「ライトスタッフ」はホントに凄い映画!
先日、接待の席で、かつてG社でお世話になったS田さんと映画トークを展開している最中、「ぼくは「ライトスタッフ」が生涯ベスト1」と彼が話しだして、すっかり嬉しくなった。
そう、かくいう私も本当にこれがオールタイムベスト1です(「ゴッドファーザー」シリーズと並ぶ)。
そんなことがあったので、また見たくなり、先日の3連休のときに、「ライトスタッフ」を久しぶりに鑑賞。

もう、何回見てるかわからない、それぐらい大大大大だ~い好きな映画!
一言でこの映画を言うなら「しびれる~!」ということか。
3時間以上の長尺なのに、全く時間を感じさせない面白さ。
見ている間中、えも言われぬ「高揚感」に全身が包まれる。
胸躍り、心が震える。アドレナリン放出しまくり!
観賞後は、何ともいえぬ満足感が深い余韻となって、心を静かに沸き立ててくれる。
これだけの映画的快感は、滅多に体験できるものではない!
私の中では、「ライトスタッフ」が大好きという言葉が出ただけで、もうその人への評価が格段にアップしちゃう、それぐらいの映画です。
映画ファンの間では神格化されているほど有名だが、こんな映画関係の仕事をしている私のまわりですら、若い人は知らなかったりするの。
こういう映画こそ見て勉強してほしいわね。must see movieのNo.1ね!
ストーリーは、大空に魅せられた、アメリカの歴史に残る男たちの実話をベースにした、トム・ウルフ原作のドラマである。
それは、速さに挑戦する男たち、宇宙に挑戦する男たちの命を懸けたドラマである。


この根底には、未知なる領域を開拓するという、アメリカのフロンティアスピリット礼賛のテーマがあるのだが、何よりも素晴らしいのは、
ここに登場する男たちがみんな純粋な少年の心を持っていて、
目がキラキラと輝いていること!
そんな彼らがヒーローになっていくストーリーとともに、挑戦することの勇気、挫折、仲間との友情や家族との愛など、人生のさまざまなドラマがダイナミックに織り交ぜられている。
そこがきちんと描かれているからこそ、パイロットたちのドラマという枠を超えて、普遍的なテーマとして訴えかけてくるものがあるのだ。
で、その中心にいる人物=つまりライトスタッフ「正しい資質」を体現しているヒーローの代表として描かれるのが、音速の壁を初めて破った空軍のテストパイロット、チャック・イェーガーだ。
思えば、彼が最初、馬に乗って登場するのも、まさに開拓者の原点ともいうべきカウボーイ魂を象徴しているではないか。
イェーガーを演じるは、サム・シェパード。10頭身かと見まごう程に顔が小さく、細身の身体は背が高く、男が見てもしびれるに違いないカッコよさの極地!

ついでに言っておくと、彼はあのヴィム・ベンダースの「パリ、テキサス」の脚本を書いたり、ブロードウェイの舞台劇の戯曲でオビー賞やピューリッツァ賞までを受賞している、才能あふれる役者兼劇作家で、ボブ・ディランとの共作もあるミュージシャンの顔も持っている。
顔もいいし、あふれる才能に恵まれ、ホント、男の理想像を体現している男である。私生活では、ジェシカ・ラングとずっと共同生活してますしね。
この映画はどのシーンも鳥肌ものの感動と興奮の連続だが、やはりいちばんを上げるなら、イェーガーが音速の壁(サウンドバリア)を初めて破るところだろうか。
それまで誰も達成できず、多くの挑戦者が命を落としてきた強固な「壁」に淡々と挑んだイェーガーの勇姿もさることながら、その偉業達成の瞬間が実にスリリングかつエキサイティングに描かれていて、何度見てもワクワクする。
で、歴史に残る偉業を成し遂げた後のイェーガーが、その機体の上に立ちながら、妻グラニスの前におどけて現れるところも、ほんっとにカッコよくって、クセになるほど見たくなる。

(サム・シェパードと本物のチャック・イェーガー=カメオ出演してます)
映画の後半は、アメリカの宇宙開発計画へと移行していき、イェーガーの姿を核として捉えつつ、ストーリーの中でフォーカスされるのは、マーキュリー計画で選ばれた7人の宇宙飛行士たちージョン・グレン(エド・ハリス)、アラン・シェパード(スコット・グレン)、ゴードン・クーパー(デニス・クエイド)、ガス・グリソム(フレッド・ウォード)らだ。
私が子供の頃、宇宙飛行や月面着陸などのニュースで聞いたことのある実在の人物たち。


