私の友人に、素晴らしいカメラマンがいます。
それもそのはず。若いころは「鬼の」報道カメラマンとして一線で活躍してきた方です。
筋の通らないことが嫌いで、人情に厚い「現代の寅さん」。今の素性はカメラとは離れたサラリーマンでいらっしゃいますが、いつお会いしてもカメラはお持ちです。彼にとってはカメラは眼と同じなのですね。
今の季節美しいヒガンバナの写真や、彼を知る人にはおなじみの「きれいなおねえさん」シリーズ。特別な仕掛けなど一切無し。街で普通に出あう女性の、その人ならではの美しさを切り取って私たちにみせてくれるのでとっても人気なのです。しかも、この方は「きれいなおねえさん」のほうから「ワタシを撮って。」と寄ってくる、という女性の私だってうらやましくなる体質をお持ちです。
この方と飲み歩いた翌日は、あいま合間に撮ってくれた写真がいっぱいのブログが楽しみ。美味しかった料理はもちろん、お店にたどり着くまでの道のりで出会ったちょっとしたことを鮮やかに切り取ってあって、楽しい宴席のことをあますところなく思い出させてくれるからです。それも、時には同じ風景を目にしながら自分では気が付かなかったことを、そっと教えてくれたりします。
カメラマンだから技術がぴか一なのは、ある意味あたりまえのこと。だけれども、この方の写真が本当にステキなのは、「ちょっと待って!写真写真!」と周りの空気を壊すことなどが一切無いのに、魔法のように素晴らしい写真を撮っていること。
美味しい料理が出てきたとき、ブログに載せなくっちゃ~というのでまず「写真の儀。」というのはすっかり一般的になりましたし、私ももちろん時々それはやっていることなのですが、写真に興味のない方にしてみればせっかく来たお料理、写真に時間が取られたらちょっと覚めちゃう部分はありますよね。
そんなストレスを周りに一切与えることなく、楽しい写真を撮り続けている私の「お兄ぃ」。お酒の席でだって、カメラを取り出してもいつも心もそこにある。だから素敵な写真が撮れるのでしょう。
ブログやフェイスブックなど、仕事でも使うためにスマートフォンを使いこなし、24時間発信体制。すっかり一般的になりましたが、即時発信出来るということの裏側で、同席している人に「心ここにあらず」を感じさせてしまう人というのは意外にたくさんいるものです。
そういうことを、口に出しては絶対に批判したりせずスマートに気づかせてくれるのが私の「お兄ぃ」です。しょっちゅう会える仲ではないのですが、私の大切な友人です。
人間には大人と子どもがいるわけですが、その違いってなんでしょうね?
もちろん人によっていろんな考えがあると思います。
私の考えでは、誤解を恐れずに言えば、大人とは、
理不尽な立場に立たされた時に自分を守る手段を持っている幸運な子ども、のこと。
世の中のいろんな理不尽から自分や大切な人を守るには、知力、体力、財力などいろんなものが必要となります。
それを持っていたり行使できる人が大人。
だから、私の定義では理不尽な職場で心身を消耗しながらも逃げ出すことが出来ない人はたとえ成人でも含まれないかもしれないですね。
私も晴れて大人に仲間入りしたいと強く思っていますが、まだまだ修行中です。
もちろん人によっていろんな考えがあると思います。
私の考えでは、誤解を恐れずに言えば、大人とは、
理不尽な立場に立たされた時に自分を守る手段を持っている幸運な子ども、のこと。
世の中のいろんな理不尽から自分や大切な人を守るには、知力、体力、財力などいろんなものが必要となります。
それを持っていたり行使できる人が大人。
だから、私の定義では理不尽な職場で心身を消耗しながらも逃げ出すことが出来ない人はたとえ成人でも含まれないかもしれないですね。
私も晴れて大人に仲間入りしたいと強く思っていますが、まだまだ修行中です。
ディズニーでも不滅のコンテンツ、夢の国にふさわしい住人のひとり、ピーターパン。
このピーターパンのお話、実際に本で読んでみて、あまりの奇妙さに唖然とした方は結構いらっしゃると思います。ピーターは生まれてすぐに家を出てしまい、家に戻らなかった男の子。それって、なんだかちっともワクワクしないんですけど。家があって家族があるからこそ、時々一人になったり家族を離れて友達や恋人と過ごすことを楽しむことが出来るのが人間というもの。少なくとも、子どもというもの。(子どもは一人暮らしはしませんからね。)家族を持つことに最初っから失敗したようなピーター、なんだか少し肌寒いような思いがしますね。これがファンタジー?
