恋は盲目(熊本の男) その5 | 令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

令和に残したい昭和生まれのゲイライフ

地方都市に住んでいるアラフィフのゲイの生態です。
カミングアウトはしてないけど自由な生活送っています。

これまでのイタイ恋愛エピソードを成仏させる為に執筆。

今回は熊本で出会った男とのあれこれ。

※1話はこちらから

 

 

淡い思いを抱いているヒゲさんに腕を引っ張られて発展場に引き込まれながらも、何故か館内で放置されるという新手のツンデレを経験する事になったが、腕を掴んできたのはヒゲさんだった。

 

 

彼の顔を見返しても、その表情からはどんな思いを内に秘めているのかは全く想像出来ず、とりあえず彼の手に引かれるままに廊下から迷路になっているような小部屋へと連れて行かれた。

 

 

彼の様子や周囲の状況からは会話をするような雰囲気では無く、彼の手が自分の体の至る所を触り始めたので、戸惑いながらも抵抗する事無く身を任せることにしたのだ。

 

 

どうでもいい事なのであるが、どうやら自分はそういったシチュエーションになっても行為自体に意識を全振りする事が苦手なようで、頭の中では現状を分析しようと奮闘していたりした。

 

 

彼の行動原理の可能性として、A:気のある素振りを見せながら突き放しては相手の反応を見るS気質 B:館内でタイプを探したが見つからず、とりあえず性欲を発散させる為に妥協 となった。

 

 

自分も無駄にプライドを捨てきれないので、Bであった場合にこの状況を有頂天で鵜呑みにするのも憚られたのもあり、平静な心を保ちつつ行為を続けていたので、行為に集中出来ずにいた。

 

 

しかしそれにしてもヒゲさんは徐々にヒートアップしているようで、まるで手が増えたように触られる箇所も増えていったのだが、暗闇に目が慣れると比喩ではなく本当に手が増えていた!

 

 

知らず知らずにゾンビの如くどこからか人間の気配を察知し、くんずほぐれずしていた自分達にちょっかいを出すが如く、勝手に触り始めて平然な様子に、思わず悲鳴を出しそうになった。

 

 

ヒゲさんも周囲に5人以上のゾンビが集まっているのに気付いた様子で、先程までの熱情が一気に萎んだようになってしまい、ネタが滑った漫才師のように二人でその場から去る事になった。

 

 

なんだか気まずい空気の中発展場から外に出ると、彼はまるでタイムリープして発展場に入る前のようにムスッとした表情でいたので、本当に自分がタイムリープしたのかと勘違いしたほどだ。

 

 

そんなこんなでその後もなかなか上手くコミュニケーションを取るのが難しく、気が付いたら関係が自然消滅してしまっていたが、発展場での彼の感情の答えは今も藪の奥に隠されている。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

本日のイケメンは、コスプレ筋肉キャラでお馴染みの清水泰地

最近はボリュームダウンしてしまったけど、全盛期のあの筋肉と不似合いな童顔とのギャップが心をくすぐりました。