eri to beat -4ページ目

eri to beat

LIVE・撮影・日常・観劇感想
とかとかを本当に気が向いたときにのみかいてますw

今年に入って、毎月1回は観劇できてます♪しあわせ~~

昨日はこどもミュージカルでいっしょにやっていた、石川詩織ちゃん(通称しぃちゃん)が出演する

【曖春サークル~甲柳編~】
をみていきました♪




小劇場はあんまり行かないんですが、大劇場とは違う臨場感と一体感、そして身近な感じがいいですね^^
面白かった~!!!

どの方向に話が進んでいくのか、どんなお話になるのか、予想する間もないくらい、その場その場が面白い舞台でした!!
最初はゆる~~い感じで、時折役者さんたちの素が見える、どこからがアドリブかもわからない、凄くナチュラルな空間。
ストーリーが進んで行くと言うよりは、日常がそのままそこにあるような、テンションをそのまま楽しんで、たくさん笑って、「こういうタイプの舞台も面白いなぁ~」って思いながら観てました。

しぃちゃんは、相変わらず声だけですぐわかる!!笑
そして、動きも目線も、顔の角度も怪しい!!!!笑
でも意外とハキハキ喋る、ハッキリした性格の様子。
本に関しては突っ走り癖のある、オタク系の文学少女なイメージ。でもその反面、コミュニケーションとるのが苦手とか、声が小さいとか、あまり意思表示しない(要するに大人しい)といったよくある文学少女の「これでしょ?」感はなくて、それが後々、「なるほどね!」につながっていく。

前半の、あらゆるところで散りばめられたネタが面白過ぎて、面白すぎて笑
声出して笑えるって幸せだったな^^

前半があまりにナチュラル過ぎてあんまり意識していなかったけど、後半になるにつれ登場人物たちの個性がぐっと濃くなって、役者さんたちの演技力に只管引き込まれました!!
ダークな方向に転がって行くとは・・・・
でも、その間にも散りばめられる笑い・・・観てる方も忙しかった笑
え?ここシリアスだよね?シリアスなんだけど、シュールじゃない!?って思いながら、笑うのとハラハラするのを同時にさせられるっていう不思議体験。
星名さんの情緒不安定な演技とか、薫ちゃんの違和感のなさとか、めちゃくちゃ凄いかっこいい殺陣なのに終始笑いっぱなしのシーンとか、もうありとあらゆる秀逸さ。

しぃちゃんの文学少女が実はバイトでキャバ嬢やっていた訳ですが・・・。
「ああなるほどね」って思わされて、そのキャラづくりのバランス感てすごいって思った!!

きちんと土台にあるキャラクターがあって、その上である時は文学少女、またある時はキャバ嬢笑
それってすごいなぁ。
「先生いこ」(いこ、先生だったかも?)のたった一言のセリフに、なんだか涙がふっと出た。

泣いたり笑ったり、色んな感情が動いて、心にも印象にも残る、おもっしろい!!舞台でした!!

毎回色々楽しいことが起こってたんだろうなって思うと、1度きりじゃなくて、何度か観に行けばよかったと思います。
残念・・・・。

でも舞台って基本的にはそうよね。
いっつも毎回同じっていうのがないから面白い!!(劇団四季みたいに安定した舞台は舞台で、またあれを観たいとも思うけど)


次はしぃちゃん、どんな舞台で、どんな役をみせてくれるのかな♡
できれば歌って踊ってるところをみたいので、ミュージカルがいいな笑



やっとアナと雪の女王観てきました!!!



本当は吹き替え3Dで観たかったんですが、残念なことに字幕しかやっていなかったため、字幕で観てきました!

3Dは映像に集中したいんですが、でも字幕でも十分楽しめましたし、やっぱり曲も歌も最高でした


色々賛否両論ありますが、確かに今までのプリンセスなストーリだと思って観ていると、表面だけであんまり意味の無いストーリーに観えるのかもしれませんね
でも、そういった感想のままでは勿体ない作品だと思いました。
ラストやそれぞれのキャラクターを分かった上でみると全然違う作品に観えるんじゃないかな?と個人的には思います

このストーリーの【真実の愛】はすごく共感出来るし、子供も大人も色々な事を感じたり考えたり、わかっていても「ああ、そうだよな」って具体的に掴めるものだと思います。


ここからはネタバレです




















私はこの物語、すごくリアリティがあって、ある意味残酷だし、教訓にもなるものだと思っています。



上辺だけをすべっていくストーリーは、登場人物に観客が振り回され、最終的に



結局なんだったの

とナリガチかも。



でも・・・・・・・

心臓に魔法を受けてしまい、死への恐怖から【真実の愛】と【自分を好きだと言ってくれる人】を混同して、助かる為に”自分の”ために必死に走り回るアナですが、何も考えずに【真実の愛】という言葉として自覚がなくても、心から想い合っていた姉エルサを助け、そして助けられるわけです。


