クリーブランドクリニック 留学日記 -10ページ目

アメリカの洗濯事情

今日はこちらの洗濯事情をお話しましょう。
こちらにきて洗濯機も乾燥機も買うのかななんて思っていましたが、こちらのアパートメントにはほとんど下のように洗濯機・乾燥機が共用スペースについていますので個々の家で買う必要はありません。初めはすこし、他の家族と共有することに抵抗がありましたが、すでになれました。場所もとらない洗濯機のトラブルも解決してもらえる点でむしろ便利かもしれません。一回の使用料金は2ドル、専用のカードで精算します。洗濯機の右はじに洗剤をいれるところがあります。こちらはほとんどが液体洗剤ですので、洗濯の量に応じて洗剤・柔軟剤をいれ、ふたをしめ終わりです。後は30分待てば終了。便利ですね。私はだいたい洗濯物は週に一回ためておいて週末に洗濯しています。
日本に比べて洗剤の匂いがちょっときついかもしれません。
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これが洗濯機、、大量に洗濯物が入ります。

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左が液体洗剤、右が柔軟剤(日本でもおなじみのダウニーです)

アーミッシュ

クリーブランド郊外にはアーミッシュの方々が暮らす街があります。具体的にクリーブランドより西におよそ30マイルいったところにあるMiddlefieldなどの街です。今日はそこに行ってまいりました。アーミッシュはドイツ系移民アメリカ人です。宗教上の理由から現代文明を使わず以前より彼らの独自の生活スタイルで生活を送っております。自動車に乗らず、馬車で移動、電気も電話も使わない、自給自足の生活をしています。昨日も馬車をみることができました。カメラを向けると極度に嫌がるらしいですので撮っていませんが、独特の服装でとーっても長い道のりをひたすら馬車でゆっくりと移動していました。
こういう現代文明のない生活はわれわれにはまったく想像もつきません。何百年も前からこういう生活を質素に送ってきているので彼らには全く当たり前のことなのでしょう。私たちにはこういう生活は送ることはできませんが、現代文明のない世界では物事もとっても違ってみえてくるのでしょう。

いよいよ別れ

今週末、おなじリサーチフェローでセルビアから来ていたアレキサンダーが帰国します。昨日は最後の送別会をしました。いつもの脳波技師さんとフェローたちと語らいました。彼は、もちろん優秀ですが、それ以上にセルビア気質なのか、とても気性が激しいときもあったり、ユニークもきついときがありますが、私にとって彼はこちらに来て一番初めに会ったいわゆる外国人を感じた人です。もちろんわれわれ各個人を取り巻く社会状況・文化は違うわけですが、人間というカテゴリーの中におけるもっとも基礎的な部分は人種・民族は関係ないわけです。それを彼を通じて知ることができました。
私が日本にいたら、セルビア人など絶対知り合うことなどできないのですが、こうして彼を知ることを通じて、セルビアの国のこと、ヨーロッパの文化を知ることができました。本当にいい経験ができたと思います。


ベストホスピタルについて

アメリカでは、USNews社が毎年US Best Hospitalランキングというものを出しております。今年2010年もそのランキングがでました。こちらに そのランキングが載っております。神経科学・神経外科の領域でクリーブランドは全米6位に輝きました。ただし昨年が4位でしたので、ランクダウンになります。今日もフェローたちの笑い話で、お前が来たからランクが落ちただとか、だれだれのやる気がないからだ、など勝手な妄想で盛り上がっていました。確かに、てんかん外科の領域では、手術件数が明らかに減っている印象を受けます。それは、近場の某大学病院に流れているのか、それとも手術しつくしたのか、いつもこの手の話ではいろいろ推測がされますが、手術件数を増やすだけがいいのではなく、あくまでその内容が一番大切だと思います。それは、患者一人ひとりの立場にとって見ると、数%の合併症でも起こってみれば100%になるわけでして、クオリティーを維持しつつ件数を増やすことが大切だと思います。

日本からのお客様

留学に来ていて、何よりもうれしいのは、日本からのお客様です。私の大学の医局の先輩にあたる先生が遥遥ここクリーブランドに来てくださりました。久しぶりの再開でとてもうれしかったです。その先生も米国が好きな先生で、何度も米国にきているようですが、クリーブランドは初めてとのこと。クリーブランドの日本人の少なさに少し驚いていました。(私は日本人というカテゴリーに最近はとらわれなくなってきましたが、確かにそうです)夕食を一緒に食べながら久々にたっぷりと日本語を使い、日本の政治の状況、病院の状況などをうかがうことができました。そしてこちらの病院などもご案内する予定でいます。たっぷりとクリーブランドを満喫して帰っていただきたいものです。
お土産でいただいた水戸の梅干は特にうれしかったです。

