今なら 960円
です!
このようにすることで、お客さまの意識をアクションの
セールスの場に巻き込み安くなります。
また、オファーという付加価値をつけてください。
NTJの通販塾(グループコンサル)では、
特典やアフターサービスなどの役務提供は
7個つけて価値を高める方法です。
商品を割り引くのではなく、価値のある商品
やサービスを無償で提供することで、
総合的に商品価格を安く感じてもらうことができます。
ポイントは、その特典やアフターサービスについても
十分価値を説明し、この特典が同梱物など
のも展開されることが重要です。
よって、アフターサービスがあっても、
それ自体に魅力を感じてもらえなければ効果がありません。
ちちなみに、特典に関しては、
以下のような法的基準がありますので無茶苦茶な設定はNGです。
総付景品の限度額
取引価額 景品類の最高額
1,000円未満 200円
1,000円以上 取引価額の10分の2
参照:消費者庁ウェブサイト「景品表示法」で確認してみてください。
ネット通販の商品は、AがBに変化するという変化がメインなので、
投資意識を持っていただくことが重要です。
時間軸を通して改善をしていくので、
すぐに速攻でAがBのように変化する、ということはないのです。
つまり、お金を払うという損を先にお客さまにとって頂くことになるので、
できるだけ購入直後、すぐに結果や変化が得ることができる
プログラムを提供している必要があります。
しかし、逆に言えば、この投資意識という価値基準
(価値観)を持っていただければ、
将来の見返りに対する出費の安さを実感してもらうことができます。
一般的には、情報弱者ほど目の前のインスタントなメリットを求めます。
ネット通販にも横行しています。
例えば、1 週間で 3 キロ痩せるダイエットサプリなどです。
飲むだけで痩せるダイエットドリンクなどもそうです。
ネット通販のランディングページの中で「表を使う」ことも有効です。
私たち消費者は、比較によって価値や価格の
高い・安いを判断することが可能になります。
よって、比較しやすくしてあげる必要があります。
そこで表が活躍するのです。競合の商品名を
名指しする必要はありません。
言葉だけのライティングで解説や説明するより、
比較の表を用意して実際に比べやすくしてあげます。
その方がお客さまも理解しやすくなります。
ネット通販の価格のプレゼンテクニックの
方法を数回にまとめてみました。
さて、いろいろなテクニックを紹介してきましたが、
これをランディングページに
全部盛り込め、という意味ではありません。
また、商品価値以上の値段でぼったくるための方法論
でもありませんので気をつけてください。
商品やサービスの価格を安く見せるとは、
つまり商品の価値・魅力を十分伝えきるということを言っています。
ほとんどのネット通販は、商品やサービスの
価値を十分伝えきれていません。
価値だけではなく、必要性や緊急性すら
伝えていません。だから値段と価値が
釣り合わないという高いと感じのイメージが生まれるのです。
どのテクニックを使うにしても、
お客さまは比較しなければ価値を判断
できないという行動心理の基本原理を意識してください。