発作焦点
今週も先週末から引き続き頭蓋内電極留置の患者を担当しています。こちらは、硬膜下電極に深部電極を組み合わせています。このコンセプトは非常に有用だと思います。すなわち、硬膜下で脳表の広い範囲を覆い、かつ深部で深い電流源を見つけます。棘波をみていると、通り過ぎていくものや、近くに存在するものなど、何となくイメージがついてきます。脳腫瘍のようにMRIをとってすぐ誰もがわかるものと違い、解剖の知識、神経生理など統合された知識が必要です。
【Neurosurgery】
いま、SEEGの研究を始めるところでたまたま見つけた2005年の211例のSEEGのサマリーです。いったいSEEGのseizure outcomeはいいのかという素朴な疑問からみつけた論文です。1年のEngel class Iが56%だそうです。これにはlesional caseも含まれているので決してよい成績とはいえないかもしれません。残念なことに、SEEGの発作波形の解析が一番問題になるかと思いますが、その記述がなかったのは致命的かもしれません。
【Neurosurgery】
いま、SEEGの研究を始めるところでたまたま見つけた2005年の211例のSEEGのサマリーです。いったいSEEGのseizure outcomeはいいのかという素朴な疑問からみつけた論文です。1年のEngel class Iが56%だそうです。これにはlesional caseも含まれているので決してよい成績とはいえないかもしれません。残念なことに、SEEGの発作波形の解析が一番問題になるかと思いますが、その記述がなかったのは致命的かもしれません。
コロンバス上陸
クリーブランドから南西におよそ150マイルいったところにコロンバスという町があります。コロンバスはオハイオ州の州都であり、オハイオ州に唯一の日本食料品店がある町です。そのため今日は天気もよかったので、ドライブがてらいってきました。およそ2時間15分程度でコロンバスにつきました。目的はただ一つ日本食料品店tensukeです。tensukeに入るとそこは、日本のスーパーマーケットです。中では日本語が飛び交い、日本のものはあらゆるものが手にはいります。こちらにきてから刺身を食べることができないので、刺身のパックには感動してしまいました。中トロがおいしそうで6切れで8ドルでちょっと贅沢でしたがつい買ってしまいました。その他、アジの開きの冷凍や、手作り弁当などが売られておりコロンバスに来てよかったことを実感しました。もちろん町の見学もすることなく、たかだかスーパーに気づいたら二時間もいてしまい、そのままクリーブランドに戻りました。
バンクーバーオリンピック
バンクーバーオリンピックが始まりました。今まではあまりじっくりとオリンピ ックなどみたことはなかった、見る時間もなかったのですが、今年は、時差も三時間しかないこと、時間もあることによりじっくりみることができています。それにしても上村愛子、残念でした。最後まで3位でいたのですが、米国人に抜かれてしまいました。アメリカに住んでいてもどうしても日本人を自然に応援してしまいます。
ぜひ他の選手もがんばってもらいたいです。
ぜひ他の選手もがんばってもらいたいです。
フェローたちの会話
ここクリーブランドクリニックにはフェローがおよそ15人程度います。フェローもみないろいろな国からきております。それぞれ個性的なキャラクターで大変楽しいです。今日は仕事が終わった後レベッカからPagerがなり一緒にのみにいこうとのお誘いがあり、いってきました。集まれば総勢7名にもなり、それにスタッフの先生も加わり話が盛り上がりました。さて、そろそろバレンタインデーですが、こちらでは男性が女性に何かプレゼントをするらしく、何かプレゼントをくれないかとさまられました。こんな積極的な女性にプレゼントなど渡すわけもないですが、こんな会話をするのは世界共通なんですね。
【Epilepsia】
2009年のSupplにNon lesional のneocortical epilepsyのsurgical outcomeのレビューがのっていました。いろいろな施設の結果がのっていましたが、PET,iSPECT, MEGをもってしてもMRI no lesionalはEngel class I が50-60%程度のようです。これは私が2001年ころに勉強した結果とまったくかわっていません。新しいブレイクスルーが必要なのかもしれません。
【Epilepsia】
2009年のSupplにNon lesional のneocortical epilepsyのsurgical outcomeのレビューがのっていました。いろいろな施設の結果がのっていましたが、PET,iSPECT, MEGをもってしてもMRI no lesionalはEngel class I が50-60%程度のようです。これは私が2001年ころに勉強した結果とまったくかわっていません。新しいブレイクスルーが必要なのかもしれません。
残業
今日は、午前中は2時間にわたるDrNajmのケースカンファがありました。Najm先生はレバノン出身の先生で、いまはこのてんかんセンターのディレクターになります。ユニークな先生ですが、脳波の読み方については的確な意見をいっています。脳波はいわば脳活動の影をみているわけです。そのため、絶対正しいという答えなどないわけです。そのため口癖でいつも最後にI donnoといいます。この言葉はたしかに的を得ていると思います。
午後は、オペ室で電極留置があり、外でマップを書いていました。手術にはいるといい意味でも悪い意味でも大変勉強になります。詳細はさておき、この後よりneurophysiologistの活躍する場面です。留置した場所を詳細にマップを起こし、何度も確認します。その後、その他の検査などと照らし合わせどのあたりからどんな脳波異常が検出されるか推測していくわけです。今日は気づいたらすでに廊下も真っ暗になって、誰一人もいませんでした。
