![]() | 孤狼の血 (角川文庫) 821円 Amazon |
警察小説と任侠小説とを合わせたような作品。
印象的なのは、主人公である暴力団担当の新米刑事・日岡の先輩ベテラン刑事・大上がヤクザを世の中の必要悪として捉える次の言葉。
「わしらの役目はのう、ヤクザが堅気に迷惑かけんよう、目を光らしとることじゃ。あとはーーやりすぎた外道を潰すだけでええ」
警察とヤクザというどちらも男臭い世界を描ききっているのが女性の作家だから驚きだ。
しかもいくつかの伏線(読者にあまり伏線とも感じさせない)と驚きの結末が待っており、ミステリーとしても良くできている。
本当に良くできた作品だと思う。