愛って、プリンセス系のストーリーの中ではどうしても

男女の愛(恋)

になりがちだけれども、今回の『アナと雪の女王』ではそいういう”お約束”ではなくて、そのわかりやすく自覚し易い”恋愛”よりも深い愛こそ真実の愛であるというお話おんぷ

パッと見自分のために自分を愛してくれていると思われる男の周りを走り回り、結果お姉ちゃんとの姉妹愛、家族愛に収まるはた迷惑な娘ムカムカの話に見えるけど・・・・・


だって、男女の恋愛なんてすぐに家族の間の愛に勝る訳はないですし(そもそも家族愛がないとかは別の話になるのでおいといて)、わかりやすい恋愛に走りがちだけど大事なところで一番大切になるのは家族ですよねキラキラ
夫婦になって家族になってもすぐすぐそういう「見返りを求めない愛」になるのは難しい。

でも一般的に愛っていうと恋愛の方で表現する事の方が多いし、今までの物語通り「王子様のキス」で目覚めるストーリーを思い描き易い。

だからこそ、この「アナと雪の女王」はとてもリアリティのある【真実の愛】じゃないかなと思うのです。





閉ざされたお城で孤独に生きてきた故に、”恋や愛への憧れWハート””王子様への憧れWハート”(絵画などの主人公になりきっていた様子からも伺えます)を抱いて抱いて・・・・そして実際に目の前に現れた王子様、ハンスキラキラキラキラ

憧れとか、恋とか、好きになりかけとか、好きになれるかもとか、そういう”気持ちの過程”を素っ飛ばし・・・というかごっちゃになって”ちょっといいな”を”愛”だと勘違いもするし、暴走もするし、ハンスの企みにも気づけないし。


言ってはなんだけども、幼稚園児の
「○○くんと結婚する~!キャハハ

と大差ない訳ですよね、アナのそのあたりの感覚ってガクリ



オラフがアナに向けてくれる”友情”からくる”愛”
トロールたちがクリストフに向ける”家族愛”
クリストフとスヴェンの”友情”でも”家族”でも”兄弟”でもある”愛”
そして、アナたちの”家族愛”

(クリストフからアナへの恋愛の芽生えはあるし、アナもクリストフをそういう対象で見始める訳ですが、それはまだ真実の愛としてはすごく未熟で、そこから育てていかなければいけない訳です)


愛とは色々と名前をつけられるけど

Wハート【真実の愛】Wハート

はその関係性を超えて、ただただ無心に相手を想うこと。無意識に相手に心を配っていること。
というのが、このストーリーのメッセージなんじゃないかと受け取りました。

アナは、どんなに拒絶されても、されても、エルサを恨む事無く、仲良かった日々を恋しがり、また仲良く過ごしたいと純粋に願う。
そんなエルサを心配もしている。

エルサは、幼いころにアナを傷つけてしまい、妹をもっと危険な目に合わせてしまうかもしれない!!!という恐怖から、アナを守る為に仲良くしたくても、哀しい時、寂しい時に支え合いたくても、両親が亡くなった時にアナを抱きしめたくてもひたすら心をおしこめて、閉じこもる事でアナを守ろうとする。

結果心を抑え込む事はコントロールとは違うから、あふれ出した時に制御できなくなってしまう訳で。
最終的には自分の心もきちんと受け入れて、魔法とも上手に付き合っていける。
なんかこう書くと興ざめかもしれませんが、”鬱”と似てるなぁと。


国民たちがハンスが悪者と気づくスピード感や、エルサを受け入れるスピード感は、ディズニー(というか物語)的な部分だけれども、それ以外は結構リアリティのある心情のキャラの動きだと思います


毒にも薬にもならなくない、結構深くて素敵なお話だと思うんです

特に娘が出来たら、王道なプリンセス系をみせたあとに、じっくりみせたいな、そして色々な話をしたいなと思える素晴らしい一作でした


機会があればまた観に行くぞ!

3/20 ついに行ってきました、日生劇場!!
というか、コニーアイランド!!!!