そんな彼らの素顔もここでは鮮やかに描かれている。
特にジョン・グレンと妻とのドラマは泣かせます!
彼が地球に帰還した後の大パレードシーンも超エキサイティング!
そして「ライトスタッフ」といえば、なんといっても音楽!
音楽抜きにこの名作はあり得ないほど、音楽の貢献度が高い!
ビル・コンティの、聞いているだけで全身に鳥肌たつぐらいに痺れまくるサウンドが素晴らしいったらない。
一部ではチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲やホルスト作曲「惑星」がそのまま使われているような部分もあって、コンティが偉大な作曲家たちにオマージュを捧げているのはわかるが、これはこれでちゃんとオリジナルであり、アカデミー賞にも輝いた、映画史に輝く名曲であることは変わりない!
勇壮なテーマ音楽だけでなく、宇宙飛行士たちの記者会見シーンを盛り上げるヘンデルの「ハレルヤ」や、上にも書いたジョン・グレンのパレードにかかる「リパブリック讃歌」の使い方など、映画音楽はこうして構成するというお手本のような素晴らしさ!
↓聴いて!
。
さて、ここからは、「ライトスタッフ」トリビアですーー
●最初の方のパンチョの店のシーンに出てくる野暮ったい若い女性。彼女の名は当時、オーラン・シェパードと言った。そう、サム・シェパードの奥さんだったの、しかも既に15年近く一緒にいて、子供までいたという。
全然似合ってない2人なので、この事実を発見したときは心底驚いたものだが、その後、2人は離婚して、彼女はオーラン・ジョーンズと名前を変えた。
ティム・バートンと相性がいいのか、「シザーハンズ」「マーズ・アタック!」などでキョーレツな存在感を発揮してます。
私は、「マーズ・アタック!」のジャック・ブラックのクレイジーな肝っ玉母ちゃん役が忘れられない。

●ジョン・グレンの奥さん、アニー役のメアリー・ジョー・デシャネルは、この映画の名撮影監督キャレブ・デシャネルの夫人で、本作がデビュー作。

2人が結婚したのは、72年。生まれた女の子は後年、「ボーンズー骨は語る」のエミリー・デシャネルと「(500)日のサマー」のゾーイ・デシャネルになった。
ついでに、メアリーはあの「ツインピークス」でアイリーン・ヘイワード役でレギュラー出演していたの、知ってます?
●多くの映画に多大な影響を与えたこの作品。さまざまなシーンが後年、色々な映画でモチーフとして登場したり、完全コピー化されたりしてきた。
特に宇宙飛行士たちが横一列になってスローモーションで歩いてくるシーンは、数えきれない作品で真似されている(↓下参照)。
さらに、「アルマゲドン」「ID4」「スペースカウボーイ」「庭から昇ったロケット雲」などでは、「ライトスタッフ」を意識したシーンがいっぱい登場。
そのまま頂き!みたいな酷似シーンまである。どれだけ探せるかで、「ライトスタッフ」ファン度がわかるというものだ(あのディズニーの「モンスターインク」にすらそっくりシーンが出てきますよ!)。

(↑これは本家)
(↓こっちが「アルマゲドン」のそっくりシーン)


(ビリー・ボブ・ソーントン主演の「庭から昇ったロケット雲」では、「ライトスタッフ」でジェフ・ゴールドブラムがビッグニュースを伝えるために廊下を走る足下アップシーンなども頂いちゃってます)
●ラスト近くで、テキサスのヒューストンに移って(ジョンソン副大統領主催の)大パーティが開かれるシーンがある。
ドビュッシーの「月の光」をバックにステージでは華麗なショーが行われているのだが、それを見ていたはずの宇宙飛行士たちがいつの間にか、互いの顔を覗き込んで、見つめあう。
それは互いの労をねぎらい、リスペクトを分かち合うシーンでもあるのだが、スティーブン・ソダーバーグはこのシーンにオマージュを捧げて、「オーシャンズ11」に同じようなシーンを登場させている。
大仕事を終えたオーシャンとその仲間たちがラスベガスの噴水を見上げながら、互いに見つめ合う。
バックに流れるドビュッシーまで同じなので、映画ファンならピンとくるはず。
●パイロットたちが音速の壁挑戦に失敗して墜落死すると、決まって黒服の牧師が家族に伝えに行く。不吉な存在感を漂わせる、なかなか印象深い性格俳優だが、彼の名前はロイヤル・ダノと言って、その昔、私が子供の頃からテレビドラマによく出ていた役者である。

