グラマースクール合格への足切り(点) | パパの倫敦ライフ(旧パパの香港ライフ)

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香港からロンドンへ移住し3年目!ロンドンでの生活などを中心に日々出来事を綴ります!

教育熱が凄まじい最近のイギリス、正直、結構、イメージとかけ離れています。

 

何も考えず、ぼーっとしている家庭も結構あるのは確かですが、しっかり子供の将来を考えて幼少期から教育に力を入れている家庭が今、結構増えていると思います。

 

教育熱っていうと、どこかアジアの話に聞こえてしまいますが、イギリスでも普通に今、教育を意識する家庭が増えています。

 

総じて富裕層に限られますが、元々教育第一!みたいなイギリス人は一定数いましたが、そこにインドなどを含めたアジアからの移民も参戦し、競争が激しくなり、グラマースクール、それも成績優秀なOxbridgeやImperialなどを目指す生徒が多いグラマースクールではその入学競争の激化は凄まじく、最近では私立の学費にVATが課される前にレベルの高いグラマースクールに転校というのも相俟って、人気が沸騰中みたいです。

 

前にもこの辺のことは書いたことがありますが、グラマースクールに子供を入れるならどう見ても11+で入学させるべき!って書いたと思います。

 

理由は

 

そもそもの入学枠が1番多い11+が最善であるのと、受験科目が1番、少ない。

 

途中からとなる13+や16+では枠がグーっと減らされ、めちゃくちゃ頑張らないとキツすぎる。

 

6thFormから著名なグラマースクールを狙うとなると、どれくらい大変かというと

 

GCSEで殆どPerfectを取らないとほぼ無理。。。。

 

つまり

 

GCSE8教科でALL9もしくはそれにほぼ準ずる成績でないと無理ってことです。

 

もちろん

 

さらにキャッチメントもあって、その熾烈さはもの凄い・・・・

 

キャッチメントで外れてる場合の生徒が考慮されるケースは

 

Applicants from outside the catchment area will only be considered if all the available places cannot be filled by students from within the catchment area or by boarders.    

 

って感じなので、その可能性は限りなく少ない・・・

 

また、多くのグラマースクールでは、

 

6th Form申請には学校のWebには8教科で56(ASP* 7)ポイント以上とか記載がありますが、これをこのまま鵜呑みにしてはまったくいけません。。。(ASP*とはAverage Score Pointの略)

 

54とか56とか記載があっても、実際の足切りはASPで7.5とかだったりします。

 

7.5ってことは、8教科で計60ポイント必要になります。

 

さらにトップランキング(上位10位とかに入ってくる)のグラマースクールだと、これが恐ろしく、8教科で70ポイントというのが足切りとなります。🥲

 

要はASPでは8.75

 

7教科で9をとり、1教科だけ7

(99999997)

 

もしくは

 

6教科で9を取り、2教科で8

(99999988)

 

このどちらかです。

 

優秀というより天才の域に入ってます。。。

 

これ以外で実際に著名な学校に入っているパターンとしては

 

不人気専攻でどうしても枠が埋まらない時に最低基準となる56ポイント以上とかが適応されてきます。

 

同じくSENの生徒とかが諸事情を加味され合格となります。

 

以前、GCSEでALL9を取ってくる生徒がどれくらいいるかって書いたことがありますが

GCSE試験科目総数って知ってますか?

2023年に7教科以上でALL9を取っていたのは合計で1160人のみ!

 

わかりやすく言うと

 

トップレベルのグラマースクールに6th Formから入ってくるような生徒はこの1160人に入ってくるような子供だけ!

 

それくらいの学力が問われます。

 

やっぱり、グラマースクールに子供を入れたい場合、11+から入るように手引きしていかないと厳しいです。