映画とネコと、私の好きなもの。 -13ページ目

今頃になって、チュ・ジフンの「キッチン」について

前回、ドラン映画の項目で、

フランス映画に関して言及したけど、

 

それで、思い出したわ、チュ・ジフン爆  笑の「キッチン」(09)。

 

 

また、そっちか〜!?笑って言われそうだけど、

 

スミマセン、最近、ず〜っと、

脳の回路がそっちに行くようになってるらしい爆  笑

 

「キッチン」て、

ジフニ史上最もデンジャラスかつドキドキさせられる映画だと、

私はかねがね思っているが、

映画全体のテイストとして、

フランス映画っぽい空気感が蔓延している。

 

それは、最初に見たときから、ずっと感じていたんだけど、

記事にしたことがなかったので、

今さらではありますが、ちょっと今日はそれについて語ります。

 

以下、盛大にネタバレしてます。

 

 

 

この作品の監督、ホン・ジヨンは、この後、「結婚前夜」でもジフニと組み、

「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」「背徳の王宮」のミン・ギュドン監督夫人でもある。

なので、ジフニの最高の理解者であり、

彼が最も信頼を寄せていた人物と言えると思う。

 

彼女の3作目の監督作「あなた、そこにいてくれますか」

(ピョン・ヨハン&キム・ユンソク)はフランスの小説が原作らしいし、、

ホン監督、絶対、フランス好きだと思う。

本作には、

色々な意味でフランス映画にオマージュをささげているのではという場面が満載。

 

 

「キッチン」のストーリーは簡単に紹介するのが、ちょっと難しい。

(特に、一線を超える理由、というか、その状況がね、、)

(ジフニ史上最もアブないと言うのは、この場面があるから)

 

「幼馴染で、いつも自分を守ってくれる夫サンインと幸せに暮らすモレは、

ある日、ふとした弾みで、行きずりの男性と一線を超えてしまう。

それも、日差しが眩しかったというだけで。

その日のうちに、その彼と再会してしまうが、

実は、彼は、サンインが料理を習うためにフランスから呼び寄せた天才シェフ、ドゥレだった。こうして、3人の奇妙な同居生活が始まるが、、、。」

 


 

 

まず、ヒロイン、モレは、日傘店を営んでいるという設定。

これは、フランス映画「シェルブールの雨傘」へのオマージュ?

 

↑こんな場面があるけど、

 

すぐに「シェルブール〜」のオープニングを思い出す。↓

カトリーヌ・ドヌーヴ演じるヒロインも、母娘で傘ショップを営んでいたし。

 

 

それと、

ジフニ演じるドゥレは、フランス帰りの天才シェフ。

劇中、フランス語で韓国の演歌を歌う場面もあり。

ここは、ジフニの魅力いっぱいの見どころ。

 

 

モレとドゥレが市場を歩く場面があるんだけど、

これ、絶対「太陽がいっぱい」がヒント!って思った。

 

 

 

アラン・ドロンがあの映画の中で、一瞬、素の顔を見せたように、

「キッチン」での2人も、ここは、多分、演技してないのでは?という感じ。

素の部分を垣間見せる2人の可愛さがいっぱいで、

短いシーンだけど、とてもいい。

 

 

さらに2人は写真ブースの中に入って、写真を撮るんだけど、

(この後、ドゥレが突然、モレにキス!)

 

写真ブースが登場すると、

どうしても、「アメリ」を思い出すよね!

 

あの中で、写真ブースは重要なキースポットだったから!

 

 

ついでに言うと、

このモレとドゥレ。

フランス語で言う、ファムファタルとオムファタル?

互いに、周囲の運命を狂わせるような、破壊的な魅力を持つ女と男。

そんな2人が出会ってしまった、というわけで。。

 

モレは、ドゥレ(そのときはまだ見知らぬ男だった)とコトに及んだことを、

なんと、平然と夫サンインに告白する。

全く、悪気もなく。彼女の中には、素直な気持ちしかない。

自分のことはすべて知っててほしい、そういう無邪気な気持ち。

普通の人間には理解しがたいが、

そういう天衣無縫さも、魔性の女であるゆえか。

(サンインはもう聞きたくないと言って、その話は終わるので、

彼は相手がドゥレだったとは知らず。

映画の展開として、いつ彼がそれを知るかが、重要なポイントになる。)

 

 

そんな彼女の性格を意識しているのかどうか。

ホン監督は、↓こんな場面を登場させて、フランス映画好きを刺激する。

 

モレが友達を交えてピクニックをする場面があるが、

その後で、サンインと2人だけで過ごす場面。

 

これを見て、古い世代の人なら、

アニエス・ヴァルダの「幸福」(1965)を思い出さない?