「ボナンザ」「ライフルマン」「ローハイド」「ヒッチコック劇場」「逃亡者」「ベン・ケーシー」など、そのリストを見るだけでアメリカ製テレビドラマが隆盛を誇っていた黄金時代が忍ばれる。
●我が国が生んだ女性宇宙飛行士・向井千秋さんのダンナ様向井万起男さんが書いたとびきり面白いエッセイ「君について行こう」を読むと、NASAの宇宙飛行士たちがどんだけ「ライトスタッフ」を愛しているか、というところが出てくる。
彼らはホームパーティなどで集まると、よく皆で「ライトスタッフ」を見るらしいのだ。
本物アストロノーツたちからもお墨付きをもらってる映画なわけですね!
●ゴードン・クーパーは1963年5月15日、マーキュリー9号に搭乗して地球を22周する。

子供のように目を輝かせて、宇宙に飛び立っていくゴードンのアップでエンディングを迎えるのだが、奇しくも、それから数ヶ月後、ケネディ大統領が暗殺され、アメリカは深刻な「負」の時代へと移行していく。
だから、この映画は、(ソ連という存在があったにせよ)アメリカが掛け値なしに明るくポジティブでいられた最後の瞬間を刻み付けた作品と言えるだろう。
失われた輝きの時代、それはかくも美しく、気高く、観るものを熱くしてやまない。
とにかく、「ライトスタッフ」に関しては、これで満足ということがないぐらい、色々書きたくなってしまう。
1年1回は見たくなるし、何度見ても、ハートもカラダも熱くなって、毎日の人生がすっきりと充電されるような感じさえする。
ちなみに、レーザーディスクで2回、DVDでも2回買い替えたが、未だ、映画館で見ていません!
去年の「午前10時の映画祭」でも見逃した。
でも、ビッグニュース!
今年の第2回「午前10時の映画祭」で07/09(土)~07/15(金)にみゆき座で上映されますよ!
今まで観るチャンスのなかった方、DVDでしか観たことない方、ここは絶対に逃しちゃダメよ!
私も忘れないよう今からメモっておくわ!
続きあります。→ココ
→ココも!
そう、かくいう私も本当にこれがオールタイムベスト1です(「ゴッドファーザー」シリーズと並ぶ)。
そんなことがあったので、また見たくなり、先日の3連休のときに、「ライトスタッフ」を久しぶりに鑑賞。

もう、何回見てるかわからない、それぐらい大大大大だ~い好きな映画!
一言でこの映画を言うなら「しびれる~!」ということか。
3時間以上の長尺なのに、全く時間を感じさせない面白さ。
見ている間中、えも言われぬ「高揚感」に全身が包まれる。
胸躍り、心が震える。アドレナリン放出しまくり!
観賞後は、何ともいえぬ満足感が深い余韻となって、心を静かに沸き立ててくれる。
これだけの映画的快感は、滅多に体験できるものではない!
私の中では、「ライトスタッフ」が大好きという言葉が出ただけで、もうその人への評価が格段にアップしちゃう、それぐらいの映画です。
映画ファンの間では神格化されているほど有名だが、こんな映画関係の仕事をしている私のまわりですら、若い人は知らなかったりするの。
こういう映画こそ見て勉強してほしいわね。must see movieのNo.1ね!
ストーリーは、大空に魅せられた、アメリカの歴史に残る男たちの実話をベースにした、トム・ウルフ原作のドラマである。
それは、速さに挑戦する男たち、宇宙に挑戦する男たちの命を懸けたドラマである。


この根底には、未知なる領域を開拓するという、アメリカのフロンティアスピリット礼賛のテーマがあるのだが、何よりも素晴らしいのは、
ここに登場する男たちがみんな純粋な少年の心を持っていて、
目がキラキラと輝いていること!
そんな彼らがヒーローになっていくストーリーとともに、挑戦することの勇気、挫折、仲間との友情や家族との愛など、人生のさまざまなドラマがダイナミックに織り交ぜられている。
そこがきちんと描かれているからこそ、パイロットたちのドラマという枠を超えて、普遍的なテーマとして訴えかけてくるものがあるのだ。
で、その中心にいる人物=つまりライトスタッフ「正しい資質」を体現しているヒーローの代表として描かれるのが、音速の壁を初めて破った空軍のテストパイロット、チャック・イェーガーだ。
思えば、彼が最初、馬に乗って登場するのも、まさに開拓者の原点ともいうべきカウボーイ魂を象徴しているではないか。
イェーガーを演じるは、サム・シェパード。10頭身かと見まごう程に顔が小さく、細身の身体は背が高く、男が見てもしびれるに違いないカッコよさの極地!

