ビジネスをする上で最も大事なことはいくつかありますが
その中でも意外と忘れがちなのが事業の継続性です。
飛び道具的に単発で収益を大きく上げることはあってもいいのですが
そればかりではビジネスとしては良い状態ではありません。
とても良いサービスをお持ちで
それを適正価格よりも安く販売すればたくさん売れるでしょう。
けれどもたくさん売れるということは
事業者側に負荷がかかるということでもあります。
値上げのタイミングに「お客様が殺到するようになったら」がありますが
上記の例だと本来の適正価格に近づくようにすべきときです。
けれども「お客様のため」を言い訳にして値上げされない方もいらっしゃいます。
これは実はお客様のためと言うけれど
最もお客様のためとならない状態です。
いいサービスであればお客様は継続して得たいと考えます。
ある日突然お気に入りの商品やサービスが販売終了となって悲しんだ経験ありますよね。
ビジネスが継続しないことで起きる弊害がこれです。
もちろん値上げによって離れるお客様はいらっしゃるでしょう。
けれどもそれは商品やサービスの価値を気に入ってくださったのではなく
「価格の安さ」が選ばれていただけです。
また、不適切な価格で販売することはお客様に迷惑をかけることがあります。
たとえばダンピング(不当廉売)がその一例です。
ダンピングとは次のようなことを指します。
不当廉売とは、不当に安い価格で商品やサービスを提供することをいう。 ダンピングとも呼ばれる。適切な価格で商品を提供している他の事業者の活動が困難となるため、国内法や条約によって規制されている。
(不当廉売(Wikipedia)より)
テレビなどで市価よりも安く販売されている事業者が紹介されることがありますが
消費者側から一見よく見えるのですが長期的には不都合を引き起こします。
その事業者がビジネスを継続してできているうちは良いのですが
価格などで他の事業者が撤退したあとに何らかの理由でその事業者が廃業したら
消費者側がサービスや商品を得られなくなります。
それはお客様にとって最も不都合な状態となります。
そしてもちろん正当な価格で販売されている同業者にも影響が出ます。
そしてせっかくビジネスを始められたのに続けられないのは
もったいないことだなと私は思います。
開業してすぐのころにお世話になった方に
「続けていれば必ず芽は出る」
とアドバイスいただいたことがあります。
起業しても続けられる方はほんの一握りです。
思う収入が見込めないなど様々な理由があると思いますが
ひょっとしたらあともう少しだけ続けていたら
ご自身が思う成功を収められたかもしれません。
お客様にとってもご自身にとっても
ビジネスは継続性があることが必要です。
どなたも無理なく続けられるビジネスの在り方を見つけられることを願っております。
ビジネスの継続に必要なことを知りたい方はコンサルへお越しください。
占いで開業してから5年半収益を上げ続けている秘訣などもお話しさせていただきます。
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