クリーブランドクリニック 留学日記 -19ページ目

火事

火事になりました。
といっても私の家ではありません。クリニックのすぐ隣にある教会が全焼しました。朝病院にいったら、まだ煙がでて燃えていまして周囲は立ち入り禁止になっ てました。おそらく病人を祈るためにある(実はクリニックの周辺には教会が多いのです)のかわかりませんが、クリニックのいい周辺の景色となっていただけ に残念です。周囲には灰があちこちにとびちりそのすごさを物語っていました。
夕方にはすでにクレーン車が到着し、早くも壊し始めていました。

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生きる

生きるとはどういうことでしょう?
黒澤明監督の生きるという映画があります。私自身日本にいたとき洋画ばかり興味がありましたが、アメリカでは意外と日本映画も高く評価されています。同じてんかんセンターのフェローより勧められ、この’生きる’という映画を鑑賞しました。ご存知の方も多いかと思います。毎日毎日意味もなく働き続けてきたある男が癌の告知を受け、自分の人生を思いかえします。酒や女におぼれてもその答えはわかりません。自分はなんだったんだろう?生きるってなんだったんだろう?そして自分が死に際まで何ができるのだろうか?何が自分の生きた証になるのだろうか?死に際になり彼はようやく生きる本当の意味がわかってくるのです。しかも彼をとりまく連中は自分の保身と権利ばかり主張する。これは現代社会にも実によく当てはまることだと思います。当たり前ですが、生きるということは毎日を精一杯生きていくこと。おそらく自分自身に常にこの毎日でよかったのか?もうちょっと変われるのではないのかと自問自答していくこと。そんな風に思えます。
こちらに来て半年がたちます。いろいろな人に出会いものの考え方、話し方、それには実にいろいろなバリエーションがあることを知ることができ、より生きているということを実感できる毎日を送ることができていると思います。さらに、このブログを通じて自分自身を見直すことができるのもいい機会を得ることもできました。
【Neurousurgery】
Temporal stemに関するfiber dissectionについての論文を読みました。前方にはuncinate fiber その直後にはInferior Frontooccipital Fasciculusが走行し、これらは優位半球ではsemantic systemに関与しているらしく、できるかぎり損傷を避けなければならないとの論文でした。(2010.3)

風邪

ここ何日かとても暖かい日が続いていたと思ったら、一転して吐息も白くなる気候に変わってしまいました。夜は雷が響きとても不安定な陽気です。そのためか、風邪を引いてしまいました。熱はありませんが、なんとなく体がだるく、今日は夕方早々に帰らしてもらい早めに寝ることにしました。明日からまた深部電極の患者さんを受け持つのでがんばらないとです。

センサス2010

こちらでは、日本の国勢調査にあたる、Censusというものがあります。これは10年に一回の全米の調査です。これには移民、一時居住者、不法移民すべて、記載しないとならない調査です。不法移民がこれに記載したからといって逮捕されたりすることはない、すなわちこの点についても法で守られているそういう調査です。そんなに難しい調査ではありません。氏名、年齢、など6項目の記載をすれば終了です。10年に一回の記念すべき時にアメリカにいたことちょっと驚きです。

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フェアウェルパーティー

今日をもって、てんかんセンターでやく半年間お世話になった日本人の先生とお別れです。東北大学よりこちらでMEG(脳磁図)の普及のためこられおよそ2年半滞在されていました。私もいろいろとお世話になりました。本当に寂しいものです。そして同時に日本に帰った際、学会などでお会いができるかと思うと楽しみに思います。今日はお昼MEG室に集まり、フェローやスタッフなどとお昼を食べました。もう来週には地球の反対側にいると思うと不思議な感じがしますが、今後のご活躍を心から祈念いたします。こうして人生の一時期をともにしたことを決して忘れません。
【Epilepsia】
NCSについての論文を読みました。NCSはいったい臨床発作領域とどういう関係にあるのでしょうか?この論文ははっきりいってこの答えに答えてくれるものではありませんでしたが、これからはじまる別のプロジェクトのいい参考となる論文でした。