ついでに言っておくと、彼はあのヴィム・ベンダースの「パリ、テキサス」の脚本を書いたり、ブロードウェイの舞台劇の戯曲でオビー賞やピューリッツァ賞までを受賞している、才能あふれる役者兼劇作家で、ボブ・ディランとの共作もあるミュージシャンの顔も持っている。
顔もいいし、あふれる才能に恵まれ、ホント、男の理想像を体現している男である。私生活では、ジェシカ・ラングとずっと共同生活してますしね。
この映画はどのシーンも鳥肌ものの感動と興奮の連続だが、やはりいちばんを上げるなら、イェーガーが音速の壁(サウンドバリア)を初めて破るところだろうか。
それまで誰も達成できず、多くの挑戦者が命を落としてきた強固な「壁」に淡々と挑んだイェーガーの勇姿もさることながら、その偉業達成の瞬間が実にスリリングかつエキサイティングに描かれていて、何度見てもワクワクする。
で、歴史に残る偉業を成し遂げた後のイェーガーが、その機体の上に立ちながら、妻グラニスの前におどけて現れるところも、ほんっとにカッコよくって、クセになるほど見たくなる。

(サム・シェパードと本物のチャック・イェーガー=カメオ出演してます)
映画の後半は、アメリカの宇宙開発計画へと移行していき、イェーガーの姿を核として捉えつつ、ストーリーの中でフォーカスされるのは、マーキュリー計画で選ばれた7人の宇宙飛行士たちージョン・グレン(エド・ハリス)、アラン・シェパード(スコット・グレン)、ゴードン・クーパー(デニス・クエイド)、ガス・グリソム(フレッド・ウォード)らだ。
私が子供の頃、宇宙飛行や月面着陸などのニュースで聞いたことのある実在の人物たち。


そんな彼らの素顔もここでは鮮やかに描かれている。
特にジョン・グレンと妻とのドラマは泣かせます!
彼が地球に帰還した後の大パレードシーンも超エキサイティング!
そして「ライトスタッフ」といえば、なんといっても音楽!
音楽抜きにこの名作はあり得ないほど、音楽の貢献度が高い!
ビル・コンティの、聞いているだけで全身に鳥肌たつぐらいに痺れまくるサウンドが素晴らしいったらない。
一部ではチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲やホルスト作曲「惑星」がそのまま使われているような部分もあって、コンティが偉大な作曲家たちにオマージュを捧げているのはわかるが、これはこれでちゃんとオリジナルであり、アカデミー賞にも輝いた、映画史に輝く名曲であることは変わりない!
勇壮なテーマ音楽だけでなく、宇宙飛行士たちの記者会見シーンを盛り上げるヘンデルの「ハレルヤ」や、上にも書いたジョン・グレンのパレードにかかる「リパブリック讃歌」の使い方など、映画音楽はこうして構成するというお手本のような素晴らしさ!
↓聴いて!
。
さて、ここからは、「ライトスタッフ」トリビアですーー
●最初の方のパンチョの店のシーンに出てくる野暮ったい若い女性。彼女の名は当時、オーラン・シェパードと言った。そう、サム・シェパードの奥さんだったの、しかも既に15年近く一緒にいて、子供までいたという。
全然似合ってない2人なので、この事実を発見したときは心底驚いたものだが、その後、2人は離婚して、彼女はオーラン・ジョーンズと名前を変えた。
ティム・バートンと相性がいいのか、「シザーハンズ」「マーズ・アタック!」などでキョーレツな存在感を発揮してます。
私は、「マーズ・アタック!」のジャック・ブラックのクレイジーな肝っ玉母ちゃん役が忘れられない。

