【カメラのおはなし】誰もが発信力を持つ時代のお作法。 | 英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

英語よみきかせの講師育成。英語で世界の絵本を紹介するDJ!Ms.Miyuki

心まで伝わる英語絵本の読み聞かせで、本物の英語力を育てます@神保町+オンライン講座。子ども英語講師の指導力と英語力を上げる・英語絵本コノサー講座のトレーナーMs.Miyukiのブログです。英語で子どもと笑おう。楽しく世界の絵本を英語でご紹介!!

私の友人に、素晴らしいカメラマンがいます。

それもそのはず。若いころは「鬼の」報道カメラマンとして一線で活躍してきた方です。

筋の通らないことが嫌いで、人情に厚い「現代の寅さん」。今の素性はカメラとは離れたサラリーマンでいらっしゃいますが、いつお会いしてもカメラはお持ちです。彼にとってはカメラは眼と同じなのですね。

今の季節美しいヒガンバナの写真や、彼を知る人にはおなじみの「きれいなおねえさん」シリーズ。特別な仕掛けなど一切無し。街で普通に出あう女性の、その人ならではの美しさを切り取って私たちにみせてくれるのでとっても人気なのです。しかも、この方は「きれいなおねえさん」のほうから「ワタシを撮って。」と寄ってくる、という女性の私だってうらやましくなる体質をお持ちです。

この方と飲み歩いた翌日は、あいま合間に撮ってくれた写真がいっぱいのブログが楽しみ。美味しかった料理はもちろん、お店にたどり着くまでの道のりで出会ったちょっとしたことを鮮やかに切り取ってあって、楽しい宴席のことをあますところなく思い出させてくれるからです。それも、時には同じ風景を目にしながら自分では気が付かなかったことを、そっと教えてくれたりします。

カメラマンだから技術がぴか一なのは、ある意味あたりまえのこと。だけれども、この方の写真が本当にステキなのは、「ちょっと待って!写真写真!」と周りの空気を壊すことなどが一切無いのに、魔法のように素晴らしい写真を撮っていること。

美味しい料理が出てきたとき、ブログに載せなくっちゃ~というのでまず「写真の儀。」というのはすっかり一般的になりましたし、私ももちろん時々それはやっていることなのですが、写真に興味のない方にしてみればせっかく来たお料理、写真に時間が取られたらちょっと覚めちゃう部分はありますよね。

そんなストレスを周りに一切与えることなく、楽しい写真を撮り続けている私の「お兄ぃ」。お酒の席でだって、カメラを取り出してもいつも心もそこにある。だから素敵な写真が撮れるのでしょう。

ブログやフェイスブックなど、仕事でも使うためにスマートフォンを使いこなし、24時間発信体制。すっかり一般的になりましたが、即時発信出来るということの裏側で、同席している人に「心ここにあらず」を感じさせてしまう人というのは意外にたくさんいるものです。

そういうことを、口に出しては絶対に批判したりせずスマートに気づかせてくれるのが私の「お兄ぃ」です。しょっちゅう会える仲ではないのですが、私の大切な友人です。