電車でインドラマユへ!地域伝統バティックの復活へ | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

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2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ

またまた四苦八苦して電車の切符を買い、3家族で向かったインドラマユの話。

1973年にバティックを学びに来て、ジョグジャ、チレボンでバティックや染色を研究して、日本と行き来しながら現在はPekalonganを拠点にインドラマユのバティックを復興させようとしている伊藤ふさ美先生

JICAの助成で三年間プロジェクトに取り組んでおられますが、その工房へお邪魔しました。

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AM7:30にGambir駅出発
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AM9:54にJatibarang駅に到着
Indramayuには電車がないので、一番最寄り駅がJatibarangになります。
チケット買うのに四苦八苦するわりに、電車旅をオススメするのは....

●まず、立って歩き回れる
食堂車見に行ったり、ちょっと気分転換できる

●充電できる
座席分のコンセントさすとこがあるので、スマホOK 、アイパットOK、ゲームもOK

●トイレの心配がない
行けるレベルのトイレがあります
車内販売もあり、エアコン効いてる車内で3in1coffee飲みます。


チレボン行きの特急で途中下車
駅までは11人のれる車を借りていただいて、伊藤先生が迎えに来てくれていました。
そこから車で25分くらいで、インドラマユです。
 
インドラマユといえば...
マンゴー🥭🥭

あいにく今はマンゴーの時期ではないのですが、地方に行くと、果物屋台が特に美味しそうに見えます。

Bendaran Mangga
マンゴーのモニュメント

インドラマユは藍染のバティックがもともとあるのですが、化学染料と比べると手間がかかる上に、発色も悪いので、だんだんとやる人がいなくなってきていたそう。

伊藤先生が、徳島の藍染から天然の藍でも発色がよくなる方法があるということを伝授しています。

今回は藍染とバティックの蝋描きの体験をさせていただきます。

先生がお願いしている蝋描きの職人さんが来ていて、デモンストレーションも見せてもらいました。

インドラマユの柄は下絵なしで描くことが多いのだとか

いくつかの工房にお願いしたけど、「外国人だから」と値段の相場がバラバラだったり、仕事の手を抜いたりする人もいたけど、この写真のタティさんは、「こういう細かい作業があるから」とか理由も明確で仕事をちゃんとしてくれるということで、今はpekalonganの仕事もここにお願いしているそうで、

きっちり仕事をする
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次の仕事がやってくる
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バティックが売れて また仕事が増える
という図式で、だんだんと職人の人数も増えて、さらにたくさん仕事ができる

ということがインドネシア人にも認識されるようになってきたんだそうです。

わかる...わかるわ....
考えたらわかりそうなのに、インドネシア人にはなかなか伝わらないから
外国人=お金高めに設定

布に好きな絵を描いて蝋描きして、そのあと藍染してもらう人。
下絵だけ描いて、蝋描きはタティさんにやってもらう子。

伊藤先生がデザインしたバティックの下絵には鉛筆ではなく、フリクションペンで書いているんですって!

フリクションって、熱で消えるから蝋を熱湯で落とすときに消えてしまうからびっくりびっくりへえ~

わたしはもう蝋描きはやらないで、持ってきた黄ばんだTシャツを絞って藍染してもらうことに
藍染で絞りの体験はやったことがあるので、勝手に絞りはやらせてもらって、染めの行程も手を突っ込んで自分でやりました。
後ろに見えるのはタティさんが描いてきたバティックです。
深い藍色にするためには何回もつけては、干してを繰り返しますので、その作業は
彼がやっています。

みんな深い藍色が希望だったので、残りの数回の染めはお願いして昼食へ
RM. Saung Song
漁村というか、木でできた漁船がたくさんある漁港にあるレストラン。

潮の香りはあまりしないんですが、工房から25分くらい海の方面にいったところです。
Cumi Goreng
Kakap Merah これが山椒のようなスパイスが効いてておいしかった。
海老やらカンクン炒めなども頼んで、お話を聞きながら食事。

そこからは、タティさんの作業場へ見学へ
今は職人さんが増えていっている
インドラマユも海の町なので、魚や海藻のモチーフも多い。
インドラマユの特徴は他の地域と逆で、背景を蝋で伏せて、最終的に白地のバティックになるところ。

柄の回りを全部蝋で隠していくので非常にめんどくさいため、本来は手間がかかる作業。

   → → →続きます
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