●ジョン・グレンの奥さん、アニー役のメアリー・ジョー・デシャネルは、この映画の名撮影監督キャレブ・デシャネルの夫人で、本作がデビュー作。

2人が結婚したのは、72年。生まれた女の子は後年、「ボーンズー骨は語る」のエミリー・デシャネルと「(500)日のサマー」のゾーイ・デシャネルになった。
ついでに、メアリーはあの「ツインピークス」でアイリーン・ヘイワード役でレギュラー出演していたの、知ってます?
●多くの映画に多大な影響を与えたこの作品。さまざまなシーンが後年、色々な映画でモチーフとして登場したり、完全コピー化されたりしてきた。
特に宇宙飛行士たちが横一列になってスローモーションで歩いてくるシーンは、数えきれない作品で真似されている(↓下参照)。
さらに、「アルマゲドン」「ID4」「スペースカウボーイ」「庭から昇ったロケット雲」などでは、「ライトスタッフ」を意識したシーンがいっぱい登場。
そのまま頂き!みたいな酷似シーンまである。どれだけ探せるかで、「ライトスタッフ」ファン度がわかるというものだ(あのディズニーの「モンスターインク」にすらそっくりシーンが出てきますよ!)。

(↑これは本家)
(↓こっちが「アルマゲドン」のそっくりシーン)


(ビリー・ボブ・ソーントン主演の「庭から昇ったロケット雲」では、「ライトスタッフ」でジェフ・ゴールドブラムがビッグニュースを伝えるために廊下を走る足下アップシーンなども頂いちゃってます)
●ラスト近くで、テキサスのヒューストンに移って(ジョンソン副大統領主催の)大パーティが開かれるシーンがある。
ドビュッシーの「月の光」をバックにステージでは華麗なショーが行われているのだが、それを見ていたはずの宇宙飛行士たちがいつの間にか、互いの顔を覗き込んで、見つめあう。
それは互いの労をねぎらい、リスペクトを分かち合うシーンでもあるのだが、スティーブン・ソダーバーグはこのシーンにオマージュを捧げて、「オーシャンズ11」に同じようなシーンを登場させている。
大仕事を終えたオーシャンとその仲間たちがラスベガスの噴水を見上げながら、互いに見つめ合う。
バックに流れるドビュッシーまで同じなので、映画ファンならピンとくるはず。
●パイロットたちが音速の壁挑戦に失敗して墜落死すると、決まって黒服の牧師が家族に伝えに行く。不吉な存在感を漂わせる、なかなか印象深い性格俳優だが、彼の名前はロイヤル・ダノと言って、その昔、私が子供の頃からテレビドラマによく出ていた役者である。

「ボナンザ」「ライフルマン」「ローハイド」「ヒッチコック劇場」「逃亡者」「ベン・ケーシー」など、そのリストを見るだけでアメリカ製テレビドラマが隆盛を誇っていた黄金時代が忍ばれる。
●我が国が生んだ女性宇宙飛行士・向井千秋さんのダンナ様向井万起男さんが書いたとびきり面白いエッセイ「君について行こう」を読むと、NASAの宇宙飛行士たちがどんだけ「ライトスタッフ」を愛しているか、というところが出てくる。
彼らはホームパーティなどで集まると、よく皆で「ライトスタッフ」を見るらしいのだ。
本物アストロノーツたちからもお墨付きをもらってる映画なわけですね!
●ゴードン・クーパーは1963年5月15日、マーキュリー9号に搭乗して地球を22周する。