【Neurosurg focus】
cerebral sulci and gyri昨日に引き続き解剖の論文です。2010の2月号です。最新版です。微小解剖だと昨日読んだRhotonのところが有名ですが、この論文はBrasilからのものでした。今日は流し読みにし、Figを中心に読みました。専門的ですが、orbitofrontalや後頭葉の内側面の詳細な解剖はあまり馴染みがありませんが、今日は紅茶を片手にじっくり勉強できました。
午後は、オペ室で電極留置があり、外でマップを書いていました。手術にはいるといい意味でも悪い意味でも大変勉強になります。詳細はさておき、この後よりneurophysiologistの活躍する場面です。留置した場所を詳細にマップを起こし、何度も確認します。その後、その他の検査などと照らし合わせどのあたりからどんな脳波異常が検出されるか推測していくわけです。今日は気づいたらすでに廊下も真っ暗になって、誰一人もいませんでした。
【Neurosurg focus】
cerebral sulci and gyri昨日に引き続き解剖の論文です。2010の2月号です。最新版です。微小解剖だと昨日読んだRhotonのところが有名ですが、この論文はBrasilからのものでした。今日は流し読みにし、Figを中心に読みました。専門的ですが、orbitofrontalや後頭葉の内側面の詳細な解剖はあまり馴染みがありませんが、今日は紅茶を片手にじっくり勉強できました。
脳内探検
脳外科医でありますと、やはり基本的に脳解剖が熟知している必要があります。また、てんかん外科を専門とするなら、脳機能を熟知してないとなりません。私は、脳解剖、特に、脳溝、脳回の勉強するのはとても好きです。脳解剖についての論文を読んでいますと、あたかも自分が小人になり脳内を探検しているような気分になります。あたかも未知なる地球を探検しているコロンバスのような気分でしょうか?新たな発見に感動を覚え、その地名を覚えていくわけです。昔から地図を見るのが大好きだった僕はやはり脳外科医むきだったのだな~を実感します。
【Neurosurgery】
今日は2009年の12月のsupplement。フロリダ大学のロートンのところから出た、シルビアン裂の微小解剖です。シルビアン裂を知るということは、弁蓋・島回を知る上でとても重要であります。36ページにもわたるボリュームのある論文ですが、写真が多く、読みやすいです。
【Neurosurgery】
今日は2009年の12月のsupplement。フロリダ大学のロートンのところから出た、シルビアン裂の微小解剖です。シルビアン裂を知るということは、弁蓋・島回を知る上でとても重要であります。36ページにもわたるボリュームのある論文ですが、写真が多く、読みやすいです。
ストーム
午後からクリーブランドも雪がひどく降ってきました。今晩もストームになるようです、帰り道もすでに雪が積もり始めていました。6時前に病院を出ましたが、すでにフェローもみな帰宅していました。私も早々に仕事を切り上げ帰宅しました。
今日の紹介論文
【JNS】
Montreal Neuroloigical Instituteから昨年出された、MTLEのATLとSAH(経皮質)の発作予後の比較。以前の報告に比べフォローも5年、かつ100例の母集団という考えられない報告でした。結果からいうとATLとSAHの発作予後には有意差がないとのこと。しかし、MTLEをSEEGをいれて評価しているわけでもなく、よくありがちな数が多いいための比較にすぎない。あまり新しいことはなかった。やはり論文は著者の哲学を伝えることが大事だなとおもった。
【Neurosurg focus】
最近はこの雑誌は非常にためになることが多い。非常に臨床に即した論文であると思う。今日はawake surgery におけるIntraoperative electrical stimulationの概説があった。(2010)刺激条件から、提示タスクまで一般的な記述があった。グリオーマで有名なモンペリエのDuffauの名前があった。European low grade glioma networkという連携があるらしい。EU連合もあるが脳外領域もEU連合を組んでいるようだ。
今日の紹介論文
【JNS】
Montreal Neuroloigical Instituteから昨年出された、MTLEのATLとSAH(経皮質)の発作予後の比較。以前の報告に比べフォローも5年、かつ100例の母集団という考えられない報告でした。結果からいうとATLとSAHの発作予後には有意差がないとのこと。しかし、MTLEをSEEGをいれて評価しているわけでもなく、よくありがちな数が多いいための比較にすぎない。あまり新しいことはなかった。やはり論文は著者の哲学を伝えることが大事だなとおもった。
【Neurosurg focus】
最近はこの雑誌は非常にためになることが多い。非常に臨床に即した論文であると思う。今日はawake surgery におけるIntraoperative electrical stimulationの概説があった。(2010)刺激条件から、提示タスクまで一般的な記述があった。グリオーマで有名なモンペリエのDuffauの名前があった。European low grade glioma networkという連携があるらしい。EU連合もあるが脳外領域もEU連合を組んでいるようだ。
1234
最近こちらのラジオでよく流れている曲を紹介します。自然に耳に入り、いまは口ずさむようになってしまいました。Plain White T's の1234
という曲です。
