ビジネスをするときにいろいろ必要なことはありますが
最も大事なことはビジネスはあくまでも手段だということです。
収入を得る手段だというのはもちろんのことです。
ビジネスは収益性を意識することが大事な分野です。
自分のサービスで世界を変えたいという野望もそうです。
それはビジネスすることが目的なのではなくて
ビジネスをすることによって目的が果たせます。
ビジネスはあくまでもビジネス。
自分の承認欲求を満たす場ではありません。
ここで承認欲求を挙げたのは
承認欲求が最もビジネスの原動力となる欲とからみやすいからです。
誰かとつながっていたい欲
自分のことを認めてほしい欲
これらがビジネスをすることで叶ってしまうと
目的と手段がすり替わってしまいます。
「お客様が私のことを必要としてくれているから」
それはわかります。必要とされることはビジネスの基本でもあります。
けれどもお客様が必要としてくれていることを免罪符にしてはいけません。
お客様が必要としてくれていても
自分を削らなくてはならないのであれば
それはビジネスとしては失敗です。
ビジネスは収益性を考慮に入れなくてはならないものだからです。
収益性がないのならば
それは趣味やサークルでいいのです。
やりたいことをするだけならば
そこに収益を考える必要はありません。
けれども少額でも利益が発生してしまうと
ビジネスだと勘違いしてしまいます。
起業初期であれば収益が小さいことは普通にありますが
何年も続けているのであれば
少しなりとも利益を上げていく必要があります。
それをしないなら、それはビジネスではないのです。
今で起業して5年目に入ったので
収益性のないビジネスをしている方もたくさん見てきました。
やめなければライバルがいなくなるから
いつかは成功できるというのも一理ありますが
(継続は一番強い力です)
ビジネスをする側が
自分のビジネスを何か別のことの目的としてしまっていたら
そりゃあいつまで経っても利益はありませんよね。
ビジネスのやり方を間違えているときは
ビジネスを手段ではなく目的としているときです。
稼げないと思うとき
自分が思うように伸びないときは
ビジネスをしている目的は何なのかを見直してみるといいでしょう。
<仕事論シリーズ>
・「占いで収入を得ること」について私が考えること
・【仕事論】気持ちだけでは売れない
・【仕事論】占い師は需要と供給のバランスが悪いジャンルである
・【仕事論】インスタントに得たものは短期的な結果しか生まない
・占い師は占いの技術を売るビジネスマンである
・【仕事論】価格設定の話
・【仕事論】フリーランスは需要と供給のバランスが大事
・【仕事論】フリーランスには名も無き仕事がたくさんある
・【仕事論】誰かのやり方はその人にしか通用しないから、自分に合ったやり方をしたほうがいい
・【仕事論】フリーランスで成功するのは白鳥型か?キツツキ型か?
・【仕事論】自己流は迷うし、うまくいかないことがある
・【仕事論】基礎をおろそかにすると後から上手くいかなくなる