そう。普通の現代ニッポンジンの私には、ファンタジーとロマンスは本当にナゾ。頭ではなく生理的に「ものがたり」として理解するのは、とっても難しい!!姫をさらって監禁する西洋のドラゴンと見沼に住むつなが竜ヌゥとの間には、それはそれは深くて暗い河が流れているようですね。(これはローカルすぎるネタですね?私が住むさいたま市のかわいいご当地キャラクター、ヌゥはとってもかわいい竜なのです。)
しかもこのお話が分からん!のは、どうも、私だけではないかも。ある人気作家の書いた書評でも、ピーターパンとウェンディではなぜダーリング家で犬が家庭教師なのか、マンガ的で意味が分からないと言っていました。(今と感覚の違う昔の作家じゃありませんよ。現代の人気作家です。)
そのナゾをあっさりと、しかも端的に解いてくれたのが、歯科医師で文芸評論家の長山靖生さん。
新潮新書にある著書「謎解き少年少女世界の名作」。
これは本当に名著です。
ビジネス書だけでなくて時には文学も読む人なら、絶対にオススメ。いや、むしろ日経新聞とビジネス書しか読まないオジサンにこそ読んでいただきたいかも。子どもや小学生などと関わる仕事をしている方、あるいは子どもがいるお父さんたちにも必ず読んでほしい本です。そこの、可愛い自分の娘にメロメロのお父さん。この本を読まずして愛娘をディズニーランドに連れて行くなかれ。と言いたいほどです。(それは言い過ぎか。)
ピーターパンとウェンディはもちろん、他にも日本人がよく知っている少年少女文学について、丁寧な読み解きがなされています。その作品の生まれた時代背景を踏まえた深い教養の土台の上に、この方の
書評は築きあげられています。こんな物知りのお父さんがいてくれたらなぁ~。と、タイムスリップして小学生に戻ったら私はきっと言ったことでしょう。
私のような「フツーの」読書好きの方ならうなずかれることと思いますが、私は書評って普段はそんなにアテにしていません。(文芸評論家の方ごめんなさい。)本屋さんに出かけて目に止まった本を買う、くらいの普通の本好きには、せいぜい新聞の書評が新刊本を選ぶときのちょっとした目安になるくらいの話。それも必ず書評を心待ちにして読むというほどでもなし。あくまで日曜のひまつぶし、かな?
そんな「フツーの」本好きが、書評ってやっぱスゲーわ。あってくれるとこんなに助かるとは!!と目ウロコした、という締まらないながら正直なお話。でも、この本の素晴らしさは本当に、私が言っても足りるものではありません。
謎多き名作、ピーターパンの生まれた背景とは?この本を読めば分かります。他の書評は必要ないほどの、素晴らしい解説です。
謎解き少年少女世界の名作
長山靖生 著
新潮新書
ISBN4-10-610022-3
このピーターパンのお話、実際に本で読んでみて、あまりの奇妙さに唖然とした方は結構いらっしゃると思います。ピーターは生まれてすぐに家を出てしまい、家に戻らなかった男の子。それって、なんだかちっともワクワクしないんですけど。家があって家族があるからこそ、時々一人になったり家族を離れて友達や恋人と過ごすことを楽しむことが出来るのが人間というもの。少なくとも、子どもというもの。(子どもは一人暮らしはしませんからね。)家族を持つことに最初っから失敗したようなピーター、なんだか少し肌寒いような思いがしますね。これがファンタジー?
そう。普通の現代ニッポンジンの私には、ファンタジーとロマンスは本当にナゾ。頭ではなく生理的に「ものがたり」として理解するのは、とっても難しい!!姫をさらって監禁する西洋のドラゴンと見沼に住むつなが竜ヌゥとの間には、それはそれは深くて暗い河が流れているようですね。(これはローカルすぎるネタですね?私が住むさいたま市のかわいいご当地キャラクター、ヌゥはとってもかわいい竜なのです。)
しかもこのお話が分からん!のは、どうも、私だけではないかも。ある人気作家の書いた書評でも、ピーターパンとウェンディではなぜダーリング家で犬が家庭教師なのか、マンガ的で意味が分からないと言っていました。(今と感覚の違う昔の作家じゃありませんよ。現代の人気作家です。)
そのナゾをあっさりと、しかも端的に解いてくれたのが、歯科医師で文芸評論家の長山靖生さん。
新潮新書にある著書「謎解き少年少女世界の名作」。
これは本当に名著です。
ビジネス書だけでなくて時には文学も読む人なら、絶対にオススメ。いや、むしろ日経新聞とビジネス書しか読まないオジサンにこそ読んでいただきたいかも。子どもや小学生などと関わる仕事をしている方、あるいは子どもがいるお父さんたちにも必ず読んでほしい本です。そこの、可愛い自分の娘にメロメロのお父さん。この本を読まずして愛娘をディズニーランドに連れて行くなかれ。と言いたいほどです。(それは言い過ぎか。)
ピーターパンとウェンディはもちろん、他にも日本人がよく知っている少年少女文学について、丁寧な読み解きがなされています。その作品の生まれた時代背景を踏まえた深い教養の土台の上に、この方の
書評は築きあげられています。こんな物知りのお父さんがいてくれたらなぁ~。と、タイムスリップして小学生に戻ったら私はきっと言ったことでしょう。
私のような「フツーの」読書好きの方ならうなずかれることと思いますが、私は書評って普段はそんなにアテにしていません。(文芸評論家の方ごめんなさい。)本屋さんに出かけて目に止まった本を買う、くらいの普通の本好きには、せいぜい新聞の書評が新刊本を選ぶときのちょっとした目安になるくらいの話。それも必ず書評を心待ちにして読むというほどでもなし。あくまで日曜のひまつぶし、かな?
そんな「フツーの」本好きが、書評ってやっぱスゲーわ。あってくれるとこんなに助かるとは!!と目ウロコした、という締まらないながら正直なお話。でも、この本の素晴らしさは本当に、私が言っても足りるものではありません。
謎多き名作、ピーターパンの生まれた背景とは?この本を読めば分かります。他の書評は必要ないほどの、素晴らしい解説です。
謎解き少年少女世界の名作
長山靖生 著
新潮新書
ISBN4-10-610022-3