◉季節の手遊びでリズムをつくる

 

日本は、四季に恵まれたところ。

 

春には春の、

夏には夏の

秋には秋の、

冬には冬の 季節の味わいがありますね。

 

そして雨がたっぷりと降る「梅雨」の時期があることも、日本ならでは。

季節を手遊びで味わうことで、一年のリズムが楽しく体験でき、

子どもたちの生命も、喜びと共に育まれます。

 

 

 

image

 

◉梅雨時に相応しい手遊びとオイリュトミー

 

雨が一日中、シトシト降る、梅雨時。

お外で遊べずに、

子どもたちも、おうちにいることが多いことでしょう。

そんな時こそ、

雨降りにぴったりの、手遊びやオイリュトミーで、親子で楽しく過ごしませんか!

そして雨の恵みを、心にもたっぷり味わいましょう。

 

動きのベースには「言葉の発音体感を生かしたオイリュトミー」があるので、

自然に模倣しやすく、子どもたちの言葉の発達、自我の成長に寄与します。

 

 

◉心をふんわり包み込む

      5音階の調べ

 

手遊びやオイリュトミーで使っている、お歌の調べは「5音階」。

 

故郷のように、やさしくふんわりと心を包み込むので、

繊細で不安がちなお子さんも、安心して歌ったり、遊んだりできます。

 

ハンディあるお子さんも、やさしいうたがあることで、

ごく自然に模倣でき、繰り返したくなるようです。

 

 

◉頭ではなく、心に響く言葉、歌

 

「古代の人は、歌うように言葉を話していた」、とシュタイナーは語っています。

「歌」は原言語。

現代人のように、情報伝達のための「頭」の言葉ではなく、

そこに、呼吸があり、感情が息づいている「胸」「手足」の言葉です。

 

 

1人の人間の中に、人類の進化の歴史が今も生きており、

幼児たちの言語世界は、大人とは違い、

古代人のように、体や心を動かす、生きた言語の世界なのです。

 

だから、母音も、呼吸を生かしたものが、子どもたちにはふさわしく、

また、子音も、擬音を使ってリズミカルに体験することで、より自然に体に入っくるのです。

 

 

◉内側から調える響きの力

 

歌や、言葉の美しい響きとリズムが、内側から幼い子どもの心を調え、体を健やかにします。

そして言葉の中に生きている聖なる力が、世界に対する信頼を育てます。

 

外から、「きちんとしなさい!」と命じられるのと、

内から、美しいリズムや秩序を感じ、子ども自らが

喜びと共に体を動かすのでは、

雲泥の差があります。

 

私たちの自我は、内側から、育つのです。

 

 

◉大人の芸術オイリュトミー

  本物の芸術体験は「内なる癒し」

 

今回、大人のオイリュトミーでは、

八木重吉の詩「雨」を、母音A、 O 子音T などを使って練習します。

 

雨が大地に沁み込むように、

八木重吉のささやかな美しい言葉の一音、一音が

心の奥深くに沁み込み、

傷ついたあなたの心も潤し、癒してくれることでしょう。

 

良き詩を唱えたり、オイリュトミーで動くことで、

言葉の生命の力が、体と心の中に入ってきます。

 

繰り返し繰り返し、意識的に練習することで、「生命の形」とも呼べる

オイリュトミーの仕草が、

自分のものになってゆきます。

 

聖なる、いのち溢れる言葉で、自分をたくさん満たして、

癒してあげましょう。

 


 

image

 

 

☔️雨の恵みをたっぷり味わう☔️

🌈「歌と手遊び」🌈

 

  【6月おうちオイリュトミー】

内容:手遊び、運動遊び、オイリュトミー

 

●内容:手遊び、運動遊び、オイリュトミー

・ポツポツ雨だれ ・・雨だれの音を子音の響きで体験します

   また、今回は、隠れた母音の響きにも焦点を当てます。

 

・お手ぶし・・どんぐりや貝殻、小石、ビー玉などご用意ください

 

・カエルがぴょん・・お手玉をご用意ください。

 

・白秋「雨降り」・・母音を使った歌での運動遊び

 

・光の中から生まれてきました(おしまいの祈りの言葉)

 

 

 

●大人の芸術オイリュトミー

 

「雨」八木重吉

 

   ちくま文庫 八木重吉全詩集 2より

 

雨のおとがきこえる

        雨のおとがきこえる

 

雨がふっていたのだ

         雨がふっていたのだ

 

あの音のようにそっと

 世のためにはたらいていよう

 

雨があがったら 

しずかにしんでゆこう

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

【紹介 シュタイナーの言葉】

シュタイナーは、
「人間は、皆、本来、音楽家として生まれついでいる。」
「歌は原言語であり、音楽的リズムを踊りや体の動きと結びつけることで、子どもにほんとうに大事なことを体験させてあげることができる。」(教育芸術/高橋巖訳)

また、
「7歳未満の幼児たちと一緒にオイリュトミーを行うならば学校や、カルマでも生じさせることのできない、自我の力を獲得するであろう」とも語っています。(オイリュトミーの世界/高橋弘子訳)   


  

【オイリュトミーとは?】

「調和したリズム」という意味です。オイリュトミーは、シュタイナー教育の柱。

シュタイナー幼稚園、学校では幼児から高校生までが一貫して学び、大人も子供もハンディある人も、誰にでもできるものです。言葉を楽しみ、音のリズムを動く、「運動芸術」とも言われています。

ことばは、目には見えない「透き通った食べ物」
宮沢賢治が語っていたように、こころのご馳走です!

ご一緒に季節のうた、楽しいリズム、美しいことばを、「おうちオイリュトミー 」で、たっぷり味わい、やさしいあたたかな想いと共に、子ども達に与えてあげましょう!

イノチ輝く言、音の世界を、大切な人にプレゼントしましょう!

 

【講師紹介】
渋谷智栄子 (Shibutani Chieko)
オイリュトミスト。那須・奏身舎代表。27年間にわたり、日本語の発音体感を取り入れた指導で、幼児施設・児童養護施設・障がい者施設等にて、教育/芸術オイリュトミー、シュタイナー教育、芸術療法の講師を務める。オンラインサロン「おうちオイリュトミー」メイン講師。アーティストとしても、数々の公演を開催。

 

 

【イベント詳細】

開催日時
2023年6月13日(火) 10:30~12:00
(後日の録画受講も可能です)
 

●開催場所
ズームオンライン

 

●参加費
3,500円
※お振込もしくはカード決済です。
※録画共有は、ご感想をお伝え
いただける方のみ参加頂けます。
※動画の視聴期間は、1ヶ月です。

 

●イベント欄はこちらを

6月のおうちオイリュトミー

   ⇩

https://fb.me/e/3pnCQ8

 

 

※毎月のオンラインサロン参加詳細はこちら↓

https://m-steiner.com/ouchi-salon-6

  

 

※より専門的に、お子さま向けオイリュトミーを学びたい方
(先生、指導者向け)はこちらへどうぞ
  ↓

 

 

●プレゼント動画について

申込者全員に、渋谷 智栄子先生への
インタビュー動画(合計約9分)をプレゼント♪

 

→お試し視聴(無料)のご希望はメッセージを♪

 

 

●お問い合わせ、相談など
おうちオイリュトミー事務局 加藤
電話:090-7337-3330
メール:ouchi.eurythmy@gmail.com

 

〜〜〜〜〜〜〜