★今回のキャスト★
【ファントム】              鹿賀丈史さん
【クリスティーヌ】          濱田めぐみさん
【ラウル・シャニュイ】   橘慶太さん
【グスタフ】          松井月杜くん
【メグ・ジリー】        彩吹真央さん
【マダム・ジリー】       鳳蘭さん

LND、個人的な初回は鹿賀ファントムで臨みました!!!
キャハハWハート


きらきら!!感想きらきら!!
≪ストーリーについて≫
前作の続きというよりは、パラレルワールドと言いますか、二次制作品のような印象でした。
といいますか、そう思いたいです、正直汗2

思っていた以上に別物のストーリー(それぞれの性格も含めて)でした。

オペラ座の怪人のあの世界観の延長線上にある空気にどっぷりつかれるかと期待しておりましたが、その部分は拍子抜け。
大切にしなければいけない部分がスッポリ抜け落ちてしまっているような、どうもどこもかしこも虫食い状態で穴が開いているような、そんな気分になりました・・・。

出だしの玩具までは、オペラ座の怪人の、ファントムに対する恐怖が感じられてドキドキハラハラするんですが・・・・うん。
其の後は、割と未練がましいただの人な感じの脚本です。残念です。
念力のようなものも、今回は出てきません。
ファントムに対する実態のわからぬ恐怖や、生い立ち故(容姿故)の孤独や冷徹さやクリスティーヌに対する執着心も、とても薄らいでおりました。

年取ったから???(元も子もない)


なので、別物、として考えることをおススメします。
※あくまでも個人的な感想として


≪ステージについて≫
舞台装置については、もうキラキラキラキラキラキラ

只管素晴らしい世界でしたおんぷ
驚きに次ぐ驚き!!!
興味をそそられる、不気味で綺麗なその世界。

ストーリーは残念でしたが、捲るめくファントムの作り出した世界は怪しく、怖くて、そして綺麗で、素敵でした。

この世界観で、なんだかもう少し、オペラ座の怪人にそった脚本にすることは不可能だったのでしょうか・・・


≪役者さんについて≫
鹿賀さんは、お声の調子が悪いのか、高温がかすれ、延ばすところが伸びず、とても辛そうでした。
低音では相変わらずの素敵なお声でしたが、好調での歌を聴けずにとても残念です。

しかし、あの立ち居振る舞い、その場にいるだけでのファントム感。
素晴らしかったですきらきら
オペラ座の怪人のファントムと比べると、大分人間らしいやさしさを備えた、大人のファントムでした。

ああ、お声が残念・・・・。


濱田めぐみさんのクリスティーヌは、歌の迫力は素晴らしかったですハート
ただ、歌詞が聴き取れず、特に前半は何を言っているかサッパリ状態でした・・・・
それ故入り込めず、何をいっているのか、想像したり聴き取ろうとがんばったり・・・そういった見方になってしまったのが残念です。

しかし!!!

クリスティーヌが歌う場面は本当に素晴らしい歌声を聴かせて頂けましたキラキラ
会場が震えるような迫力がありつつも、綺麗な歌声。

濱田さんのクリスティーヌは思っていたよりも、太く強い(精神的な方面で)女性になっておりました。
また、ラウルに対する少し引いた姿勢は、なんとも絶妙な距離感とラウルへの想い(色々な)を感じさせる演技でした

ファントムに対しては、脚本の迷走ぶりで、クリスティーヌの心情に「???」でしたが・・・・。
いやぁ、だってねぇ。
前作では人を殺してしまっていますから。そこからクリスティーヌのファントムに関する感情はまた変化を生じた訳ですし。

うーむ。

前作のそれぞれの複雑な心境を丁寧に作りこんでいた、あの情熱はどこへいった!?(いや、情熱からかはしりませんが)

いろんな意味で、難しい役どころかと思われます。

メグは・・・ゆみこ(彩吹)メグは!!!
素敵でした!!(完全私情)

相変わらず素敵な歌声に、豊かな表情。
ラストのシーンなんて切なくて・・・・。

浅はかだけど一生懸命
気づいて居ることを認められず、いつかはきっとと信じることをやめられず
クリスティーヌへの想いと、ファントムへの想い。
穢れてしまった自分への切なさ、哀しさ、虚しさ・・・そこから引き返せず、だから信じるしかなかったメグ・・・。

舞台上のかわいらしい笑顔。
舞台裏での苦悩。
繊細な演技と安定の歌声、さすがでした!!

鳳蘭さんマダムジリーは、もう本当に。
舞台にいるだけで、ぐっとその舞台の世界を集約してしまう。
さすがのマダムジリーでした。
鳳さんも、高音が少し出づらいようでしたが、マイクがオフになっても二階席まで響く歌声、素晴らしかったです!

迫力もあるけれど、品もある、素敵で怖いマダムでした^^



月杜グスタフは、かわいらしく透明で、本当にきれいに響く歌声に癒されました。
初めて月杜くんを観ましたが、本当に観れてよかったと思わされる歌声と演技でした!

目を輝かせて、コニーアイランドの妖しい世界を綺麗といい走り回るグスタフ。
素直で真っ直ぐな、目に映るすべてがキラキラするような素敵な少年でしたラブラブ



長文笑


あべさんも可愛らしくて、大人とも子供ともつかない綺麗な歌声がとてもよかったです!
綺麗で可愛い歌声なのに、怪しさと不気味さも備えている、不思議。