 

「幸福」は、かなり残酷なストーリーだった。

「キッチン」とは真逆で、夫が、妻以外の女を好きになる。

でも、彼は妻も愛していて、2人を同時に愛することに、何の罪悪感も感じていない。

だから、妻にも、素直に、もう1人の女性のことを告白する。

しかし、妻はそれに苦しんで、自殺してしまうのよ。

やがて季節が変わって秋(だったと思うが)

彼は、何事もなかったかのように、

もう1人の女性と子供たちと「幸福」に生きていく。

 

という、当時も、かなり反響を巻き起こした作品だった。

(私は多分高校生のときに、映画館で見た。)

 

「キッチン」と「幸福」ーー

この場面を見て、反射鏡のように感じたのは、深読みすぎか?

 


そして、そしてーー

 

上記のような、細部のこだわり以上に、

 

この映画に貫かれているテーマ、

1人の女と2人の男。

その愛の在り方が、

まんま、「夕なぎ」(1972)の

ロミー・シュナイダー、イヴ・モンタン、サミー・フレエの関係を彷彿とさせるのよ!

 

 

このおフランスの3人より、だいぶ、若い韓国トリオだけど、

「夕なぎ」では、結局、男2人も仲良くなっていく。

この複雑な関係に耐えられなくなったロミーが、一度は姿を消すものの、

最終的にラスト、戻ってくる。

その彼女を、男2人が迎える、というエンディングが、いかにもフランス的な大人の愛

と言う感じでね。

これ、大好きな映画(DVDも持ってるし!)

こっちは大学生のときに見たと記憶。

 

「キッチン」は、この設定を相当意識しているのでは?

サンインとドゥレの前から姿を消したモレ。

やがて、モレとサンインは離婚するが、

すぐに彼はモレに再びプロポーズ。

そして、フランスに帰ったドゥレを探したいと、モレに話す。

エンディングでは、

男2人がモレの赤ちゃん(?)と戯れている写真が出てきて、、

サンインとドゥレが言葉を交わしている様子が伝わってきて、、

ああ、この3人は子供を加えて、ずっと一緒にいる、という予感。

でも、それは想像の結末なのかも、という雰囲気もあり。

 

観るものによって、解釈が異なるかもしれないが、

 

私は「夕なぎ」に通じる、大人の愛の姿を見て、

爽やかな後味を感じたのだった。

 

ついでに、

「夕なぎ」を意識した日本のドラマに

「協奏曲」(1996)というのがあったの、覚えてますか?

宮沢りえ、田村正和、木村拓哉の3人。

私、これ見てましたけど、

「夕なぎ」の影響大だったと思う。

ラストはそのまま、「夕なぎ」だった記憶がある。

 

 

というわけでーー

 

大好きな「キッチン」

ずっと気になっていたけど、

ようやく感想を上げることができて、スッキリです。

 

ちなみに、

「トラウマコード」で百想芸術大賞にノミネートされたジフニ拍手拍手拍手

あまり、力入れるとガッカリになるので、

さりげなく見守りませう!

 

 

 

 

 

 

 

グザヴィエ・ドラン「Mommy/マミー」

 

実は、ちょっと仕事絡みで、

グザヴィエ・ドラン作品を参考に見ないといけなくなり、、、

 

「たかが世界の終わり」以来、何年ぶり?

で、彼の映画をU-NEXTで鑑賞した〜

 

「Mommy/マミー」

 

この監督に関してのイメージは、ちょっと難易度高い、というか。。

「たかが世界の終わり」も、

やたらクローズアップが多くて、見ている間中、息苦しかった、

という記憶しかない。。。

 

大体、この種の、作家性が強い監督の作品、特にヨーロッパの人たち

(ドランはカナダ人であるが)

若くて、「体力」がないと、ついていけない。

 

かつて、私がジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーなど、

ヌーベルバーグの監督に夢中になったのも、

高校生のときから、大学生にかけての時代だった。

明快なアメリカ映画からちょっと離れて、

少し、難しい作風のものを求めていた時代。

ゴダール、トリュフォーを見て、

それらについて語り合うことの満足感、というか、

それがカッコいいと思っていた時代ね。

逆に言うと、

そんな平易な部分でしか、彼らを求めてなかった、私の若さゆえの愚かさ?