子供のように目を輝かせて、宇宙に飛び立っていくゴードンのアップでエンディングを迎えるのだが、奇しくも、それから数ヶ月後、ケネディ大統領が暗殺され、アメリカは深刻な「負」の時代へと移行していく。
だから、この映画は、(ソ連という存在があったにせよ)アメリカが掛け値なしに明るくポジティブでいられた最後の瞬間を刻み付けた作品と言えるだろう。
失われた輝きの時代、それはかくも美しく、気高く、観るものを熱くしてやまない。
とにかく、「ライトスタッフ」に関しては、これで満足ということがないぐらい、色々書きたくなってしまう。
1年1回は見たくなるし、何度見ても、ハートもカラダも熱くなって、毎日の人生がすっきりと充電されるような感じさえする。
ちなみに、レーザーディスクで2回、DVDでも2回買い替えたが、未だ、映画館で見ていません!
去年の「午前10時の映画祭」でも見逃した。
でも、ビッグニュース!
今年の第2回「午前10時の映画祭」で07/09(土)~07/15(金)にみゆき座で上映されますよ!
今まで観るチャンスのなかった方、DVDでしか観たことない方、ここは絶対に逃しちゃダメよ!
私も忘れないよう今からメモっておくわ!
続きあります。→ココ
→ココも!
更新時間がなくて。。。
月曜からずっと「検事プリンセス」の仕事で超多忙です。
帰宅時間も遅いので、とにかく時間がない。
それと、近々アップしたいアーティクルの下書きもしてるので、ほんと、時間に追われてます。
「検プリ」は、「星をとって」ほどではないが、まあまあ楽しい作品でした。
同時期に韓国で放映していたらしい「シンデレラのお姉さん」よりはずっといい。
そうそう、「星をとって」で思い出したが、キム・ジフンの「なんでウチに来たの?」は、どういう形で収拾つけるの、と気になり始めたわ。
いま、13話だけど、20話まで続きます。
とりとめない話ばかりで恐縮だが(なんか疲れ果ててるので)、「アメアイ」、最初に書いたのとは少し違う方向に行ってるので、ちょっとコメントしておきます。
現在のところ、飛ばしまくているのはランディ・ジャクソンです。
で、JLOもスティーブン・タイラーも、意外にイイ人で、ランディが辛辣なことを言うと、それに対して、怒ったりするの。
今までのアメアイと大分雰囲気が違ってるので、今後どう展開していくのか全くわかりませんね。
帰宅時間も遅いので、とにかく時間がない。
それと、近々アップしたいアーティクルの下書きもしてるので、ほんと、時間に追われてます。
「検プリ」は、「星をとって」ほどではないが、まあまあ楽しい作品でした。
同時期に韓国で放映していたらしい「シンデレラのお姉さん」よりはずっといい。
そうそう、「星をとって」で思い出したが、キム・ジフンの「なんでウチに来たの?」は、どういう形で収拾つけるの、と気になり始めたわ。
いま、13話だけど、20話まで続きます。
とりとめない話ばかりで恐縮だが(なんか疲れ果ててるので)、「アメアイ」、最初に書いたのとは少し違う方向に行ってるので、ちょっとコメントしておきます。
現在のところ、飛ばしまくているのはランディ・ジャクソンです。
で、JLOもスティーブン・タイラーも、意外にイイ人で、ランディが辛辣なことを言うと、それに対して、怒ったりするの。
今までのアメアイと大分雰囲気が違ってるので、今後どう展開していくのか全くわかりませんね。
なつかしのひとときを。。。。
月イチの美容院の後ーー
TJK時代の恩師の先生、K松先生も出品されている戸塚刺繍展を見学しに、日本橋高島屋に行きました。
前もって先生にお電話したところ、今日はいらっしゃらないとのことで、先生の出品している大きなテーブルクロスとエプロンのペアを拝見して、帰るつもりだったの。
それはとても素晴らしくて、デザインもすべて先生が手がけている大作だった。
(写真撮影禁止なんで、写真なしです)
ところが、そこで私と同じように、先生の作品をじっくりと見ている品のよいレディが一人。
それが、F田先生でした!
一昨日に他の先生方といらっしゃる予定が、お天気が悪かったために、先生はキャンセルされて、今日おひとりで作品を見にいらしたとのこと。
F田先生は私がTJK中学部に進学したとき、最初の担任だった先生。
で、昨年秋の還暦同窓会にもお招きしてお会いしていた。
でもあのときはゆっくりとお話できなかったので、今日はフォションでお茶をしながら、先生との偶然の再会を喜び合った。
今年82歳になられるというが、お肌もツルツルでしわもなく、本当にお若いの。
で、学校の先生っていつも感心するのだが、記憶力が衰えることがないのね。
しっかりとしていて、昔のことも、私が忘れていることもちゃんと覚えてるの。
色々とお話が聞けてとても貴重なひとときでした。
こうして3連休は終ったわん。
明日からまた超多忙の日々よ。
頑張らねば!

(ま、がんばり~な by Eric)
TJK時代の恩師の先生、K松先生も出品されている戸塚刺繍展を見学しに、日本橋高島屋に行きました。
前もって先生にお電話したところ、今日はいらっしゃらないとのことで、先生の出品している大きなテーブルクロスとエプロンのペアを拝見して、帰るつもりだったの。
それはとても素晴らしくて、デザインもすべて先生が手がけている大作だった。
(写真撮影禁止なんで、写真なしです)
ところが、そこで私と同じように、先生の作品をじっくりと見ている品のよいレディが一人。
それが、F田先生でした!
一昨日に他の先生方といらっしゃる予定が、お天気が悪かったために、先生はキャンセルされて、今日おひとりで作品を見にいらしたとのこと。
F田先生は私がTJK中学部に進学したとき、最初の担任だった先生。
で、昨年秋の還暦同窓会にもお招きしてお会いしていた。
でもあのときはゆっくりとお話できなかったので、今日はフォションでお茶をしながら、先生との偶然の再会を喜び合った。
今年82歳になられるというが、お肌もツルツルでしわもなく、本当にお若いの。
で、学校の先生っていつも感心するのだが、記憶力が衰えることがないのね。
しっかりとしていて、昔のことも、私が忘れていることもちゃんと覚えてるの。
色々とお話が聞けてとても貴重なひとときでした。
こうして3連休は終ったわん。
明日からまた超多忙の日々よ。
頑張らねば!

