本日も十干のお話。
先日、マンツーマン講座で生徒さんと
自分ではない何者かになろうとしていたという話になりましたが
自分が持っていない資質になろうとしてもなることはできません。
十干の中にも寄り添い上手な十干もいれば
寄り添い下手の十干もいます。
寄り添い上手とされるのは丁、己、癸
寄り添い下手とされるのは甲、庚です。
ここで言う上手・下手は
寄り添えないというよりも寄り添い方の違いです。
上手・下手はあくまでも便宜上の表現です。
丁は月なので相手のために自らの姿を変えますが
甲は樹木なので自分の姿を変えることはできません。
甲が人に寄り添おうとしたら倒木になります。
(正確に言うと丁も相手から見える姿が変わって見えるだけです)
では寄り添い上手とされる己や癸が優しいかというと
実はあんまりそうでもありません。
寄り添いすぎた己は相手を生き埋めにしますし(物騒)
寄り添いすぎた癸は相手を溺れさせます(これまた物騒)
甲はたしかに寄り添い下手かもしれません。
けれども自分の元に来た方に木陰を提供して安らいでもらうことはできます。
庚に木っ端微塵にぶっ壊されてようやく自分の道が見える方もいらっしゃるでしょう。
寄り添い方1つとっても
同じ方などいらっしゃいません。
誰かになるのではなく
まずは自分自身になることを意識してみてください。
自分がどんな人間なのか知りたい方はセッションでお伝えしています。
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