優しい声と、One things, Two(to) do, Three Words, Four (for) youというフレーズが言葉遊びになっていてなかなか素敵な曲です。是非聴いてみてください。
本日の紹介論文
【Neurousurgery】
脳幹海綿状血管腫の何と45例のSupracerebellar Infratentorial appのまとめ。Barrow Neurological InstituteのSpetzlerらの報告。脳幹部海綿状血管腫背外側のものは全例このアプローチで摘出している。合併症(水頭症などマイナーなもの)は40%弱、死亡例はなく殆どの例で全摘している。SCITを血管腫の傾きを計測し、median, paramedian, extreme lateralに分類しアプローチしている。たまにはこういう手術の論文を読んでいるとなぜか自分も手術をしている気分になり興奮してくる。
【Lancet Neurology】
2002年のYale SpencerのMTLEにおける外科治療の位置づけについてレビューしている。さすがLancet、そしてSusan先生のやはり切れ味のよい論文であるため数時間で読むことができた。現在MTLEのわれわれのケースについて論文を執筆しているためいい引用論文になりそうだ。
優しい声と、One things, Two(to) do, Three Words, Four (for) youというフレーズが言葉遊びになっていてなかなか素敵な曲です。是非聴いてみてください。
本日の紹介論文
【Neurousurgery】
脳幹海綿状血管腫の何と45例のSupracerebellar Infratentorial appのまとめ。Barrow Neurological InstituteのSpetzlerらの報告。脳幹部海綿状血管腫背外側のものは全例このアプローチで摘出している。合併症(水頭症などマイナーなもの)は40%弱、死亡例はなく殆どの例で全摘している。SCITを血管腫の傾きを計測し、median, paramedian, extreme lateralに分類しアプローチしている。たまにはこういう手術の論文を読んでいるとなぜか自分も手術をしている気分になり興奮してくる。
【Lancet Neurology】
2002年のYale SpencerのMTLEにおける外科治療の位置づけについてレビューしている。さすがLancet、そしてSusan先生のやはり切れ味のよい論文であるため数時間で読むことができた。現在MTLEのわれわれのケースについて論文を執筆しているためいい引用論文になりそうだ。
リモートアクセス
こちら、クリーブランドクリニックでは、SecurIDを採用しています。これは、院外の離れている場所からでもインターネットにアクセスさえできれば、電子カルテや脳波システムにアクセスすることができます。
RSA社のSecurIDです。6桁の数字が乱数表示され、30秒ごとに代わります。これをPCに入力することにより、アクセスでき、不正アクセスを理論的に防止することができるわけです。
今日も患者の脳波を読んでいました。ほとんど病院にいるのと同じように快適に脳波の解析することができます。
これからは一日読んだ論文で興味あったものを記載していきます。
今日の論文
【Epilepsia】海馬両側刺激のlandamazied control studyの報告。2例報告だが、両側刺激はseizure outcomeを33%下げたとのデータ。ただ認知機能については不明とのこと
【Nature】脳外医と神経科学者との共同研究(パーキンソン・グリオーマ・てんかん)についての紹介の論文を読んだ。われわれにとっては当たり前のことだが、脳内電極を用いて数理的解析をすると記憶の解明ができるだろうとこと。やはりこれからはてんかん外科の時代だと実感したペーパーだった。
RSA社のSecurIDです。6桁の数字が乱数表示され、30秒ごとに代わります。これをPCに入力することにより、アクセスでき、不正アクセスを理論的に防止することができるわけです。
今日も患者の脳波を読んでいました。ほとんど病院にいるのと同じように快適に脳波の解析することができます。
これからは一日読んだ論文で興味あったものを記載していきます。
今日の論文
【Epilepsia】海馬両側刺激のlandamazied control studyの報告。2例報告だが、両側刺激はseizure outcomeを33%下げたとのデータ。ただ認知機能については不明とのこと
【Nature】脳外医と神経科学者との共同研究(パーキンソン・グリオーマ・てんかん)についての紹介の論文を読んだ。われわれにとっては当たり前のことだが、脳内電極を用いて数理的解析をすると記憶の解明ができるだろうとこと。やはりこれからはてんかん外科の時代だと実感したペーパーだった。
Epilep-ski
今日は、てんかんセンターの先生たちとスキー・スノーボードに行きました。脳神経外科の先生たちをはじめ、計20人くらいでした。スキー場は、クリーブランドの南Boston Miles Snow Resortです。昨晩の大雪のため、道は雪一面で、スキー場までつくか心配でしたが、およそ1時間で無事つきました。昨日の吹雪を忘れるくらい晴天で、パウダースキーの中、スノーボードを楽しみました。スキー場は、リフトが6機、コースは、初心者コースから、上級者コースまでありますが、日本のスキー場と比べコースが短いのが若干不満でした。でも日本のスキー場にくらべリフトにのるのも殆ど待つことなく何度も何度もすべることができます。はじめにみんなと顔を合わした後、後はひたすら夕方まですべり、帰りました。こちらは北国ですが、それなりに楽しまないとです。体も動かし楽しんだEpilep-skiでした。