(ま、がんばり~な by Eric)
アフタヌーンティー
次女の小学校時代からのよき友達、C代ちゃんが、板橋から実家に近い我々のエリアに引っ越してきたので、今日はその新居を次女&Q姫とともに訪問。
寒い日でも部屋の中は手作りの暖かさがいっぱい!
C代特製のガトーショコラ(バナナスライスが2段も入ってる凝り方!)と、なんと、ごまちゃんの顔をしたイチゴ大福も、手作り!


(カワイすぎて、食べるのがためらわれる。。。。)
私が持っていったフルーツケーキ、次女手作りのオートミールクッキーなどと一ともに、C代ママも一緒に、優雅に楽しいお茶の時間。
とはえ、Q姫がちょこちょこで、なかなか落ち着かないのだけど、それもまた楽し。
味もサイコーでした!
で、これはC代が作ったガンダムのプラモ。彼女の趣味は、プラモ作り!

奇しくも、この日、読売新聞の夕刊に、「プラモ女子」という特集でC代が取材されて顔写真まで掲載されてたの!すごい!
C代ちゃん、今日はごちそうさまでした!色々ありがとう!
お土産に頂いたケーキは、夜のデザートにまた楽しみますね!
寒い日でも部屋の中は手作りの暖かさがいっぱい!
C代特製のガトーショコラ(バナナスライスが2段も入ってる凝り方!)と、なんと、ごまちゃんの顔をしたイチゴ大福も、手作り!


(カワイすぎて、食べるのがためらわれる。。。。)
私が持っていったフルーツケーキ、次女手作りのオートミールクッキーなどと一ともに、C代ママも一緒に、優雅に楽しいお茶の時間。
とはえ、Q姫がちょこちょこで、なかなか落ち着かないのだけど、それもまた楽し。
味もサイコーでした!
で、これはC代が作ったガンダムのプラモ。彼女の趣味は、プラモ作り!

奇しくも、この日、読売新聞の夕刊に、「プラモ女子」という特集でC代が取材されて顔写真まで掲載されてたの!すごい!
C代ちゃん、今日はごちそうさまでした!色々ありがとう!
お土産に頂いたケーキは、夜のデザートにまた楽しみますね!
サム・ロックウェル!
「月に囚われた男」、面白かった。
サム・ロックウェル主演、ダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子ですよお)監督作品。

予告編で気になっていたものだが、なかなか皮肉と示唆に富んだ知的なミステリーだった。

これはね、ストーリーを語るとすべてがネタバレになってしまうので、書かないが、とにかく、サム・ロックウェルがいいのね。
それと、「2001年宇宙の旅」のHALを彷彿とさせるコンピューターがガーティという名前なんだけど、それをケヴィン・スペイシーが演じていて、この声がいかにもケヴィンで素敵なのよ。
でもケヴィンって腹にイチモツ持つ男、みたいのがとびきり似合う役者なんで、こいつもHALと同じような悪いヤツかと思うんだけど、意外な結末が待っているというわけで。。。。
サム・ロックウェルは昔,何となく嫌いな役者だった。
見ているだけで、イライラする、神経に触る男だった。
私の中で彼を見る目がガラッと変わったのは、「フロスト×ニクソン」を見たときね。
なんてセクシーでステキなの!今まで私は何を見てたの?って。。。