新たな研究

こちらで、ようやくひとつの研究が一応目処が立ったので、もうひとつ研究を進めています。というか、共同研究も含め現在5つくらいのテーマをこなしております。このところ時間があったので、同じフェローと何人かのスタッフで昨日も今日も話し合いの時間を持ちました。もちろん自分が進めている研究なのですが、正直彼らの高度の話しになかなかついていけません。これは英語の問題なのか、本当に能力の問題なのか、わからなくなります。今日もよく話しがわからずぽかんとしていたら、日本のフェローは研究がすきじゃないのか?と釘を刺されました。だって、話しがわからないんだ、とは言えず終始苦笑いしていました。ここにきて、もちろん普通のフェローもいますが、さすが世界のクリーブランドクリニック、優秀な人が多いのも事実だと思います。
【Seizure】
今日のてんかんカンファでFCDの脳波パターンについて話があがっていまして、さっそく調べてみて見つけました。focal fast rhythmic activity に関する論文です。

ブロッサムフェスティバル

この時期のクリーブランドの楽しみのひとつは毎年夏に開催されるクリーブランド管弦楽団主催によるブロッサムフェスティバルです。クリーブランドの街よりおよそ40分南に行ったところにあるカヤホガヤフォールズという街で開催されます。そこには、大きな野外ステージがあり、芝生の上で各自自由なスタイルで音楽を楽しめます。
昨日行ってきました。
こんな感じ↓です。奥にステージ、その前にはシート席があります。芝生席は10ドル程度で入場でき、おのおの寝転んだり、ワインを飲みながら聴いたり、食事を食べながらと思い思いな形で楽しんでいます。
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昨日は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲、エルガーのエニグマ変奏曲、どちらも私の大好きな曲です。バイオリン協奏曲はGiora schmidtによる技巧的かつ叙情的な演奏でパーフェクト。エニグマは特に第9変奏が好きなのですが、遠い空、緑ににおいがこの9変奏にぴったりでした。大学時代に始めて聴いたこの曲は、今もなお新鮮に心にそして私の内側側頭葉の海馬に沁みてきました
【Brain】
有名なUKのてんかんセンターの皮質刺激に関する論文でValentinの有名な論文を同じフェローから紹介され読みました。これはいい論文!!

ヨットクラブ

今日も快晴のクリーブランド。今日はUH(University Hospital)に移動されたDrTのお誘いでヨットクラブに行ってきました。ダウンタウンに程近いwest sideにある、会員制のヨットクラブedgewater yacht club でした。駐車場に着くと、紹介できたんです、って怖そうな黒人の係員に言うと、すぐさま表情がかわり、こちらへこちらへと、案内されました。下の写真がマリーナの写真、後方にクリーブランドのランドマーク、キータワーも見ることができます。今日はDrTのヨットに乗せてもらえるかと思ったのですが、
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みんなで下のような感じでビールとおいしいシーフードを楽しみながら語らうこと数時間、結局ヨットに乗らずじまいでした。また、これもこれで時間の使い方なんでしょう。事前に何度も乗るのか?乗らないのか?をしつこく聞くと、天気次第、その状況で決めようなんていわれましたが、まあこのような考えはあまり日本人向きではないですね。
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今日はtroutのサラダと、tunaのパスタをいただきました。

オンコール

てんかんセンターにはオンコール制度があります。すなわち夜間・休日などの救急や入院患者に対応するためフェロー・そしてスタッフの2名体制の輪番制でオンコールをしています。ただ、そのオンコールという体制はフェローにとって大変なものです。オンコールとは言葉のとおり、何か呼ばれたときに対応するという存在で、実際自宅で待機してもいいことになっています。
しかし、これは大変だって思いました。こちらは3連休だったのですが、僕もデータをまとめに毎日病院に行ってたのですが、いつも同じフェローが黙々と脳波を読んでいました。そしてスタッフも付き合っていました。聞いたら一晩で10名程度の脳波を読んだとのこと。それも長時間脳波もあり大変そう、さらに救急のコールもひっきりなしでした。3日連続なんておかしくなりそうです。。
僕自身も日本にいたとき当直をしていたのでこのつらい気持ちはわかります。こういう大病院では、どっかで誰かがこういう裏方の仕事をしなければならないのでしょうが、仕事量もはんぱじゃないですね。こりゃ。

7月4日

今日も一日が終わろうとします。
7月4日、ここではとても印象深い日です。1776年アメリカが独立宣言を公布した日です。どの家もアメリカ国旗を掲げ、テレビをつければ、Happy Independence day一色でした。夕方には花火を打ち上げ、本当にアメリカ国民がこの日を心から祝っていることがよくわかります。日本では、いつが国家が成立した日なのかわかりませんが、新しい国だからこそ、このように国をあげて、みんなで祝い、アメリカに生まれ育ったことを誇りに思うのでしょう。
そして、もうひとつ印象深いこと。それはDrKの誕生日です。37年前に母親に産んでもらったことに感謝したいと思います。アメリカにきてから、私の誕生日が7月4日であることで皆笑顔で喜んでくれて、ラッキーだったことが何度もありました。独立記念日に生まれたことに感謝したいとおもいます。