みなさま、こんばんは。
イギリスGPでバーストが頻発して以来、ピレリタイヤを取り巻く環境(風当り?)は
一変してしまいました。
一変してしまいました。
今季から採用されたデグラデーションの激しいアグレッシブなタイヤに関して、
シーズン当初から批判が相次ぎ、変更の議論が継続的になされてきましたが、
結局のところシルバーストーンまで、デラミレーション(表層剥離)対策以外は
何ら手が打たれることなくシーズンが進んで来ました。
ところが、冒頭で触れたバースト発生で安全性の問題が声高に叫ばれ、
一気にニュルブルクリンクでのコンストラクション変更に舵が切られたのでした。
ピレリが変更を決断できなかった背景には、チームからの否認がありました。
すなわち、構造変更に対して反対するチームがあり、満場一致でなければ
シーズン中のタイヤ変更ができないレギュレーションに引っ掛かって、
踏み切れなかった訳です。
ところが、事が安全性の問題になると、満場一致は必要ではなくなります。
また、安全性が脅かされるとなって、それまで拒否してきたチームが
変更を容認する方向に変化したという事実もあります。
こうして、実現したタイヤの変更ですが、
明らかに、得をする人と損をする人に分かれているように見えます。
今日のところは、大きく損をしているであろう
フォース・インディアに焦点を当ててみましょう。
昨シーズンは入賞常連ながらも上位進出が厳しかった同チームですが、
今シーズンに入っては好調でした。
イギリスGPまで、ナットの問題でダブルリタイヤとなったマレーシア以外は
全戦入賞し、ダブル入賞も8戦中4回を数えています。
しかし、タイヤが変更されたニュルブルクリンクでは、
シーズンで初めて、完走しながらも2台とも入賞を逃しました。
2013年型タイヤに合わせて開発したマシンが変更後のタイヤ構造に
対応しきれなかった、というのがチームの分析のようです。
リソースの大部分が来季マシンの開発に注がれる中、
タイヤ変更という外的要因に伴う競争力低下を強いられたフォース・インディア。
これが事実なら、後半戦の彼らは相当厳しい戦いに突入せざるを得ないようです。