当然、彼らが本当に描いていたもの、

そのディープな部分は理解できないまま、

今に至っているんだけど。。

あの頃見た映画をもう一度見るだけの「体力」は、

もうないな。。

 

今の私は、

わかりやすい映画、楽しめる作品、わくわくする作品、

そんなもので人生をエンジョイしたい、って思ってますから爆  笑

 

そんな私にとって、

「Mommy/マミー」は、

やっぱり最初、ハードル高かったわ〜

 

おお、久しぶりに、こういう映画を見るなあ〜って感じ。

 

しかも、画面がテレビサイズ。正確に言うと、アスペクト比1:1というサイズ。

上映時間もけっこう長い。

 

でもですねーー

見進むうちに、ストーリーに引き込まれていく自分がいた。

 

これは、問題を抱える息子スティーブと、シングルマザーのダイアンの物語。

お金もないし、あらゆる点で、問題山積み。

 

 

この男の子が、キレるとヤバい。

 

その彼らが、近所に住む女性カイラと親しくなって、日々の生活に変化が訪れる。

 

 

でも、それも、儚くて、

笑い合って、お酒を飲んだり、ふざけあったりする彼らの姿を見ていても、

ああ、これはいっときのものだなって、、、

どこかいつも不安定で、いつ、これが崩壊するんだろう、って、

先行きの不安感が常にある。

 

最終的に、母親は息子を再び施設に入れる選択をするんだけど、

 

「旅に出る」と言って、息子、カイラとドライブをするダイアン。

そのシーンから、スクリーンはワイドに広がっていく。

そこから展開するのは、彼女が息子の将来を想像する場面。

大学を卒業し、結婚し、孫も生まれて、、

華やかな将来に幸せそうなダイアンの表情が思い切り写されるが、、、

また、現実に戻ると、画面は再び元に戻っていく。

 

ここは、不覚にも、涙があふれる場面だった。

 

母親と息子。

私自身は経験がないけど、娘たちは息子の母でもあり、

そんな身近な彼らを思い描いたりすると、

余計に身につまされて、、、「男の子」を持つ母親の大変さも、伝わってきた。

 

ドランの作風だとか、彼が一貫して描いていることなど、

そこまでは思い至らず、

ただ、ひたすら、1作品として見たときに、

母と息子の関係性に、強いインパクトを感じた。

特にラストシーンは、

絶望なのか、希望なのか、

見るものによって、違う解釈になるだろうと思う。

 

主役の男の子、

見ている間中、若いときのダッシュ・ミホークか、

ミュージシャンのマックルモアにそっくり〜って思っていた。

あと、音楽は、なんとなく「アメリ」っぽかったな。

 

ドランの研究は全くしてないので、

こんな感想です。

ドランファンからしたら、全然違う、って言われるかもですが。。。爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

レオの2025最新作とポール・トーマス・アンダーソン

 

 

前回、レオの最新作として紹介したのが、この映画。

「One battle after another」

ポール・トーマス・アンダーソン監督、

ショーン・ペン、ベニチオ・デルトロ共演!

オスカー俳優3人が揃い踏み!

これ、またすごそう!

(予告編の最後の方、レオがデルトロを「先生」と呼んでる?

サンキュー、センセイ爆  笑

 

しかもーー

監督がポール・トーマス〜(PTA)。

 

実は、私、この監督とあまり相性よくないんだけど。。。

 

今まで彼の映画は

「ブギーナイツ」を皮切りに、

ラストでカエルが降ってくる「マグノリア」

「パンチ・ドランク・ラブ」

「ザ・マスター」

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

「ファントム・スレッド」

と見てきているが、

あまり、好きとは言い難い。

でも、

映画としては、傑出してる、確かに素晴らしい才能。

 

特に「ゼアウィル〜」「ファントム〜」。

2作とも、ダニエル・デイ・ルイス主演で、

人間の深層心理をえぐりとるような、

神経に触るような、作品。

不思議な嫌悪感とともに、

う〜ん、また見てみようかな、ていう気にもさせるんですよ。

怖いもの見たさ?というか、

また、あのいや〜な気分に陥っていようか、というようなね。

いわば、毒性がある、映画、かなあ。

(どっちもU-NEXTで見れるのよ!)

