ハバットハウスでハヌカ&コーシャを学ぶ! | この命流星のごとく燃やして(`炎ω炎´)

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こんなですが、変な「漢の料理ブログ」です。なお記事は時系列的にはバラバラ。リンクの張り忘れ等もあり、記事上げてからリンクを張りなおすこともありますし、文章が納得いかずに公開してから微修正する事もあります。ご了承下さい。

שנה טובה!(シャナド-アー!=ヘブライ語で明けましておめでとう!)

未知のシナゴークに足を踏み入れる漢、星餓です!

 

PICK UP:

 

①ユダヤ教ってどんな宗教?シナゴークを見学

②ユダヤ料理とコーシャーの戒律

③ハヌカという特別イベントの料理達

④陽気なラビとオリジナルハリッサ!

 

最近、トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムだと言って物議をかもしましたね!

そこで最近エルサレムがまた報道ではクローズアップされてきました!ヽ(゚◇゚ )ノ

 

そういえば、この10年でイスラムはハラルフードを尋ねたり、モスクに行ったりしたけど、

ユダヤ教の戒律やシナゴーク(ユダヤ教寺院)には余り馴染みが無かったな~。

ユダヤ料理は一度食べた位でしたが、大体中東と同じという印象だったし・・・。
 
そこで!今回は昨年シナゴークを見学し、
ユダヤの風習と祭りを体感したのでそれをレビューしたいと思います!
ババ━━━m9(`・ω・´)━━━ン!!!
 
 
そんな訳でやってきたのは、シナゴーグ「ハバットハウス」!
大森の住宅街の中にひっそりとありました!
いやあ~これは分からないなあ・・・。(;^_^A
 
ほぼ自宅でやってるみたいな感じ。
いや、自宅を改装したというべきか・・・。
 
 
そして中はこんな感じ。
おお~、ヘブライ語や関連の本が至る所に!(ノ゚ο゚)ノ
 
司会進行は日本人の通訳の方とユダヤ人のラビ(ユダヤ教の神父)の方。
(※ラビは写真の様な黒いスーツと帽子を着用、髭を生やしている)
 
ラビは中でも特に戒律が厳しい超正統派・ハバット派に属し、
日本でも功績が認められたすごい方らしいです!ヽ(゚◇゚ )ノ
 
が、しかし!その当人は至って陽気で親しみやすいキャラクター。
お酒や銭湯も大好きで、英語+カタコトの日本語、時にジョークで場を盛り上げてくれます。
キャラが親しみやすすぎて、何だか良い意味ですごい気がしない。(ノ∀`*)タハー
 
 
さて、まずはワインと焼酎で乾杯!
さて、ラビに色々ユダヤやイスラエルの事を質問したりしながら進みますが、
何故か事ある毎にラビは乾杯したがるという・・・だからもう酔っちゃった!(ノ∀`*)タハー
 
ラハイン!(乾杯!)
(*^◇^)/□☆
 
赤ワインはやはりキリスト教の「血」みたいな意味があるのかな。
一番厳しい派閥の人が飲むのは以外でしたが、
この焼酎はユダヤの戒律でOKが出た代物なのです!
(※イスラムでいうハラルのユダヤ版、これをコーシャーという。)
 
聞けばこのコーシャーは肉は肉になる獣に病気が無いか、
更にさばくナイフが専用の物であり、NGな肉を捌いていない事などが求められるそう。
中には皿にNGな肉が載った物はもう使わない人さえいるらしい!
 
う~む、ユダヤの食の戒律って、
またイスラムとも違うし厳しいんですね!φ(.. ) メモメモ
 
 
さて、今回実は料理教室も兼ねていまして、
ラビが特製のハリッサの作り方を見せてくれました!ヽ(゚◇゚ )ノ
ラビはイスラエル育ちだけど、親のルーツがモロッコだそうです。
 
キホン色々な物をフープロで回すだけなんだけど、
たっぷりのハーブや唐辛子、レモンの皮つき、
更にはワサビまでもIN・・・もうオンリーワンなハリッサでした!
 