これは、失脚した後のニクソンがテレビ司会者フロストとテレビトークショーに出演したときの両者の渾身の闘いぶりと裏で展開する壮絶な駆け引きをスリリングに描いた、まさに極上の知的ゲームといった作品で、私の生涯ベストの1本!
(生涯ベストが多すぎとか、言わない)
失脚してもニクソンのカリスマとオーラは衰えず、常に頭の中がせわしなく回転して、油断ならない凄さを発揮する。
対するフロストはかなり調子のよい男で、今までノリだけでテレビ界を乗り切ってきたようないい加減なタイプなんだけど、その彼が一発逆転を狙ってニクソンに仕掛けた頭脳ファイト、もう、息つく間もない面白さ。
この知的世界の快感といったらなかった。
これはピーター・モーガン脚本の舞台をロン・ハワードが映画化したもの。
舞台で同じ役を演じたフランク・ランジェラとマイケル・シーンが映画でも主演している。
ずっと舞台で一緒にやっていたので息もピッタリ、その当たりからもう映画の世界観が完成されている。
で、他の役者たちも、みんないい。
サム・ロックウェルが演じていたのは、ニクソン嫌いでニクソンについての著書をいっぱい書いているドキュメント作家ジェームズ・レストンという男。
フロスト側のブレーンとして雇われるわけです。

(左から2人目がサム)
俺は、ニクソンに会っても絶対握手なんかしない、と偉そうに言い張っていたのに、
いざ、目の前にニクソンが現れて手を差し出されるや、その圧倒的なオーラにやられてしまい、
素直に握手してしまう、そんなインテリだけどちょっと柔な部分もある男になり切っていて、
ほんとに舌を撒く上手さだった。
サムってステキな俳優ねえ、と、私がキョーレツに惹かれたのも、このレストン役が素晴らしかったから。
以来、彼を見る目が変わった。
先日見た「みんな元気」でもいい味わいで、やっぱりいい役者だなあと再認識したわ。
サム・ロックウェル主演、ダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子ですよお)監督作品。

予告編で気になっていたものだが、なかなか皮肉と示唆に富んだ知的なミステリーだった。

これはね、ストーリーを語るとすべてがネタバレになってしまうので、書かないが、とにかく、サム・ロックウェルがいいのね。
それと、「2001年宇宙の旅」のHALを彷彿とさせるコンピューターがガーティという名前なんだけど、それをケヴィン・スペイシーが演じていて、この声がいかにもケヴィンで素敵なのよ。
でもケヴィンって腹にイチモツ持つ男、みたいのがとびきり似合う役者なんで、こいつもHALと同じような悪いヤツかと思うんだけど、意外な結末が待っているというわけで。。。。
サム・ロックウェルは昔,何となく嫌いな役者だった。
見ているだけで、イライラする、神経に触る男だった。
私の中で彼を見る目がガラッと変わったのは、「フロスト×ニクソン」を見たときね。
なんてセクシーでステキなの!今まで私は何を見てたの?って。。。

これは、失脚した後のニクソンがテレビ司会者フロストとテレビトークショーに出演したときの両者の渾身の闘いぶりと裏で展開する壮絶な駆け引きをスリリングに描いた、まさに極上の知的ゲームといった作品で、私の生涯ベストの1本!
(生涯ベストが多すぎとか、言わない)
失脚してもニクソンのカリスマとオーラは衰えず、常に頭の中がせわしなく回転して、油断ならない凄さを発揮する。
対するフロストはかなり調子のよい男で、今までノリだけでテレビ界を乗り切ってきたようないい加減なタイプなんだけど、その彼が一発逆転を狙ってニクソンに仕掛けた頭脳ファイト、もう、息つく間もない面白さ。
この知的世界の快感といったらなかった。
これはピーター・モーガン脚本の舞台をロン・ハワードが映画化したもの。
舞台で同じ役を演じたフランク・ランジェラとマイケル・シーンが映画でも主演している。
ずっと舞台で一緒にやっていたので息もピッタリ、その当たりからもう映画の世界観が完成されている。
で、他の役者たちも、みんないい。
サム・ロックウェルが演じていたのは、ニクソン嫌いでニクソンについての著書をいっぱい書いているドキュメント作家ジェームズ・レストンという男。
フロスト側のブレーンとして雇われるわけです。

(左から2人目がサム)
俺は、ニクソンに会っても絶対握手なんかしない、と偉そうに言い張っていたのに、
いざ、目の前にニクソンが現れて手を差し出されるや、その圧倒的なオーラにやられてしまい、
素直に握手してしまう、そんなインテリだけどちょっと柔な部分もある男になり切っていて、
ほんとに舌を撒く上手さだった。
サムってステキな俳優ねえ、と、私がキョーレツに惹かれたのも、このレストン役が素晴らしかったから。
以来、彼を見る目が変わった。
先日見た「みんな元気」でもいい味わいで、やっぱりいい役者だなあと再認識したわ。