遠方からお送りいただいたアコースティックギターの弦高調整を承っています。
サドル(おしり側の、弦が乗る部品)や、
場合によってはナット(ヘッド側の、弦が乗る部品)を削って
弾きやすくします。
削りすぎると弦がフレットにあたって音が出なくなってしまうし、
弦高が高すぎると押さえにくかったり、ギターにかかる弦のひっぱりが強くてネックがそったりボディ表板がふくらんだりします。
音がビビる直前のギリギリをねらって弦高を下げます。
エレキギターだと1.8mm程度、
アコースティックギターなら2.2mm程度
クラシックギターなら2.7mm程度が
ぼくの中ではギリギリの目安です。(すべて12フレットで)
サドルを取り出したとき、底面がななめになってブリッジとの接触面積が狭くなっていました。

そこで底面を平らにならしました。
接触面積が増すので、
音が伝わりやすくなると思います。
底が斜めで、置いても立たなかったのが、平らになって立つようになりました。

結果としてサドルを1mm程度削りました。
ギターに戻す前に弦が乗る部分を磨いて
潤滑コーティングします。
これで、より音の伝達がよくなり、
チューニングも合いやすくなる見込みです。
サドルを再度ギターに合わせ、ノギスで弦高を測りました。

当初2.5mm程度だった6弦12Fが1.8mm程度になりました。
他の弦も、おおむね2mm前後まで下がりました。
ゴンチチの「放課後の音楽室」を弾いたら、
セーハした音がきれいに出ます。
1弦だけはまだ下げる余裕がありそうですが、
これで十分と思いました。
6弦は下げすぎて強く弾くとビビリ音がするので
サドルの弦が乗るところにコーティング剤をつけて乾かして
ちょっとだけ弦高を上げようと思います。
イテルギター教室ではギターの調整・メンテナンスも請け負っています。
弦高調整3000円~
※ネックに一定以上のソリやねじれなどがある場合は当方では調整いたしかねます。
梱包・発送して頂ければ北海道外からのご依頼も承っております。(送料別)
はこBOON(発送をこちらで手配できます)
を利用すれば送料は往復3000円程度で済みますので、
ぜひご利用下さい。