読書雑記 -19ページ目

読書雑記

読書日記。

ほとんど自分のためのものです。



☆☆☆☆★

アマゾンについて、どういう会社なのか、強さの秘密、スケールの大きさ、これからやろうとしていることなどが、経営戦略一般の知識の解説も交えながら、平易な文章で大変わかりやすく解説されている。

以前、スコット・ギャロウェイの『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』を読んだ時は、GAFAの力は拮抗しているように感じたが、本書を読むと、amazonの影響力はGAFAの中でも抜きん出ているように思える。


アマゾンのサービスを使ってみたい、もっと便利にしてほしいという気持ちと、一つの会社にこんなにシェア、力、富が集中してしまっていいのかという怖さが同居する。


☆☆☆☆★

警察小説と任侠小説とを合わせたような作品。

印象的なのは、主人公である暴力団担当の新米刑事・日岡の先輩ベテラン刑事・大上がヤクザを世の中の必要悪として捉える次の言葉。
「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らしとることじゃ。あとはーーやりすぎた外道を潰すだけでええ」

警察とヤクザというどちらも男臭い世界を描ききっているのが女性の作家だから驚きだ。

しかもいくつかの伏線(読者にあまり伏線とも感じさせない)と驚きの結末が待っており、ミステリーとしても良くできている。

本当に良くできた作品だと思う。



☆☆☆☆★

代書屋という仕事が実際に存在するのかは知らないけれど、こだわり抜いたプロフェッショナルの仕事を細部まで描いた物語は面白い。

また、主人公が家や鎌倉の店(実在のものもあるようだ)で味わう料理やお菓子などの描写がほんとに美味しそうで、グルメ小説としても楽しめる。


☆☆☆★★

東野圭吾の作品は、文庫本を1年に1冊くらい読んでいる。

ガリレオシリーズもいいけれど、『マスカレード・ナイト』の文庫化を心待ちにしている。


☆☆☆★★

Google、Apple、Facebook、Amazon、このテクノロジー界の4強をそれぞれの頭文字を取ってGAFAという。

本書の主題は、
「彼らはなぜ、これほどの力を得たのか」
「彼らは世界をどう支配し、どう創り変えたのか」
「彼らが創り変えた世界で、僕たちはどう生きるのか」

ただ、3つ目の主題についての「第10章 GAFA『以後』の世界で生きるための武器」の内容は、前章までの分析とのつながりがわかりにくく、少し取ってつけた感がある。

四騎士(ヨハネの黙示録の四騎士になぞらえて、筆者はGAFAのことをこう呼ぶ)によって私達の生活は快適になっているものの、四騎士に世界の富が集中し、その恩恵を受ける人が極めて少ない状況を筆者は憂慮している。

ただ、いずれにせよ、「これら四騎士を理解することは絶対に必要だ。それはいまのデジタル時代の先行きを予測し、あなたとあなたの家族のための経済的安定を築くための、より大きな力となる。」


☆☆☆☆★

本書の冒頭、とある著名医師の次の言葉が紹介される。
「ムーギーさん、若いうちは同窓会で、どこで働いてるとか、いくらもらってるとか、そんなことで同級生と自分を比べがちでしょう?これが長期的にはね、まったく関係ない。健康かどうか、それで幸福度が決まってきます」
当たり前のようだけれど、改めてそうなんだろうなと思う。

病気に関する知識や病気にならないための極意、なってしまった時の対処法・医者へのかかり方がコンパクトにまとめられている。

充実した仕事やプライベートが送れるよう実践していきたい。

新たな知見や治療法が出てくるのにあわせて、改訂していってほしい。