カラオケ市場の再生は??
カラオケの鉄人化、ネット配信曲で狙うニッチ(nikkei電子版) カラオケ店運営の鉄人化計画が、顧客の囲い込み戦略に乗り出した。主にアニメ好きの顧客を対象に、自社の店舗でしか歌えない曲やイベントに使える大部屋を備えた店舗を拡充する内容だ。少子高齢化に伴い、カラオケ業界を取り巻く環境は厳しい。 カラオケ人口は一時は6000万人まで増えたそうですが、今では4500万人ほど。カラオケボックスがはやるようになってからすでに25年が経過し、業態も多様化するにつれて市場も衰退しているといったところでしょうか。各社はニッチ市場を取り込むことによって他社との差別化を図ろうとしますが、業績が悪くなるとすぐにニッチ市場や女子高生市場に走って目先の利益を追うだけで、新たな市場の創出に取り組まないのは、日本企業の悪いところです。 鉄人化計画(カラ鉄)では、アキバ系の取り込みを狙って、「初音ミク」などネットでしか手に入れることのできない曲をカラオケでも歌えるようにして、ニッチ市場を開拓しようとしていますが、とうとうここまで厳しくなってきたかと感じてしまうが普通でしょう。もはやカラオケ付の高級パーティールームでもカラオケを歌わなくなってきている昨今ですから、結局は一昔前のように小さめの個室でこじんまりと歌うスタイルか、スナック系かということになるのでしょうか。 カラオケ人口が減ってきているのは、客単価の低下によるものが大きいでしょう。居酒屋の客単価がゆうに3,000円を切っている時代に、二次会が主流のカラオケに3,000円以上出せないというのが本音。というと、二次会は2,000~2500円で飲めるカクヤス居酒屋か、あるいはさっと飲んでさっと帰れる立ち飲みかということになります。 対策のひとつに、一次会から使ってもらう手がありますが、たばこのにおいがきつくて、どうしても一次会で料理を食べながらカラオケ、ということに抵抗があるというのがあります。中には女子会で使ってもらおうとプランを組んでいるところもありますが、一流ホテルがルームを貸し出している料金とほとんど変わらない料金では、クオリティの低さで完全に負けてしまいますよね。 とすると、カラオケルームが客を呼び込むにはいまのところ客単価を2,000円ぐらいに下げるか、昼間・平日夜の格安料金で稼働率を上げるかしかなさそうです。