アンプ回路の配慮など。+追記多々… | えるなのブログ

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日記とはちょっと違うかも。

最近使い始めたNFJの「FX-AUDIO- FX-04J+」なのですが、

出力がデカいです。
あと、DC回路なので、今までのDAC-X5Jより低音がかなり出ます。

 

ここで学んだのは、ACなライン機器などを数珠つなぎすると、その都度低域がドロップするのが予想外に大きいと言うこと。 

なので、ACカップリングも設計もFc=4Hzとか低めだと嬉しい。

 

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AMPの終段出力について思ったのだけど、 スピーカーやモーターはインダクタンスがあり、

ソレが高周波でZが高くなって不安定になるのが原因で発振傾向を持つ場合があり、 

負荷に併設して、RとCの直列な回路。「ゾーベルフィルター」なる補償回路を付けることがあるのですが、 

ヘッドフォンAMPでは必要ないのかなー? とか思いました。

 計測して、発振気味なひげのリンギングとかが出たら必要なのかな?

 

 で、昔の本ですがいろいろなヘッドフォンAMPの記事がありまして、 10Ω+0.047μ~0.1μFや、100Ω+0.0047μFなどありました。 

抵抗が10~100Ωで、時定数がFc=150KHz~350KHzであれば十分に有効なインピーダンス範囲と解釈しました。 

なので、

イロイロなヘッドフォンの種類を考慮して33ΩとかとC。

イヤホンだとまた適正なのは変わるかも。 

 

出力の負荷は、 容量性負荷、インダクタンスな負荷も不安定にさせる傾向を持ちますね。 

なので、終段AMPは気を使うわけです。 

 

ラインAMPでは、ケーブルの容量に多少気を使うかも。 

 

なにはともあれ、いくつかのヘッドフォンを実際に付けて、矩形波など送ってみてチェックするのが理想かと思います。 

 

反転非反転では反転の方が無難ですが、超低音の感触が変わるかも?なんて思ったり、、、 

でも、既製の製品(特にミキサー回路など)が反転だったら何の意味も無いのですけどね。

 

 倍率はユニティゲインで安定な素子を使ってるのですが、

一応1倍より安定しそうな2倍とかに設定してます。 

 

また、倍率設定用の抵抗は、あまり高く設定するのは好ましくないとかあるようですが、低すぎるのも問題です。

 数KΩ~20KΩ位がイイかなーなんて思って、あり合わせでやってます。

 

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PC用でいつも使ってるトンコンHP-AMPは、

 ユニバーサル基板を使い、結構ディスクリートで組んでるのですが、 GNDラインがAWG24だったので、殆どを太く、AWG22にしました。 

電流が多く流れる主幹部分はすべてです。 

 

結構重要な部分だったようで、 解像度が上がってクリアで、細かく聞き取りやすくなった気がします。 

 

あと、+-電源からダイヤモンド回路への線も太くしようかな?と思います。

 

追記>

太くしました。

バイノーラルの雨や足音の録音的な音とか、さらに生々しい感じに。

埋もれそうな小さな差である録音のアラなどが聞き取れる感。

イロイロやった結果、低音も強くなりモコモコと来るときも。

 

ちょっと華やかになったような気もします。
このような差が出たのは、負荷特性が結構変わったので、
OP-AMPとダイヤモンドバッファの相性が変わったのもあるかも知れません。
 

 

追記02>

ゾーベルフィルター、GNDを強化によって華やかになった結果をよしとして、
+-電源のケーブルを強化した結果、
OPA2134PAの有名な?原因不明なピリピリして頭が痛くなる特性も出てきてる気がします。

なので、
FET入力のマシなヤツと考えると、

品切れらしいOPA2604PA以外、ちょっと不安なMUSES8920Dとなります。
これ以上は、イキナリ高くなり、
MUSES01Dも位相的には信用できず、

1回路のOPA627/637は信用できそうですが、さらに高価です。

ということで、選べるモノがないので、もうちょっと、回路側も改良したいですが、出来ることはやってしまっている気がします。

 

追記03>

+-電源の線の太い所を第二のスイッチング電源まで延長。
途中の大型平滑コンデンサーに10μF積セラを併設。
とにかく低音の増強が目立つ感じに。

まあ、アンバランスな部分を改善して

音も改善してきてはいるかも、だけど、まだ様子見。

 

追記04>

うーん、、

ダメのようです。
OPA2134PAは大体10分位で痛みを感じてくるといわれてるが、
そんな感じ。

ライン、フィルター系に使う場合は問題無いようなんだけど、
終段に関わる部分はダメなのかも。。。
 

この回路はダイヤモンドと合わさってるので、

安易に反転にも出来ないし、、

 

追記05>

意味なさそうだけど、一応、、、

ダイアモンド回路の出力からHP出力&帰還の間に1.8Ωを挟む。

NE5532の等価回路を見ると、全く無意味では無さそう。

 

低音も含め、ちょっとだけ緩和した気もしますが、根本解決には…、耳の奥が痛い。
まあ、異常動作が原因ではないようですから。。。

この回路は結構手間をかけてるので、
ここだけOPA627あたりに変えてみてもイイかもとは思い始めてます。

 

追記06>

急遽J-FET入力があったので、NJM072Dに交換。
+-4Vからの電源用で+-5V駆動なので出力振幅がちょっとキツイかも。
そのまま終段用ではないドライブ能力だけど、位相補償はどうなってるんだろう?

少し期待を持って聞いてみて…、
低音がかなりボフボフとキツイけど?それ以外はシャンシャンチキチキ言う中抜けでスカスカな感じも。
EQ使ってるわけでもなく、なんでこんなに違うんだ?という気持ちでいっぱいw

終段の駆動は鬼門かも?

 

 

OP-AMPを積んだAMPは暖気が必要。
主に積セラコンにかかるDCの存在による容量変化であるらしい。
15分くらい?

 

さすがに、エージング効果は無いはず。
 

 

線を太くして回路を贅沢にしたら、不幸になった典型的例だなー、

バランスが重要。

 

成金オーディオがいい音出さないのと同じ。
 

追記>

後日書いたけど。

帰還のコンデンサーは、10Ωの手前から、つないだ方が良い。

 

続きの記事

https://ameblo.jp/eruna-captor/entry-12490738395.html

 

中間的記事(AMPの電圧)

https://ameblo.jp/eruna-captor/entry-12490350279.html

 

 まとめ的記事

http://clamp-cc.sakura.ne.jp/tone-k-001.html