テニス

今年初めてのテニスをしました。昨年の11月からオフシーズンにはいったので、かれこれ5ヶ月ぶりでしょうか?今日は快晴のクリーブランド、仕事を5時半に終え、家の近くのテニスコートで1時間ほど体を動かしました。やはり体を動かすことは気持ちがよいものです。隣のコートでは小学生たちがテニスをやっており、たまに話ながらプレイしました。
【Neurosurg Focus】
最近の脳深部刺激療法では、うつ病など精神疾患に対し、行われます。今日は前部帯状回の刺激が効果があったというToronto大学からの報告を読みました。辺縁系の一部である帯状回には情動に関する中枢があるのではとずっと思っています。

セントパトリックデー

今日は3月17日、町中が緑になる日です。アメリカはこの日は休日です。もちろんクリニックは通常通りの勤務です。(クリニックは年間5日の休日しかありませんので) 今日は、上司のネクタイも緑、技師さんも緑のシャツ、脳波を測定に来ていた子供は、シャツから靴下まで緑一色でした。セントパトリックデーは、もともとアイルランドの祝日だとか、よく意味はわからないのですが、ダウンタウンでは一日お祭りでビールを飲むようです。なぜアイルランド人のための祝日をアメリカでやるのかもよくわかりませんが、多国籍国家を反映しているのでしょう。
【Journal of Clinicla Neurophysiology】
左右の運動野のconnectivityに関する論文。片側の運動野を刺激すると反対側の運動野に誘発電位が現れるという論文。私の論文につかえそうなので読んで一応ストックしておきました。(2008)

キーホールTV

現代はインターネットの時代です。われわれの生活に必須のテレビ。こちらでもインターネットさえ接続していれば日本のテレビを楽しめることができます。通常のケーブルテレビでは、アメリカの一地方都市のクリーブランドで日本のテレビなど見れるわけがありません。どうしても見たい場合、どうしたらよいか?それはインターネットに答えがあります。それは、’キーホールTV’です。同じフェローにきいたのですが、これをダウンロードすれば、日本のテレビがリアルタイムで見ることができます。これは本当に便利!!。エリカ様がテレビに再登場したこともリアルタイムで知ることができました(笑)ただ、時間帯に注意!深夜に笑っていいともがやっています。
【Neuroimage】
どうしてもcingulumについて知りたくて、帰ってからこの論文を読みました。アスペルガー症候群でのDTIの研究です。(2009)このfiberは、前頭・頭頂・後頭・側頭を結びつける繊維ですが、おそらく、人間の全ての脳葉からのinputが入る唯一のfiberかもしれません。

サマータイムへ

3月14日の午前2時をもってこちらはサマータイムに変わりました。すなわち時計を一時間早めるということです。そのため、夜が長く感じるようになります。
前回11月にサマータイムが終わった時にも確かブログに書きましたが、この時間が変わる日はどうもなれません。前日まで元気でありましたが、昨日から体調がすぐれません。体にはもともと体内時計があるからでしょうか?船酔いしたような、時差ボケしたような感じです。実際サマータイムに変わるときには、心筋梗塞や脳卒中などの発症率があがるとか。できればこのシステムはやめてもらいたいです。
昨日も一日ごろごろして、後は論文を一日書いて過ごしていました。
【Neurosurg Focus】
Highly cited works in neurosurgeryという面白い論文がありましたので読みました。今まで一番引用された脳外科関係の論文100を紹介しています。見事一番になったのは、クリッピングについてのおそらく一番古い論文です。1968年のもので、1515回引用されています。他、有名な論文が並んでいます。7位にアミタールテストで有名な和田先生の論文。日本の片山先生の論文の17位に見られました。どんな論文が脳外科に貢献してきたのかこれをみるとよくわかりました。(2010.2)

ナイトタウン

今日は、仕事が終わってから、いま見学に来ている京大の看護師さんたちと一緒にお食事に行きました。クリニックの近くにあるナイトタウンというお店(アメリカンスタイルのお食事)にいきました。こちらではジャズを聴くことができます。今日はマイフェアレディなど数曲の生演奏がありレストランですが、ジャズバーにいるような気分になりました。あっという間にお酒と久しぶりのおいしいお食事とともにいい時間をすごすことができました。
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