しかし、今度のレオの作品が、

どんな展開になるのか、

予告編だけでは、全く想像つかないわ。

 

どっちにしても、PTAは、確かに才能あふれるディレクターなので、

今回、レオをどんなふうに調理しているのか、

レオもPTAと組んだことで、どんな化学反応が起きたか、

そこ、検証したいですね。

レオの映画に、ハズレなし、って信じてますから!

 

 

ちなみに、

「ファントム〜」に関しては、

過去にブログ記事あげてるので、参考までに。

(かなり、痛烈なこと、書いてますね爆  笑

 

 

 

 

そういえば、「ファントム・スレッド」で思い出したが、

先日のチュ・ジフン(また、そっち行くか!?爆  笑)とペク・ウナssiとのインタビューで、

彼女がジフニに演ってもらいたい役柄という話に出てきたんでは?

 

あの、変態男、

MだかSだかわからないようないやらしい男、

ジフニが演ったらサイコーでしょうね〜爆  笑チュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔王」、最も美しいチュ・ジフン。

「魔王」、

DVDも持ってるのに、

U-NEXTでは今日いっぱいで配信ストップになると知るや、

急にがんばって見始める私って、、、爆  笑

(DVDはディスク入れたり出したりが面倒でね)

 

というわけで、試聴中でして、

今日中に終わらないと、だな。

ドラマの筋は何度も見てるから、

まあ、そっちはテキトーに流しながら、

今はひたすら、

若い時代のジフニを眺めて、うっとり。

 

でもって、

ジフニは今も昔もステキなんだけど、

このドラマの彼って、

彼が最も美しい時代を切り取った作品

ではないかと。

 

たとえば、もう1人のご贔屓レオ(ナルド・ディカプリオ)

にもそんな作品があり、

それは、「太陽と月に背いて」だった。

ここには、

最も美しい少年だったレオが刻みつけられている。

しかも演じた役が、アルチュール・ランボーときたもんだ。

 

レオとランボーが数百年の時を隔てて奇跡の出会いを果たした記念すべき映像よ!

 

(ちなみに今のレオ照れ爆  笑

最新作「One battle after another」の彼よ。

(これがまた、すごそうな作品で、監督はポール・トーマス・アンダーソン、

共演陣に、ベニチオ・デルトロ、ショーン・ペンだって!)

 

あ、レオに脱線しすぎたか〜

 

 

 

 

ジフニは、今も十分に美しいのだが(ごめん、レオ)

美しさのコンセプトが違うんで、

 

彼の「造形美としての極み」をひたすら堪能するなら、

やっぱり「魔王」が一番ではと思う。

 

「クン」のときより洗練され、

より、繊細になり、悲哀さが加味。

(そういう役なので)

一瞬も目が離せません!

 

 

 

 

これ、ずっと見てるとね、

不思議なことに、ガンヒョク先生と同じ人に見えなくなってくる爆  笑

 

↓16年後(撮影は2023年だったらしいので)のお姿。

歳月は、

彼をより深く、よりカリスマティックな役者に育てあげたと言える。

もちろん、それは彼自身の努力であることは確か。

(色々とあって、彼の人間性が磨かれていったというね)

 

要は、今も昔も、素晴らしい役者なんですよ。

 

「魔王」で初共演だったシン・ミナとの三度目の作品「再婚皇后」も楽しみ。

 

でも、それ以前に

「クライマックス」の撮影風景とか何やら、

早く出してほしいな〜

 

 

というわけでーー

 

またも、チュ・ジフンネタでした〜爆  笑爆  笑愛愛飛び出すハート飛び出すハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お花見2025と、ソック広告!

この季節になると、なんか、ざわざわと慌ただしい。

少しでもチャンスがあると、

お花見に行きたい私。

 

まずは、家のすぐ近所だけど、

ライトアップしている場所があるので、

2、3日前に行ってみた。

 

 

1本、早くも満開に近く、とてもキレイでした〜

 

 

そして、今日は毎年恒例、六本木へ。

 

明日から雨になりそうなので、気持ちも焦る。

会社の同僚とお花見、楽しみました〜

 

 

 

お昼頃から日が差して、

どんどん気温も上昇。

とても佳きお花見日和となりました〜!

 

 

 

オマケ

 

 

六本木の駅の通路で、

こんな広告を発見!

 

 

キャッ!ラブラブラブ

 

ソックがこんなところに〜!飛び出すハート飛び出すハート

 

中央は、ケイト・ウィンスレット。

左は誰か、わからないが、、

 

とにかく、十分に目だってましたよ〜!ラブ愛