これは本格的・・・というより彼のオリジナルでしょうね。
でも、逆にこれはこれでどんな味なのか気になる所・・・。(ノ゚ο゚)ノ
 
 
ここからの料理は料理上手な奥さんが作ってくれました。
息子さんもスープを運んだりしてお手伝い。偉いなあ~。

 

まずはスープが到着!
ああ~、素朴で家庭的なポタージュの様な。
これは旨いっすなあ~。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
 
カボチャとサツマイモをベースにしているらしく、
玉ねぎ、ニンジン、セロリなどが炒めてベースにするのかな。
 
トルコのレンズ豆スープの豆をサツマイモやカボチャに変えて、
上からバターとかかけなければこんな感じになるかな~。
 
 
主食には「ピタパン」を。
 
ピタパンは二種類。もっちりしたプレーンタイプ。
さらに、ふすま入り香ばしい生地にのオリーブ油+ニンニク+バジルなどのハーブ。
ふわふわ、ほのかにモチッ、コレも旨いなあ~!(∩´∀`)∩
 
ホームメイドかと思ってましたが、
これは何とイスラエル産の冷凍らしい。
へえ~、イスラエル産レベル高いんだな!φ(.. ) メモメモ
 
 
ここからは色々な前菜が来ました!
前菜類はみんな美味だった~。
 
ナス
トマトベースのややドライなナス。
揚げたナスやトマトがねっとりと合わさっている。
 
卵サラダ
ゆで卵+マヨネーズで王道の味。
うん、これもある種の「超正統派」ですね!(ノ∀`*)タハー
 
 
ニンジン
ギザギザの切り目に生ガーリックとチョップのパクチーがたっぷり!
レモン汁?酸味も入っていて、ニンジンの甘さも相まって美味しい。
これが個性的かつ今回で一番好きだったかも!ヽ(゜▽、゜)ノ
 
ペースト
これは余りそんな風に見えないけど、オリーブのペーストなんです。
塩味と酸っぱさでピタパンを進ませますな~。(≧∇≦)
 
 
メインディッシュにサーモンが!
そういえば、ラビはお鮨が好きだと言ってたな~。
 
味付けはシンプルに大きくて荒い塩がかかっているくらい。
お!これがかの有名なコーシャーソルトってヤツかな?
 
でも、身が柔らかくて脂乗ってます!ヘ(゚∀゚*)ノ
皮のパリッと感より身の柔らかさに重きが置かれている気がします。
でも、鱗のある魚はコーシャではNGらしいから、皮は食べないかも知れません。
 
 
お次は「ジャガイモのパンケーキ」。
これは東欧から来たユダヤ人達が伝えたメニューだとか。
また、今回のイベント「ハヌカ」では、料理も油で揚げた物が好まれるとか。
 
細切りのジャガイモを油で揚げ焼きにしてあり、
外側カリカリ、中はホクふわっ!これも旨いわあ~。ヽ(゜▽、゜)ノ
 
東欧ならサワークリームだけど、
タヒニ(香ばしいゴマペースト)やさっきのハリッサと食べたりも出来るのが、
また中東圏にあるイスラエルらしいかもですね。ヽ(゚◇゚ )ノ
 
 
最後にケーキが来たぞ!∑(゚Д゚)
おお、焼きたてふわふわなのが来た!
 
シナモンを利かせた素朴なリンゴケーキでした。美味しかったけど、
時間が時間だったから、北関東に返らなきゃでした。(´・ω・`)
 
 
尚、今回のイベントは「ハヌカー」と呼ばれる物で、
ユダヤ人がかつて支配された神殿を開放をした事を祝うイベントでした!
戒律が厳しくない人達はクリスマスと同じ様な祝い方もするらしい。
 
神殿に火が灯り続けていた・・・という伝説にちなみ、このオイルに火を灯します。
なるほど!だから、それにちなみ揚げた物が良いのですね~。ヽ(゚◇゚ )ノ
 
 
まとめ・感想
 
★料理教室と聞いていたが、あまりに早いのであっけ・・・。
料理教室よりも食事会と考えると、やや払ったお金は高かった。
 
★でも、なかなか無いユダヤ教を理解する機会にはなった!
派閥にも寄ると思うけど、また独自の厳しい戒律があるんだな~。
 
★どれも家庭的な料理で美味しかったです!
あの人参とスープが特に家でも作りたいくらい美味しかった!
 
★ユダヤ人もアメリカやイスラエルの出身者ばかりではなく、
エジプトやモロッコ、東西ヨーロッパ、ロシアなど実は様々!
今回の料理にもそれが何処か反映されていた気がした。
イスラエル料理は中東だけでは語れなそうだ・・・。