私はフランス・パリに住み始めてから5回、歯医者へ行きました。
すべて違う場所、歯科医(先生)です。
その中でも、
印象的だった、衝撃的だった2人の話をしたいと思います。
◆1人目のムッシュー先生(開業医)の話◆
治療:2015年9月か10月ごろ
パリの日本語の通じる歯医者さんで調べた時に、根管治療の専門らしいことが書かれていたので問い合わせのメールをしたのが始まりです。
先生とは別の日本人男性から電話が来て正式に予約を取ったのですが、どうやらその男性はスタッフではない?ただの伝達役だけの人っぽい感じで、
「ボクは(その場に)居ませんが、もしも言葉が通じなくて困った時は電話ください。大丈夫ですか?」
と言われた時には、本当に不安になりました。
日本語の通じる先生じゃないじゃん!
がんばって行ってきましたよ!
メトロに乗ってパリ8区まで。
案の定、Drデゥプイ先生は日本語を一切話せず、私は先生の治療方法の説明を聞き取るのでいっぱいいっぱい、ウィウィと答えるだけでした。
「治療費に850ユーロかかるよ?いいね?」
と聞かれても、それが高いのかどうなのかさっぱり分かりません。
でも、事前の情報収集と同じくらいの値段だな~と思ったのと、治療してくれるならちょっと高くても・・・という思いでOKをしました。スタッフはいません。
静かな治療室の中で、先生と二人っきりです。
この状態をなんというのか・・・。セレブな感じ?それとも不安?
先生に迷惑をかけないように、開けれるだけ大きな口をあけていた私。
気がついたら「2時間も口を開けっ放し!」
2時間も口を開けっ放しだとどうなると思います?
「顎が固まって口が閉じなくなるんです!」
生まれてはじめて、
閉じなくなった顎を手で押して戻しましたよ(笑)。
まぁ、でも、その長時間の治療により、たった2回の通院で根幹治療は終了。
先生の確かな腕と丁寧の治療により、先生が治してくれた箇所は、その後、他の歯医者でレントゲン写真を撮った時に「綺麗に治してくれましたね~。」と言われるくらい、完璧な仕上がりです。
その後、先生から一通のハガキが来ました。
リタイア(定年退職)したのでもしも歯に異常がある時は、○○の歯科へ行ってくださいというお知らせでした。
◆2人目のマダム先生(開業医)の話◆
治療:2018年3月~4月ごろ
気がついたら奥歯に大きな穴が開いている。
主人Pに相談をしたら、主人Pも小さな虫歯を治したいということだったので、近所にある歯医者を探して行きました。
とても元気があり、よくしゃべるマダムでした。
服装は袖なしダウン。この服装で治療開始です。
気性も激しい感じで、「忙しいのよ!」と言いながらかかってくる電話に強い口調で対応。受話器を置く時は投げつけるように「ガチャン」。
それでも、無口な私には、よくしゃべってくれるマダムの性格がありがたく感じました。
主人Pはマダムのことが好きではなかったみたいですが。
おしゃべりなのもそうだし、治療が雑で痛かったって。
良い意味で、テキパキと素早い治療&フレンドリー。
悪い意味で、荒く雑&うるさい。
私の治療が終わった時に、歯を診ながら
「ほら~出来たわ♪ わたし完璧! キレイ!」
と自分の技術を自画自賛していたけれども、
そのマダム先生が治療してくれた歯は、
2年後にひびが入り、そこからばい菌が入って、歯茎が大きく腫れあがってしまいました。
抜歯+インプラント治療 行き~
大人になっても歯医者は苦手です。
他人に口の中を見られるのも嫌ですね。
だからこそ、自分に合った歯医者さんに出会うのは重要なことですね。
いつまでも美味しいものを食べられるように、歯は大切にしましょう。
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