Indramayu Blue (batik)楽しみながら応援できること | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

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2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ instagram@spis_mix

ジャカルタ以外のインドネシア話はなかなかPV数があがりませんが...

タティさんの作業場から戻ったら、数回染めてもらった布ができていて、これから蝋を落として出来上がりをみるのですが、その前にタピオカ粉を溶かした水につけて、蝋を落とした後の色移りを防ぐ作業をします。
へぇ~、タピオカかぁ、それは知らなんだ!

私のはそこまで濃い色にしなかったので色止めだけ
上から下に濃くなっていくように染めました。
これ着て歩いてる人を見たら私です。
染めが終わって干している工房の作品。

タティさんのところからも、バティックたくさん持ってきてもらって、柄の説明や技法のお話を聞きながらお買い物。
手描きのBatik tulisで、色も数種類つかってるようなものでもRp300000~350000

もちろん、伊藤先生の作品やタティさんの藍染での作品は1jutaとかするけど、柄の細かさと作業の多さからすると納得。

イナクラフトやクラフィナでバティック買うことはできるけど、商品の量や出店料を考えると、やはり大きなお店しか出られない。

小さな工房は地域のコーナーにちょこっと商品を出すしかできないけど、それも""インドラマユ""の行政がブースを出すなら...って話で、なかなかチャンスはない。

職人を育てて、地域のバティックを作り続けるには、お客さんに買ってもらうのが一番。

売れない、注文がない➡️作らない➡️チレボンの下請けの作業ばかりするようになる。


でも伝統工芸品って、そういうもんだと思う。
日本の工芸品は着物も含めて、一般的に使用されなくなってなくなってしまう。数少ない職人のものは高級になりすぎて、一般人には買えない。ごく一部の愛好家だけのものになる。

需要がなければ、淘汰される。
工芸品に限らず、売れなくなったら作らなくなる。
これは当たり前のこと

今の時代にあったやり方に変えていく必要もある。

ちょうど別の人から、チレボンの国宝級のバティックの先生の工房でも同じようになっていて、インスタやネット販売サイトで買い物する人も多いので、だんだん売れなくなってきているらしい....

イナクラフトやクラフィナは、出店料が高い。店も集まるので新しいデザイナーの柄で出したり、活発にやってるとこが招待される。

申し込みの出店になると、他の数多くの店と並びになる、そこで手にとってもらうにはたくさんの商品量と目新しさも必要だろう。

伝統だけでは残れない。

それでは困るので、伊藤先生が《Indramayu Blue》
として、製作の技術支援、認知度アップ、販売の応援含めて、インドネシア以外でも通用するように持ち上げようとしています。
それが貧困層の雇用も生むことができる

大相撲のジャカルタ巡業の時に、こちらの工房で作ったバティック浴衣を白鵬が着用していたんだとか!

通常バティックの生地の大きさって決まってるので、何枚繋ぎあわせたら横綱のバティック作れるんだ!ってことです。

ということは....
横綱の浴衣を作れるように特別に染めたわけだ。

力士の皆さんはバティックをジャカルタで購入して帰り、他の力士のお土産にしたんだとか

これはインドラマユの伝統柄63種類
白で残すのがインドラマユ。
他のバティックと柄と背景の色の残しかたが逆。

もう終わっちゃいましたが、伊藤さんの展覧会。
これが写真を見せてもらいましたが、すごく素敵で、


個人的な好みですが、
私は収集が趣味ではない。
器も布もなんか雑貨もいろいろ....

集めて大事にしまっておくのは好みではない。
日常生活、せめてハレの日だけでも実際に使用したり飾ったりしたいので、んー......よく言えば日本で言うところの""民芸""が好きなので、使い勝手や素材や値段も重要。

使いたい。のです。

そういう意味で派手な色柄じゃなく、素朴なインドラマユのBatikは好みにあっている。

大事に使ってもいつかだめになったら、また新しいのを買う。で良いと思ってる。

自分が好きなものを楽しんで買うことが、地域の伝統を守って雇用まで生むなら尚良い。

伊藤先生は

みなさんに知られるようになって、インドラマユのものを買ってもらえるように、まずはインドラマユのバティックについて知ってもらいたい。

ということで、希望する方に見学と体験していただこうということになった。

私達はお客さんとして第一号だったので、伊藤さんとやりとりしながらプランを考えてもらったのですが、電車時間とかは今回のがベストだったと思います。
時間がちょっとギリギリくらいだったので....
昼食場所までの移動で時間がかかったので、ランチは別のところを考えるそうです。

マンゴーの時期なら、道路沿いの果物店でお買い物も良さそうです。

もし、見学と体験をご希望の方は

異文化伝統工芸交流協会
伊藤ふさ美さん
+62)8111888431
+81 90-4668-3851
E-mail :fusami@ccaa-tokyo.org

日本とインドネシアを往き来してらっしゃるので、希望の日にいつでもOKというわけではないので、日程などは早めに調整した方がよいです。

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