時々SNSで書いていた【十干別怒らせると怖い人ランキング】
それを改めてまとめて記事としました。
伊藤恵利子/財の運気を回す@eriko_suimei伊藤的怖い十干ベスト3は戊、庚、壬で、庚は手段選ばず相手を追いつめられるし(特に劫財持ち)壬は怒涛のように押し流してしまう。 上記の陽の十干はわかりやすくて派手だけど、陰の十干(乙・丁・己・辛・癸)は本気で怒るとじわじわと攻めて… https://t.co/6peQcA1Brp
2021年06月14日 20:32
まず基本的なこととして
十干ごとにエネルギーの使い方が違います。
陽の干支(甲・丙・戊・庚・壬)は外向きにエネルギーを発散し
陰の干支(乙・丁・己・辛・癸)は内向きにエネルギーを向けます。
この性質があるため
陽の干支(甲・丙・戊・庚・壬)は怒りが他者に向き
陰の干支(乙・丁・己・辛・癸)は怒りが自分に向く傾向があります。
外向きのエネルギーである陽の干支から詳しく説明すると
甲は棍棒を振り回します。
いわゆる正論でぶん殴るタイプも多くいらっしゃいます。
相手が言うことが正しい分、言われた側は逃げ場がないので
甲に怒られたら立ち直れないという方は多いかもしれません。
丙はガッと勢いよく怒るのですが
怒りをあまり引きずらないタイプです。
いつまでも丙が怒り続けるときは
継続的に傷つけられているときです。
そのときの丙は相手を燃やし尽くす勢いで怒ります。
戊は陽の干支の中では怒りが見えにくいほうです。
火山のマグマのようにふつふつと煮えていきます。
そんな戊が相手に対して怒りを示すときは
相手との縁はもうないと自分の心の中でぶった斬ったときです。
そんなときの戊の怒り方は噴火です。
その場にあるすべてのものを消し去ります。
庚は丙と同じく怒りが見えやすいタイプです。
怒りましたと鉄球を振り回すように表現してきます。
戊と似ているのですが、庚を怒らせると次はありません。
庚は刀ですからね。
サクッと切ります。
たまに切れ味の悪い庚がいるのですが
そんな庚に出会うとむしろ傷が広がります。
壬も戊と同じく、あまり怒りが見えないタイプです。
その代わりじわじわと怒りを溜めます。
相手が怒りを示さない壬に対して図に乗って
いつまでも改善しないでいると
最後に出てくるのは津波の壬です。
完膚なきまでに相手をつぶします。
内向きのエネルギーを持つ陰の干支の場合
陽の干支が怒りを表面に出すのに対して
基本的に怒りをそのまま出すことは少ないです。
その分、じわじわと怒りを溜めます。
乙は周囲の人たちに
自分が抱えている怒りを話します。
その結果、乙の味方が増え
気がついたら乙を怒らせた方の周囲から人が消えています。
根絶やしという言葉がありますが
これは乙の怒り方を表しているように思います。
丁は怒りを表面に出しにくいので自分を責めます。
過去を振り返っていつまでもくよくよしています。
長い時間が経つと怒りが怯えに変わってしまい
不自然なまでに相手に忖度することが出てきます。
それがまた相手を怒らせるため
丁は萎縮し続けるという負のループにはまりやすくなります。
そんな丁が怒りを表現するときは最終通告です。
己は怒らない人だと周囲から思われやすいタイプです。
怒らないというよりも
怒りという感情に気づきにくいと言うほうが正解です。
溜まった怒りを己自身がどうにもできず
気がつけばそこには何も残らなかったなんて事態も起きます。
押し流す壬に対して、じわじわと枯らしていくのが己です。
辛も丁同様、自分責めをするタイプです。
丁の自分責めは精神的なものですが
辛の自分責めは肉体的な部分にも出てきます。
辛はよく修行好きと言われますが
傷つけられれば傷つけられるほど相手に執着することがあり
DV被害を引き起こしやすいタイプとも言えます。
癸はじわじわと恨みを募らせるタイプです。
怒りではなく恨みに変わりやすいのです。
なので怒らせた相手側に怒らせた自覚がありませんので
癸が怒りを表明した瞬間にびっくりします。
癸も丁と同じく、怒ったときは最終通告です。
もう二度と元には戻りません。
この話をするとき
必ずこの結論に到達します。
誰も怒らせてはならない
もちろん怒りは大きなエネルギーなので
何かを成し遂げるときの力となってくれます。
実際、そういう怒りの役目を買ってくれる人は
人生において登場することがあります。
ただ、それはやはり非日常であるべきなのです。
ずっと怒りを溜めている状態は
四柱推命的な観点からすると異常です。
特に怒りを自覚しづらい陰の干支(乙・丁・己・辛・癸)に対して
「怒らないから平気だと思ってた」みたいなことを言う方は
相手に対して敬意がないんだな・・・と冷たく思います。
自分の怒りポイントを知ることは大事ですが
相手の怒りポイントを知ることも大事です。
相手を尊重できるように
自分や他者の資質を知る方がもっと増えてほしいなと思います。
ここに挙げたのはあくまでも十干の話です。
通変星や十二運星の要素によっては
その十干っぽくないということはあります。
自分や周囲のことを知りたいと思われた方は
個人セッションでお尋ねください。
組み合わせによってどんな感情表現をするのかなど
四柱推命的な資質の読み解き方は
講座でお伝えしています。
<関連記事>
・【十干:金】作る役割を持つ人「庚・辛」
・【十干:水】広げる役割を持つ人「壬・癸」