「ファントム・スレッド」
これはね~
観る前に、ちょいと覚悟が必要よ。
ていうか、
まあ~こんな変態映画だったのか~と。。。。。
いやいや、
生々しい描写があるわけじゃないの、
そういう変態じゃない、
というかね、
もっと、陰湿で、ねちねちとしていて、
その昔、
あのイザベル・ユベール主演の「ピアニスト」という、
それはそれは、
過激すぎる、
おフランス
変態映画の傑作があったけど、
あれと双璧をなす、といっても、過言ではない。
それぐらい、刺激強いし、
人間の内面のデリケートな部分を
縫い針で、ぐいぐい突き刺される感じ。
お正月のおとそ気分で観る映画では、
ゆめゆめない、
そういう意味では、かなり後味悪い。
でも、それでも、
これは、圧巻な作品。傑作!
【ストーリー】
1950年代のロンドン、英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びるオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、若きウェイトレス アルマと出会う。互いに惹かれ合い、レイノルズはアルマをミューズとして迎え入れ、魅惑的な美の世界に誘い込む。レイノルズはアルマの“完璧な身体"を愛し、彼女をモデルに昼夜問わず取り憑かれたようにドレスを作り続けた。
しかしアルマの出現とその行動により、完璧で規律的だったレイノルズの日常は思わぬ方向へと進みはじめ、やがてふたりは、後戻りできない禁断の愛の扉を開き、誰もが想像し得ない境地に達していく――。
(アマゾンからお借りしました)
ダニエル=デイ・ルイスが、
私がいちばんキライなタイプの男を
憎々しいほどに上手に演じていて、
さすがに独壇場な名演技。
(実生活では靴職人の修行をした彼が、オートクチュールの男を演じるていうギャップも面白いけど)
だけど、彼より凄いのが、
ヒロインのヴィッキー・クリープス!
あまり美人じゃないけど、
そこが逆にクセモノ。
じわじわと来ますよ、彼女~
じわじわと、
真綿で締め上げるかのように、
観るものの神経を逆撫でする。
特に、キノコの下りは、
もう、言葉に尽くせない。
そして、
ダニエルの姉役レスリー・マンヴィルもお見事!
この3人の神経戦が、とにかく、
観るものの神経を確実にすり減らす。
さすが、ポール・トーマス・アンダーソン監督!
相変わらず、いつも濃い。
いつも、狂気的で、猟奇的。
そこ、好き嫌い、分かれると思うが、
(特に「ゼアウィルビーブラッド」なんて、あれも2度と見たくないヤツ。でも傑作!)
映画としての完成度は、とにかく絶品!
だけど、
これも、2度は観たくない。
勇気のある方は是非、見てください。


