マーケティングにも人生にも深い溝を越えるために理解すべきキャズム理論とは | 通販プロデューサー

通販プロデューサー

売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

銀座の事務所にて

 

特に急速に市場拡大することが特徴である

IT業界では、新しい商品やサービスが

 

市場で大きく広がっていく過程で、

大きな2つの買い手のグループ層に

分かれてしまうというキャズム(断絶・溝)が起こります。

 

このキャズムは、買い手によって商品やサービスに

求める価値が異なるために発生します。

 

売上を継続的に拡大する新しい商品やサービスを取り扱う時には、

このキャズム(断絶・溝)を超える必要があります。

 

キャズムは人生においても実は起こるんですよ!
この溝には、しっかり向きあい次のステージに
向かうこtが重要です。

 

本題へ

 

なぜマーケティングが重要なのか?

そのマーケティングに求められている背景についても

共有します。あのP・ドラッガーが言っています。

 

企業の目的は「顧客の創造」であり、

企業の成果を挙げさせるための基本的機能は

 

・マーケティング
・イノベーション

です。

 

顧客の要求からスタートするものがマーケティングです。

顧客に新しい満足を生み出すものが

イノベーションとイメージを持って頂ければよいです。

 

かつて日本をGDP世界第2位に押し上げたのは

プロセス・イノベーションでした。

 

プロセス・イノベーションとは、世界で高品質な

モノが不足していた時代にモノ作りで確立して行きました。

 

世界に今日まで続くメイド・イン・ジャパンの

ブランドを浸透させました。

 

どう作るか?ではなく、何を作るのか?が優先され、

ユニークで独自性のある商品やサービスが必要とされたのです。

 

これからはソーシャル・イノベーションの時代と言われています。

 

インターネットが広く普及したために

個人や企業を問わず、発信することができます。

 

情報の伝播と拡散が急激に増大したのが

背景にあります。

 

CSR概念が浸透し、企業への信頼性が

永続的なビジネス活動には必須です。

 

地球規模の環境変動への関心が高まり、

限りある資源の有効活用や人と自然と企業が

共存する社会を目指そうとする意識が広く浸透しました。

 

P・ドラッカーによるマーケティングの

重要性に示された企業の基本的機能は、

マーケティングとイノベーションだけなのでしょうか?

 

イノベーションは新しい満足を生み出すとは

どういうことでしょうか?

 

それは、企業は新たな価値を生み続けなければなりません。

 

市場は新しい価値を求め続け、それに応えられる

企業だけが存続する、と言う理念に基づいているのです。

 

新しい価値は企業内部からでは無く、

あくまで顧客を起点なんですね!

 

新しい用途の開発、新たなマネジメントの方法なども含まれます。

P・ドラッカーは、マーケティングは、

顧客からスタートする企業全体の仕組みであるとも言っています。

 

売る仕組みではなく売れる仕組みなのです。

売れるが重要なんです。

 

わたしは、ネット通販で「モノ」ではなく、

「ヒト」に焦点を当てて展開することをお勧めしています。

そのときに重要な事業構想のネタは4つあります。

 

・人口減少
→少子化、高齢化、晩婚化、婚姻率の低下

 

・「衣・食・住」の環境改善

→乗用車・家電製品などの普及が進み、所有から共有へ

 

・購買の選択肢の多様化
→インスタ映えが条件のサービス提供

 

・低成長時代の影響(デフレ)
→雇用条件の悪化、勤労者収入低減、働き方改革

 

このほかにも、各世代に景気動向が影を落とし

消費性がかわってきています。

 

大切なことは、市場の成熟化に伴い

コモディティ化への対策が必須に

なっているということです。

 

コモディティ化とは、市場が成熟した結果なんです。

 

そして差別化されてきた商品が差別化困難な

状況になったということです。

 

私が、サラリーマンのころは、

練歯磨粉はそれ自体が一つのカテゴリーしかありませんでした。

 

今では、虫歯予防・口臭予防・美白効果・歯周病予防など、

細かな部位別の悩みに明確にしたベネフィットに対応しています。

 

よって新商品もコンセプトを投入する余地も少なくなっています。